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コラム

【2019版】動画配信システムの仕組みと業者選び比較のポイント3選

【構築業社比較】動画・ライブ映像配信システムASPの仕組と比較点3選

動画配信システムとは? 動画配信システムとは、文字通り動画を配信するためのシステムです。 ”YouTubeとは何が違うの?”と思われがちですが、基本的には誰でも閲覧できる状態を避け、特定の組織内限定で配信できる点(クローズド配信)や、企業が動画を販売する(単品販売の他に月額制動画配信サービスの提供など)目的で利用される、高機能な配信システムのことを指します。 利用者は企業が中心ですが、大学や専門学校といった教育機関ほか、もちろん個人でも利用されています。 そんな動画配信システムですが、サービスを提供している企業はたくさんあり、どこの、どんなシステムを選べば良いか難しいですよね。 そこでこの記事では、動画配信システムの導入を検討している方のために、業者選びのポイントと動画配信システムの仕組みをご紹介します。 関連記事:動画配信プラットフォームとyoutubeの違いは?できることや活用事例を紹介 動画配信システム構築業者選びのポイント・比較方法 企業ごとに特長が違う動画配信システム。業者選びで重視すべきポイントや比較方法とは? ポイント①目的を達成できる機能があるか 利用者によって、動画配信サービスを導入する目的は大きく異なりますよね。 店舗での集客、学校などでの情報発信・共有、社内での会議や研修など動画配信システムを活用してできることはさまざま。 多様に活用できるからこそ、闇雲にサービスを探す前に、なぜ自社で動画配信システムを導入するのかはしっかりと考える必要があります。皆さまが、今回動画配信システムを利用したい理由はなんでしょうか? もし企業内で、社外秘の情報を社内共有として動画配信するなら。情報流出は絶対に避けなければいけませんから、どれだけセキュリティがしっかりしているか、を考える必要があります。商品の販売が目的なら、ECサイトを作れる機能はあるのか?管理画面は使いやすいのか、決済方法は?など、目的から必要な機能、ほしい機能を掘り下げてみましょう。 もし少しでも難しそうに感じたら、弊社にご相談ください。弊社では動画配信システム導入のサポートもしておりますので、利用目的をお伝えいただければ、ご説明させていただきます。ぜひ、お問い合わせください。   ポイント②DRM(デジタル著作権管理)などセキュリティ対策は十分か 動画配信システムで、最も重視すべき機能はDRM(デジタル著作権管理)です。 動画に含まれる情報の中には、外に漏らしてはいけない、簡単に流出しては困る内容が含まれていることがありますよね。 たとえば、経営に関する情報や、社内の機密情報などが、動画配信システムを導入したことで逆に漏洩してしまったら…利便性を求めて行った施策が、大きな損害に繋ってしまうことになりかねません。そういう事にならないためにも、動画コンテンツに、セキュリティ対策を行えるシステムかどうかは選ぶときの大事なポイントでしょう。 弊社の動画配信システム「admintTV Basic」、「admintTV Portal」なら、その点も安心です。 Widevine、fairplay、Playreadyの、主要三社のDRMフォーマットに対応した動画データの暗号化により、配信をサポートいたします。そのため、弊社の動画配信プラットフォームから配信する動画コンテンツのセキュリティは、万全と言っても過言ではありません。 ポイント③導入サポートが充実しているか もしも、なんとなく目についた、聞いたことがある社名だから、という理由で配信業者を選んでしまい、契約・導入したものの、何をどうすればいいのか分からず、困ってしまう、なんて事になったら。まずい事になってしまいますよね。 そうならないためには、やはり、動画配信システムを導入する際のサポートが充実しているかどうか、しっかりチェックするべきです。 確認方法は、動画配信業者さんに電話やメールで問い合わせをしてみるのが一番。スタッフの丁寧さや知識の豊富さを、まずは各社に問い合わせて比較。それから、打ち合わせをして詳しい説明を受けるというのが、動画配信を始めるための安心な道のりと言えるでしょう。 弊社でも、お問い合わせはメールでもお電話でも受付しております。気になることがありましたら、お気軽にご連絡ください。 動画配信システム構築10年の実績-動画配信システムadmintTV Basic・admintTV Portalの機能とは DRMの項目でも触れましたが、弊社デジタルクルーズでも動画配信システムadmintTV Basicに動画コンテンツ販売を可能とする、ポータル構築機能が搭載されたadmintTV Portalを提供しております。弊社の各システムは、世界標準の最新機能を搭載する動画配信システムでありながら、業界平均よりも低価格。そんなadmintTV BasicとadmintTV Portalに搭載されている機能をご紹介させていただきます。 admintTV Basicの機能 admintTV Basicにはたくさんの機能があります。ここではそのいくつかを簡単に紹介しましょう。 ①ユーザー(視聴者)の動画を観る時に便利な機能 ユーザーが動画を観るにあたっての便利な機能を一部ご紹介します。 ・VOD配信:ユーザーが時間を問わず、いつでも動画を観ることができます ・可変速再生:動画の再生速度をユーザーのお好みで、自由に変更できます。 ・マルチデバイス視聴:パソコンでもスマートフォンでも、再生機を選ばずにインターネットに接続しながら、動画を観ることができます(Windows、Mac、iPhone、android、androidSTB、IPTV-VODなど) ・HTML5 Player:プラグイン無しでブラウザ上で動画を観ることができます。 ②配信をするにあたっての機能 動画コンテンツ配信をされるお客様にとって便利な機能です。 ・大規模ストレージ:お客さまのお持ちの動画コンテンツを、低価格でほぼ無限大に格納できます。 ・アップロード: さまざまな形式の動画ファイルに対応しているため、配信用動画コンテンツのアップロードがカンタンにできます。 ・コンテンツ管理:アップロードした動画コンテンツは、ディレクトリ別に管理できます。動画の数が多い時など、把握するのにとっても便利。 ③その他の便利な機能 その他にもadmintTV Basicには便利な機能がございます。 ・API連携:動画コンテンツ配信ビジネスに必要な、さまざまなプログラムやソフトウェアの機能を共有でき、いちからプログラミングする必要が無くなります。 ・視聴分析:動画コンテンツの再生回数、視聴時間などを解析できるので、今後の対策の参考にできます。 ・360°VR動画:360°VR動画もVODにてストリーミング配信できます。 ④セキュリティ・アクセス制限に関する機能 admintTV Basic・admintTV Portalが特に強い部分です。 ・DRM: Widevine、fairplay、Playreadyの主要3社のDRMフォーマットに対応した動画コンテンツの配信ができます。 ・ドメイン制限: 動画コンテンツの分類ごと(フォルダごと)に、アクセス元のドメイン制限を設定できます。 ・OneTime URL: 一定時間のみ有効な、時間限定の動画再生用URLを作ることができます。 ここで紹介した機能は、ごく一部です。弊社の動画配信システムに関してもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらからadmintTV Basicの詳細をご確認ください。 動画配信システムadmintTV Basicの仕組みと配信方法 それでは、admintTV Basicの仕組みと使い方はどのようなものかをご説明しましょう。 お客さまがWebブラウザ上の管理画面からadmintTV Basicに動画コンテンツをアップすると、自動的にその動画コンテンツのURLが出ます。 それをご自身のWebサイトのソースに埋め込んで頂ければOK、とこんなにカンタン。 admintTV Basicのプラットフォームを経由する際DRMにも対応し、自動的に観る人の視聴環境に合わせた配信(マルチデバイス視聴可能)となるわけです。 admintTV Basic・admintTV Portalは構築・導入事例も豊富 今回ご紹介したadmintTV Basic・admintTV Portalは、導入事例もたくさんございます。 最後に、その導入事例を簡単にご紹介しましょう。 事例①有料会員向けのセミナーをライブ配信-ライブ事例 admintTV Basicのライブ配信機能でセミナーを実施した事例です。遠方にいるため会場に来られない方にも、スマートフォンやパソコンで同じ情報を提供することに成功しました。 詳しくはこちら 事例②大手不動産サイトでお部屋の中を動画配信-VOD構築事例 大手不動産サイトだと、全国に物件をお持ちです。admintTV Basicのプラットフォームを活用することで、全国のお客様へどこでもお部屋の様子を動画でより分かりやすくお伝えすることが可能になりました。 詳しくはこちら 導入事例に関しては、これ以外にも随時追加していっております。詳しくは導入事例一覧からこちらでご確認ください。 動画配信システムの導入事例をもっと見る admintTV Basic・admintTV Portalなら安心!迷ったらまずはご相談を 初めて動画配信システムを導入、構築するにあたっては、「気づけば不明な点がたくさんある…」「うまく動画配信ができるのか、手順が複雑だったら…」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。 デジタルクルーズでは、動画配信システムの導入に迷われている方のために、お電話でもメールでもご相談も受け付けており、動画配信システムご契約後の導入支援などの総合的なサポートも行なっております。 少しでも気になる点や不明な点などございましたら、どんな些細なことであっても大丈夫です。ぜひ、お気軽にご相談ください。 活用シーン admintTV Basic、admintTV Portalの特長の一部をご紹介。 多岐にわたる、お客さまと視聴者のことを考えた、便利な機能がいっぱいです。 直観的で簡単な操作でできる管理画面。ビジネスでの動画利用に必要な、最新機能がそろっています。 OTT 大きなデータの配信も快適に!大容量動画販売ビジネスを多様にサポート 詳しくみる Live Viewing 安定したライブ配信を可能に!見る人も配信する人も満足の視聴環境 詳しくみる 社員教育やネットセミナー 研修や社員教育も安心! 機密情報を守れる動画配信 詳しくみる 外部リンク機能 動画コンテンツ配信ビジネスのさらに先! 外部サイトにリンクで、販促ビジネスも 詳しくみる Eラーニング 学ぶ人にも配信する人にも!便利でセキュリティも万全 余白 詳しくみる 商品&サービス紹介 販促効果を高めたいなら、やはり動画!商品やサービスの魅力を一目瞭然に 詳しくみる 会社紹介 貴社の良さを動画とDRM(デジタル著作権管理)でアピール!セキュリティ面でサポートします 詳しくみる » 続きを読む

2021/1/21

【法人向け】eラーニング動画を作成販売配信する方法とポイント

【法人向け】eラーニング動画を作成販売配信する方法とポイント

近年、eラーニングを導入する学習塾や趣味の教室が増えてきています。学びたい事を場所を選ばずに勉強できるeラーニング。ご自分の知識や経験を活かしたい方の中には、eラーニングの動画コンテンツ配信に取り組んでみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、eラーニングを行うにあたっての始め方と販売方法に関してご説明していきます。 eラーニングとは? 企業研修や英語学習ほか、最近耳にする機会も増えたeラーニングという言葉。 簡単に説明すると、インターネットを介して、動画コンテンツを閲覧しながら学ぶ学習方式のことを指します。通信教育や社内研修などで用いられることが多く、近年では学校の授業にもeラーニングが導入されることも増えてきました。 そんなeラーニングを利用することのメリットは、どのようなものでしょうか。 ・指導者と受講者が同じ場所にいなくても講義が可能 ・双方向のコミュニケーションもとれる ・講義内容を何度も見返すことができる ・受講者が時間を選ばず、好きな時に学ぶことができる ・教育の質の平均化 ・受講者の学習進度を管理することができる 逆にデメリットとしては以下が考えられます。 ・受講者の意欲の維持が難しい ・インターネット環境が無いと学ぶことができない ・実技がある講義では、習得が難しいものもある 講義を行うシステムにもよりますが、これらが多いのではないでしょうか。 通常の研修や講義では、受講する人数に合わせた場所の確保や、その空間に合わせた機材の準備などもネックとなるため、eラーニングは非常にメリットの大きなシステムと言えます。 また、かつてのeラーニングでは、インターネットを使ってテキストを配信する形を取ることが一般的でしたが、インターネットの発展に伴い、現在ではテキストの配布に併せて動画を使用した講義が多くを占めるようになりました。 これにより文字だけでは伝えきれない講義の細かい機微や実技の詳細が伝わりやすくなり、eラーニングはますますの躍進を遂げています。 本記事では、そんな動画コンテンツを使ったeラーニングの導入をご検討中のご担当者様に向けて、導入方法とおすすめのシステムを解説致します。 企業でeラーニングが注目されている理由 企業でeラーニングが注目されている理由は多岐にわたります。まずはコスト効率の面です。従来の対面式研修に比べ、eラーニングは社員の移動費や会場費等を大幅に削減できます。さらに、一度作成したeラーニング教材は繰り返し利用可能であり、メンテナンスコストも低く抑えられます。 次に、時間と場所の柔軟性が挙げられます。eラーニングはインターネットに接続さえできれば、場所を選ばずどこでも学習が可能です。これにより、社員は自分のペースで学ぶことができ、仕事と学習のバランスを取りやすくなります。また、グローバルに展開する企業では、各国の社員が同じ内容の研修を受けることができるため、一貫性のある教育が可能なメリットにも注目されています。 さらに、学習内容のカスタマイズ性も大きなメリットです。eラーニングでは、各社員のスキルレベルや役職に応じたカリキュラムを提供でき、個別のニーズに応じた学習が可能となります。これにより、学習の効果が高まり、社員のスキルアップが促進されます。 これらの理由から、企業でeラーニングが広く注目され、導入も進んでいます。 eラーニングサービスの始め方 それでは早速eラーニングを始めるにあたって必要なものと、その準備について見ていきましょう。 講義の内容・方式の決定 当然のことではありますが、まず「研修にあたって何を学んでもらうのか」「自分が何の教室を開きたいのか」というeラーニングの講義の内容を明確にしておかなくてはいけません。 また、講義をするにあたってどのような方式を取るかもこの段階で考えておくべきでしょう。 ・講義の題材 ・講義の方式 動画コンテンツ配信形式のみとするか、テキスト(スライドなど)と動画の併用とするかなど ・定時の配信講義とするか、受講者の好きなタイミングで講義動画を確認できるようにするか ・リアルタイムでの双方向のやりとり(質疑応答の時間を設ける等)を行うか 研修や講義の内容にもよりますが、大体上記のような要素を、人員や機材、予算を加味して決定します。 講義のための動画の準備 講義を行う題材とどのような方式で配信を行うか決定したら、講義で配信する動画コンテンツを作成します。動画コンテンツを作成するに当たっては、どのような準備が必要でしょうか。動画コンテンツ配信を上手くいかす肝となるのは配信する動画コンテンツそのものですので、よく考えて作成する必要があります。 構成・脚本・絵コンテ eラーニングでは対象となる視聴者によって、動画コンテンツの門戸の広さが変わってきます。全くの素人の方にも問題なく学びが始められるように専門用語の説明から入るか、ある程度知識のある方を対象とするか、それにより講義の内容や順序だては変わる事もあるため、ターゲット別の構成は大変重要です。ターゲット別の構成を決めたら、構成に沿った脚本を作成します。 また、講義の内容によっては「講師が話す」だけのものであっても絵コンテを作る事をお薦めします。 とくに絵コンテをしっかりと決めた方が良いのは、他の資料と組み合わせる場合です。 フリップや教材を使用するタイミングもそうですが、パワーポイントのスライドから動画に移行し、またスライドに戻る、といった構成の場合、どのように流れを繋いでいくか撮影前に決定しておかなければなりません。また、撮影の順番や、映像の繋ぎ方を事前に考えておかないと、いざ組み合わせてみたときに尺が足りず、再撮影ということにもなりかねません。再撮影となれば、撮影人員のスケジュールや機材の調整、予算の増加なども必要となる場合もありますので綿密に準備しておく方が良いでしょう。 また、他の映像資料をワイプで動画内に埋め込む、キャラクターなどを映像合成し対話形式の動画を作成するなどの場合も、しっかりとした絵コンテがないと編集時に困りかねないので注意しましょう。 撮影場所 動画を撮影する場所を確保しましょう。 屋内で講義そのものを撮影する、といった内容であれば、必要な設備がある会議室やスタジオを借りたり、自社や自宅で撮影する事もできますが、屋外撮影などが必要であればそう簡単にはいきません。まずはその場所の撮影許可が降りるかどうかを調査・確認し、一度下見に行くことをおすすめします。野外撮影は私有地でない限り、警察署や管理者に申請や許可が必要なケースが殆どです。ちょっと凝ってドローン撮影を考えた際などは私有地でも場所により国土交通省に許可が必要になる事もあります。 野外撮影の際の下見で特に注意して見ておきたいのが、撮影場所の環境です。 例えば天気。光の具合によっては、せっかく撮影した動画が使用に耐えないこともあります。また、音声と映像を同時に録画する撮影の時には、音を聞こえづらくなるような工事などが周囲で行われていないか、建築物の看板や、撮影場所の交通量(車が映った際に車種が特定できるロゴやナンバープレートが入らないように)などにも注意を払って下見をし、動画編集時に困らないよう吟味しましょう。 動画の撮影が終わったら、それを編集して配信するための動画コンテンツに仕上げます。 用意する配信システムによって、配信できる動画コンテンツの容量、画面の大きさなどが変わるため、利用するシステムの仕様をよく確認しましょう。 動画配信システムの用意 採用したい講義の形式に合わせた動画配信システムを用意します。 動画配信のシステムを自社で一から構築する、ということも考えられますが、それには多大な時間とコストがかかります。 そこでご検討いただきたいのが、eラーニング用の動画配信システム導入です。 eラーニング用動画配信システムを選ぶポイント eラーニング用の動画配信システムを選ぶにあたって、チェックしたいのは以下のような項目です。 ・講義配信の形式に関するもの(動画コンテンツの配信、受講テキストファイルを受講者にダウンロードさせる など) ・双方向のやり取りに関するもの(受講者とどのようなやり取りが可能か など) ・学習進度の管理に関するもの(学習のチャプター管理、理解度テストなどが可能か など) ・動画コンテンツの配信におけるセキュリティ ・動画コンテンツのアップロードなどが分かりやすく簡単か ・受講者がどのような環境で視聴できるのか このような条件を考えたとき、自信をもっておすすめできるのが当社のサービス、admint TV Portalです。 admintTV Portalでできること admintTV Portalでは、eラーニングに最適な、以下のような機能が使えます。 ・受講者視聴時の再生速度の変更 ・リアルタイムでの配信 ・クラス別、レベル別の視聴制限 ・DRM(デジタル著作権管理)による動画コンテンツの流出防止 ・eラーニング専用オリジナルポータルサイトの構築 これにより、社内向けの研修用動画コンテンツの配信はもちろん、エンドユーザー向けの趣味・学びのためのオンライン講座含め用途を問わず、eラーニングのサイト構築と運営を行うことができます。 受講中の双方向のやり取りに関しては、当社では現在取り扱っておりませんが、講座の終盤に行われる質疑応答よりも、一旦疑問点をまとめてから問い合わせる形を取ることで、受講者は気兼ねなく複数の質問をまとめられ、また、開催者も時間を気にせずに応答ができる事からメールやチャット、質問スレッドなどを設ける形を取るでも問題無いと思われます。 そのほか、研修や講座のライブ配信も当社で担当させていただく事が可能ですので、詳しくはお問い合わせください。 これからのeラーニング 2020年から日本が見舞われている新型コロナウイルス禍のもと、ネットワークを使ったテレワークなどが結果として躍進を遂げました。 実際に導入してみることで、その利便性や欠点を知ることになった企業も多く、今後もそれらのリモート技術は発達し、より一般的になっていくことでしょう。 そんな中で、遠隔で場所や時間を選ばずに学びを得られるeラーニングもまた人々の生活の中に浸透していくサービスとなることは、予想に難くありません。 この機にeラーニングのビジネス展開、社内展開をお考えであるのなら、ぜひadmintTV Portalの利用をご検討ください。お問い合わせは無料ですので、お気軽にどうぞ。 » 続きを読む

2020/12/24

企業向けの動画配信サービスを選ぶポイントは?導入するメリットも解説

企業向けの動画配信サービスを選ぶポイントは?導入するメリットも解説

総務省によれば、スマートフォンやタブレットといったデバイスの家庭普及率は94.8%と非常に高く、家庭に1台以上あるのも珍しくありません。そのため、動画を視聴する機会は格段に増しており、さまざまな理由で動画配信を取り入れる企業様も増えてきています。 そこで今回は、企業が動画配信を導入するメリットや動画配信サービスを選ぶ際のポイントについて解説しましょう。 関連記事: 動画配信プラットフォームとYouTubeの違いは?できることや活用例を紹介 企業が動画配信を導入するメリット まずは、企業が動画配信システムを導入するメリットについて解説しましょう。これは、大きく2つあります。 メリット1・一度に多くの情報を伝えやすい 動画配信は音声・映像・文字(映像内の記述・テロップ)という3つの要素で構成されている事が多く、一回の配信で聴覚(気づきやアクセントとなる音響効果や心情を揺さぶるBGM、映像の内容を説明し、補助するナレーション)・視覚(直観的にわかる画と理解を深める文字情報)に訴えかけられるため、一度に多くの情報を見る人に伝えたり、印象付けたりすることが可能となります。 例えば、商品を売り込むにあたって、商品の組み立て方や使い方説明などは、手順と図解を書いた紙を見ながら理解するのと、ナレーションにて説明を、映像にて工程を見るのとでは段違いに理解や効率が違うと言って良いでしょう。 また、商品を実際に使った方の感想を見て、購入を考えるという方も多くいらっしゃいますが、そういう方には使用感の感想動画で訴求するのも効果が高いと言えます。他にも商品・製品の原材料や成分をわかりやすく解説したり、企業としてのイメージや社長の思い入れをメッセージとして伝えるなど、さまざまな用途に、多くの情報を詰め込んで、動画は発信できるのです。 ポスターや商品広告などの紙媒体は視覚のみ、ラジオなどでは聴覚のみ、動画が用いられるのはテレビだけというかつてと比較すると、インターネットが発達した現在の、動画による訴求効果は計り知れず、見る人へ一時に伝えられる情報量は格段に違うと言っても過言ではないでしょう。 メリット2・配信化することで情報を共有しやすい 動画コンテンツを作成したら、その動画を企業内で共有した方が業務上効率が良くなることも多いですよね。 動画コンテンツを社内配信する事で、離れた国や地域の支社や支部でも、インターネットを介していつでも簡単に同じ情報を共有できますし、動画配信が複数の端末で対応しているなら、外回り中の社員が営業先にその動画コンテンツを見せることで、自社の製品などをアピールするための説明に使う事もできます。そのほか、社外秘情報を動画で共有したり、株主総会で発表する内容を、参加できなかった株主様方に共有したりなども可能になります。 動画配信は企業様にとって、さまざまな事に使える1つのツールと言えましょう。 企業がインターネット上で動画配信するための4つの方法と特長 では、企業で動画配信を行うにあたって、何をどうすれば良いかを説明していきましょう。まずは、動画配信を行う方法です。企業がインターネットで動画配信をするには大きく分けて4つの方法があり、それぞれ特長が異なります。順番に解説していきましょう。 1.無料動画配信サイトに投稿 1つ目として最もイメージしやすいのは、YouTubeやニコニコ動画といった既存の動画配信サイトや、InstagramやFacebook、Twitterなどの動画を共有できるSNSの自社チャンネルやアカウントに動画コンテンツを投稿する方法です。 これら既存の動画配信サイトを使う最大のメリットは、それぞれのポータルサイトやアプリケーション自体がすでに多くのユーザーを獲得しているため、企業の情報が拡散されやすいことにあります。 Facebookの月間利用者数は約24億人、YouTubeは約20億人で日本人は6,200万人が利用しています(※2020年10月調査時点)。 分母(利用者)が多いということは、情報が拡散されるときの効果がそれだけ期待できるということです。 また、YouTubeやInstagramは無料のため、コストをかけずにすぐに利用できる点もメリットと言えます(動画広告の出稿では無く、ここでは企業アカウント上での投稿を指します) ただし、無料配信サイトはセキュリティが万全とは言えず、動画配信後の管理も難しいため、動画コンテンツを勝手にダウンロードされ情報が意図せず拡散されてしまったり、また、マネタイズ(収益化)を目的とする際は、そのプラットフォーム(動画をアップする各所)の仕様に合わせるほかない、といったデメリットもあります。結果、「企業アカウントでしか見られない」という動画コンテンツの希少性が下がってしまったり、権利を侵害される可能性が無いとは言えません。 関連記事: 動画配信プラットフォームとYouTubeの違いは?できることや活用例を紹介 2.企業向け有料動画配信システムを利用 2つ目は企業向け有料動画配信システムです。企業向け有料動画配信システムとは、特定の一部の人のみを対象とした配信機能や、高いセキュリティ対策、動画でのマネタイズ方法を選べるといった機能の搭載されたシステムです。 一般的な機能の一例  会員限定のファンサイトなど、視聴者を制限した配信が可能  大規模配信でも安定した配信・再生が可能  動画配信システムのカスタマイズに対応可能  社員向けのクローズドな動画配信など、機密性の高い情報のセキュリティ対策が強固 また、無料の動画配信システムとは違い、一部カスタマイズが可能なケースもあり、より自社の目的に合った効率的で使い勝手の良いシステムを用意することができます。 無料動画配信サイトは万人向けのため、誰でも使いやすい反面、独自性が薄く、サポートが不十分だったり、利用規約が絶対であり、抵触すればアカウントごと削除されるケースもあるというデメリットもあります。ですが、企業向けの有料動画配信システムを提供しているサイトはこれらのデメリットを解消しているケースが多く、動画コンテンツの内容などにも制限が設けられていないものもあります。 ただし、企業向け有料動画配信システムは、有料というだけにもちろん費用がかかります。それゆえ、目的によっては無料動画配信サイトで十分という場合もあるでしょう。 そもそも企業で動画配信システムを利用する場合、自社の本当の目的や課題を明確にした上でそれぞれの会社に好ましい形での運営を続けるのは、非常に難しかったりします。 無料の動画配信サービスでは企業向けの個別サポート対応は基本的に行なっていませんので、自社に合うシステムを望んだとしても、叶わない事が多い事でしょう。そのため、もし貴社で動画配信サービスを本格的に検討するならば、まず一度有料の動画配信システム構築サービスの運営会社に問い合わせてみて、アドバイスをもらうことをお勧めします。その結果、無料で十分ならば無料のシステムで良いと思いますし、自社だけでは発見できなかった課題や本当の目的を見つけられたのであれば、有料の動画配信システムを検討しても良いと思います。 デジタルクルーズ株式会社では動画配信システムのadmintTVと、admintTVにポータルサイト構築、販売・収益化の機能を加えたadmintTV Portalをご提供しています。当社では、常に世界標準の最新機能動画配信システムの構築を続けてきました。ご興味のある方、少しでもわからない点やアドバイスが欲しい点がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。 3.自社サーバ・自社システムを設立 3つ目は文字通り、自社でサーバを設立、システムを構築し、動画配信を始める方法です。それには自社で動画配信に必要なサーバやスタッフが必要となり、システムを構築・運営するための莫大な投資と人員が必要となります。一から構築するという事は当然、どのような機能を盛り込むかなどを吟味してその目的に沿ったプログラミングをする必要がありますので、手間も時間も相当にかかることとなります。 そのため、3つの方法の中では一番大変な方法と言えるでしょう。ですからまずは当社のような動画配信システムを提供している会社にお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。その上でどうしても自社で独自に開発したい、といった明確な理由がある場合、自社での設立・構築をご検討いただいた方が良いように思います。 4.クラウドストレージを利用 クラウドストレージに動画をアップロードし、社内で共有する形でも動画配信が可能です。 例えば、Googleドライブにて動画をアップロードし、「共有」から挿画を送りたい相手のメールアドレス等を入力するだけで共有することができます。 「アクセスできるユーザー」の設定も可能なため、安全性は高いと言えます。しかし、「一般的なアクセス」の設定を「リンクを知っている全員」にした場合、リンクの流出により動画が出回る可能性もあるため注意が必要です。 コストをかけずに動画を共有することが可能ではありますが、デメリットとして容量の大きい長時間動画の配信を行うことは難しいといえます。また、配信サイトの構築や決済機能もないため、あくまでも「共有」を目的とした利用方法です。 企業向け動画配信システムの選ぶ際のポイント ここまで、企業が動画配信を始めるなら、無料動画配信サイトと企業向け動画配信システムの利用という2つが主な方法になることをご説明してきました。ご紹介した通り、どちらもメリット、デメリットはありますので、目的に合う方を選べば問題ないでしょう。次に、企業向けの動画配信システムを選ぶ方のために、その選び方のポイントをご紹介していきます。 ポイント①コスト-初期費用-ランニング費用 企業向け動画配信システムは有料サービスが主となっており、初期費用に加え(無料の場合もあります。)従量課金、固定課金、固定課金+従量課金のいずれかの形態を取っています。 有料の動画配信システムとなれば、大規模アクセスに対応できるようにCDN(Content Delivery Network:一つのコンテンツを、 複数のユーザーの端末に効率的に配布するために使われる仕組み)を利用していますが、動画の配信量によっては制限がかかってしまう場合があります。 動画配信に費やせる予算が決まっている場合は、見積もりの範疇で動画配信が可能かどうか、あるいはどのような支払い形態なら無駄を省けるのか検討した方が良いでしょう。 ポイント②配信方式 また、動画を配信するにあたっては配信方式も考えなければなりません。ですが、「配信方式」と一口に言ってもピンと来ない方も多いのではないでしょうか。動画の配信方式は大きく分けて3種あります。以下に、その3種類を簡単に解説していますのでご参照ください。その3種類を踏まえた上で、目的にあった配信方式を選んでいただくと良いでしょう。 関連記事: 【法人向け】動画配信方法の種類と仕組みを徹底解説!オススメの配信方法は? ダウンロード配信 ダウンロード配信とは、映像や音声を閲覧者の再生端末(PCやタブレット、スマートフォンなど)に動画コンテンツをダウンロードしてから視聴する配信方式になります。ダウンロードが完了していれば、インターネットと繋がっていない環境下でも、配信先が動画を削除しても続けて視聴できます。 動画の容量にもよりますが、ダウンロードが完了するまでに時間がかかるのと、ダウンロードした動画コンテンツのコピーが比較的容易であるなど、著作権侵害の可能性というデメリットがあるため、ダウンロード配信をメインにする企業は多くありません。 プログレッシブダウンロード配信 プログレッシブダウンロード配信とは、映像や音声などのデータをダウンロードしつつ、同時に再生する配信方式で、YouTubeはこの方式で配信を行っています。 後述するストリーミング配信に近いですが、動画データを再生端末に保存しながら再生するため、再生端末に動画コンテンツのデータを保存できることが特長です。ですが、通信速度が遅いとキャッシュが溜まるまで動画が止まってしまったりする、ダウンロード配信と同じく動画コンテンツのコピーができてしまうデメリットがあります。 ストリーミング配信 ストリーミング配信とは、映像や音声などのデータを再生端末に転送しながら、同時に再生をする配信方式です。プログレッシブダウンロード配信と似ていますが、ストリーミング配信では再生端末でできるのは飽くまで動画コンテンツの再生のみ、再生端末上に動画コンテンツのデータが保存されない事がポイントになります。ストリーミング配信は、大規模配信にも対応可能で、DRM(デジタル著作権管理)と組み合わせることでセキュリティを高めることができます。 デメリットとしては、他の2つの方式よりも端末、回線の負荷が高くなることですが、昨今の回線環境の向上により、大きな問題にはなりにくいと思われます。 ポイント③他システムと連携しやすい動画配信システムかどうか 企業向け動画配信システムを選ぶ際は、他のシステムと連携しやすいのかも注目すべき点です。動画配信システムによってはAPI(Application Programming Interface:簡単に言うと、プログラムやソフトウェアの機能を共有する仕組みのこと。使いたい機能のプログラムがAPIとしてあれば、その仕組みを借り受けすることができる)を公開していることもあり、他のシステムとの連携を考えているならAPIの種類を確認しましょう。 動画配信システムを導入する場合、閲覧情報取得などの仕組みが必要になってきます。ご利用になる動画配信システムに必要なサービスが搭載されているか、無い場合はAPI連携ができるかどうかは、動画配信を行うにあたっての使い勝手を左右する重要なポイントとなります。 また、動画配信システムによっては決済機能や会員管理機能が付いたサービスもあり、決済機能があれば収益に直結した動画配信を始められるため、大きな利点と言えます。 ただし、これらの機能は別途有料になる場合がありますので、ご注意ください。 サポート部門の対応 動画配信を視聴する時間帯は、それこそ視聴者のライフスタイルによって異なります。一般的に、朝の通勤時間帯である6時30分~8時30分と帰宅してからの19時30分~21時30分が視聴されやすい時間帯となります。 利用されやすい時間帯ということはトラブルが起きやすい時間帯ということでもあります。動画配信サービスによって対応は異なりますが、トラブルの起きやすい時間帯に、どのようなサポートが対応可能なのかもチェックすべきで点と言えます。 まとめ 企業向けの動画配信サービスを選ぶポイントと導入するメリットを挙げてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。動画配信を考えるにあたっての参考として、少しでもお役に立ちましたなら幸いです。 当社がご提供するadmintTV、 admintTV Portalは、お客さまの動画配信ビジネスを手厚くサポートするサービスです。配信サイトの構築や動画コンテンツの配信、安心のDRM機能、複数の決済機能など動画配信ビジネスで必要な要素を低コストでご提供しております。 動画配信ビジネスでお悩みの方は、ぜひ一度当社へお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。 » 続きを読む

2020/11/14

【法人向け】動画配信方法の種類と仕組みを徹底解説!オススメの配信方法は?

【法人向け】動画配信方法の種類と仕組みを徹底解説!オススメの配信方法は?

従来のインターネットコンテンツは、画像とテキストから構成されるものが一般的でした。 しかし、技術の成熟と必要なツールの一般化により、現在では動画配信が主流になりつつあります。 特に10代の6割以上が毎日動画を見ると言われる現在、将来を見据えていち早く若年層への認知訴求を考えるならば、動画コンテンツへの取り組みに着手することは急務と言えます。 ここでは、動画配信方法の種類とそれぞれの仕組みについてご紹介します。 動画配信をお考えの法人のご担当者様に、ご参考頂けましたら幸いです。 動画配信は主に3種類 現在使われている動画配信の方法は、主に3種類に分類されます。 まずはこれらの方法について見ていきましょう。 ダウンロード配信 ダウンロード配信とは、動画のデータを利用者の端末(PC、タブレット、スマートフォンなど)に動画コンテンツをダウンロードしてもらい、手元の端末に保存されたデータで動画を見る、という配信方法です。 ダウンロード配信のメリットとしては、端末に動画コンテンツを保存している状態となるため、インターネットから切断されても動画を見られることが挙げられます。 一方、ダウンロードが完了してから動画を再生するため、見るまでに一定の時間がかかること、動画コンテンツは容量が大きいものが多いため、保存領域を大きく取られてしまう事が、利用者側のデメリットです。 加えて、配信側が何らかの対策を施さないと、比較的簡単に動画コンテンツのコピーが可能になり、著作権の侵害をされてしまう可能性があります。 メリット:インターネット環境がなくてもダウンロードしておけば閲覧可能で利便性が高い デメリット:利用者側の端末の保存容量をとってしまう プログレッシブダウンロード配信 プログレッシブダウンロード配信は、動画コンテンツのデータをダウンロードしながら再生することができる動画配信方法で、有名どころではYouTubeがこの方法,/span>で配信を行っています。 プログレッシブダウンロード配信は、ダウンロードが完了する前に再生が始まるため、利用者側の待ち時間が比較的少なく済みますが、通信速度が遅いとキャッシュが溜まるまで動画が止まってしまい、スムースに再生できないというデメリットもあります。 この方法の動画配信システムはかなり広く普及しているため、安価で構築が可能です。 しかしこの配信方法は、ダウンロード形式と同様に利用者の端末にデータを保存しています。そのため、少し知識があれば、コンテンツのコピーも簡単に出来てしまうでしょう。 メリット:利用者の待ち時間が少ない デメリット:通信速度が遅いと動画が途中で止まる ストリーミング配信 ストリーミング配信は、データを端末内にダウンロードせずにその都度端末上で動画コンテンツを再生する配信方法です。 当社のadmintTVでも用いられているこの配信方法は、他の2つの配信方法と比較して企業向けであると言えます。その理由について、次の項目で触れていきましょう。 企業の動画配信方法は主にストリーミング配信! ストリーミング配信は、多くの企業様のご要望に非常に合った動画配信方法です。 そのメリットとデメリットを解説していきましょう。 ストリーミング配信のメリット・プログレッシブ配信との違い 先の項目で触れた通り、ストリーミング配信はデータを順次ダウンロードせずにその場で再生を行います。 プログレッシブダウンロード方式との違いは端末にデータが保存されない部分です そのため、コンテンツをコピーされる、改ざんした上で再配信される、といったリスクを極力抑えることが可能です。 これは、企業配信の大事な商品である動画コンテンツを守る上で、大きなメリットと言えるでしょう。 ストリーミング配信のデメリット ストリーミング配信のデメリットとしては、他の2つの方式よりも端末、回線の負荷が高くなることが挙げられます。 しかし、現在普及しているPCやタブレット、スマートフォンであれば、余程の大容量データでなければ苦になりません。 また、回線についてもブローバンド回線(大容量のデータをやりとりが可能な回線。光回線もこれに含まれる)が主流の今、大きな問題にはなりにくいです。 5G回線の全国普及が待たれる今、ストリーミング配信形式にはますますの追い風が吹いていると言えるでしょう。 admintTV Portalならストリーミング配信対応の動画コンテンツ配信サービスをすぐに構築可能 当社がご提供するadmintTV Portalは、お客様の動画コンテンツ配信ビジネスを手厚くサポートするサービスです。 配信サイトの構築、動画コンテンツの配信、DRM(デジタル著作権管理)、決済機能まで、動画コンテンツ配信サービスを始めるのに必要なさまざまを構築・ご利用できます。 世界標準の最新機能を、自社開発由来の低コストでご提供致します。どうぞお気軽にお問合せください! » 続きを読む

2020/9/2

動画配信プラットフォームとYouTubeの違いは?できることや活用例を紹介

パソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末や、インターネット回線の普及に伴い、動画コンテンツは私たちにとって身近なものとなりました。 動画コンテンツの配信を行っているサイトも多数ありますが、その中でも最大手と言って差支えないのがYouTubeです。 何気ない日常を映したホームビデオから、アーティストのプロモーションビデオ、加えて教育用の資料まで、アップロードされている動画の内容は多岐に渡ります。 それは法人においても然り、YouTubeに動画をアップロードしている企業様も枚挙にいとまがありません。 しかし、ここでひとつご検討いただきたいのが、YouTube以外の「動画配信プラットフォーム」の活用です。 この記事をお読みになっている方の中には、YouTube以外の動画配信プラットフォームの必要性やYouTubeとの違いがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、動画配信をお考えの皆様に、YouTubeと「動画配信プラットフォーム」の違いについてご説明いたします。 動画配信プラットフォームとは? さて、「動画配信プラットフォーム」とはいったい何なのでしょうか? 簡単にいうと「動画を配信するためにインターネット上に用意された場所」のことです。 動画配信プラットフォームに求められる最低限の機能は次のようなものになります。 ・配信した動画を再生するためのプレーヤー機能 ・配信動画を再生端末に応じて最適化する機能 ・アップロードした動画の管理機能 動画配信プラットフォームは、無料のものと有料のもので大きく2つに分けられます。 無料で使用されるものの代表格がYouTubeであると言えるでしょう。 では、有料の動画配信プラットフォームは、YouTubeと何が違うのでしょうか? YouTubeとの違いはなに? YouTubeと有料の動画配信プラットフォームは、「動画を配信する場所」という意味では同じですが、もっとも大きな違いは、配信を行う場所そのものです。 YouTubeに動画をアップロードすることは、YouTubeという大きなサイトの一部に間借りをして、そこに動画コンテンツを置かせてもらうということです。 そのため、YouTubeの利用規約から外れるような使い方はできません。 また、YouTubeは巨大な世界的プラットフォームであることから、規模の大きさ、利用者の多さ、認知度の高さゆえ、YouTubeの動画コンテンツの違法ダウンロードが行えるサイトも残念ながら存在します。そのため、動画コンテンツの著作権が侵害されてしまう可能性が無いわけではありません。(もちろん、YouTubeが悪いわけではありません。そういうサイトがあるのだという事実をお受け止め頂ければと思います) これをお読みの方の中には、YouTubeで動画コンテンツの有料配信を行いたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、YouTubeは、2020年8月現在、有料動画配信を行うために、動画コンテンツのURLを販売したり、お金を支払った有料会員のみに公開するなどの行為を規約違反としています。もし、それを行った場合には、お持ちのYouTubeチャンネルを停止されたり、削除されてしまうのです。 対して有料の動画配信プラットフォームは、提供されているプラットフォームを自由にカスタマイズし、自社のサイトの一部のように扱うことができ(提供する会社により異なる場合があります)先に触れた最低限の配信以上の機能が備わっていることが多いです。また、サイトによりアップロードされた動画コンテンツの著作権を守るためのさまざまなセキュリティ対策をしているサービスも多々あります。 次の項目では、動画配信プラットフォームを利用する場合、どのようなメリットがあるのかを確認してみましょう。 動画配信プラットフォームを利用するメリット 有料の動画配信プラットフォームを利用するメリットには、次のようなものがあります。 カスタマイズ性が高く、収益化の方法を選べる 有料動画配信プラットフォームは、YouTubeのように他社のサイトに間借りして、そこのルールに従う、という使い方をする必要がありません。 そのため、広告配信などのあり・無し・タイミング指定などもできますし、当社のadmintTVなら、動画を視聴するためにアクセスできる権限を持ったアカウントの指定なども行えるため、動画コンテンツのURLを販売することも可能です。また、admintTV Portalをご利用になれば、動画コンテンツを販売するためのポータルサイト自体をご自身で作り上げ、決済含め、様々な機能をもって運営することが可能になります。 動画再生のアクセスログを分析し、マーケティングに繋げることができる YouTubeアナリティクスのように、多くの動画配信プラットフォームでもさまざまなアクセス解析の仕組みが用意されています。動画の再生回数はもちろん、アクセス元の地域、最後まで動画を試聴している人の割合、リンクの流入元など多数の項目を分析することができます。そのため、有効な広告の打ち方や顧客層の分析に大いに役立つでしょう。 また、それらの分析から、動画に差し挟む広告の傾向などを決定したり、分析に基づいて動画コンテンツそのものをより良くすることも可能です。 デジタルコンテンツの著作権を守るための機能を備えている 近年の動画配信プラットフォームでは、HLS※1やAES-128※2で動画コンテンツを暗号化して配信するなどデータを悪用されないための工夫をしているほか、さらにセキュリティを上げるためにデジタルコンテンツの著作権保護機能(DRM)を備えていることがほとんどです。例えば当社のadmintTV Portal、admintTVでは、動画コンテンツをアップロードする際にGoogle Widevine、Apple fairplay、Microsoft Playreadyの主要三社のDRMフォーマットに対応したデータの暗号化を行います。そして、動画コンテンツ配信時に自動的に視聴する方の環境にあわせて、いずれかの最適なDRMが動画コンテンツのデータを保護。すると、不正コピーや違法にダウンロードした動画コンテンツのデータは、再生自体が不可能となります。 これにより、コンテンツ資源の不正利用を防ぐことができるでしょう。 ※1データを細分化する方式 ※2 AES:2020年時点、アメリカで標準として採用されている暗号化の方式で、データをバラバラにします。 ※説明は簡略化しています。予めご了承ください。 ※Google Chrome、Android™、Widevineは、Google Inc. の登録商標です。※Firefox®は、Mozilla Foundationの米国およびその他の国における登録商標です。※「Microsoft® Internet Explorer®」、「Microsoft® Edge®」、「Microsoft® PlayReady」は、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ※Apple、iPhone、Safari、Apple fairplayは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。TM and © 2018 Apple Inc. All rights reserved. ※その他の製品名、システム名、プログラム名などは、一般に各社の登録商標または商標です。 ※admintは、デジタルクルーズ株式会社(日本)の登録商標です。   他の機能との連携がカンタン 動画配信プラットフォームの中には、他のプログラムやソフトウェアの機能を共有する仕組み(API:Application Programming Interface 使いたい機能のプログラムがAPIとしてあれば、その仕組みを借り受けすることができる、というもの)を提供しているものもあります。 APIを利用することで、動画配信ビジネスに必要な、動画閲覧時の料金システムや閲覧情報取得などの仕組みをwebエンジニアがいちからプログラミングする必要が無くなり、作業の短縮やコスト削減につながりやすくなります。 動画配信プラットフォームでできること一例 さて、ここまで有料の動画配信プラットフォームを利用するメリットを挙げてきました。これらのメリットや機能を活用した例を次に挙げてみたいと思います。 有料の動画配信 YouTubeのような無料配信プラットフォームでは、基本的にアクセスしてくるユーザーを細かく制限することは難しいです。 視聴年齢や視聴時間の制限設定はできますが、動画閲覧時にパスワードを設けたり、一定時間のみ有効な時間限定の動画再生用URLを作ったりするなどは現状難しく、ユーザーの属性で見る人を制限したい、というような利用は厳しい状態です。 一方、動画配信プラットフォームでは、月額会員などの課金を行っているユーザーに対してのみ動画へのアクセス権を与えることも可能です。 そのため、コンテンツによっては、YouTubeで提供される広告収入以上の収益を上げることも望めるでしょう。なぜならば、YouTubeで収益を得るためには、チャンネル登録者数1000人以上、年間再生数4000時間以上というのが最低条件と言われています。また、広告収入月額8000円を超えないとお金が振り込まれないため、再生数が少ない場合は、毎月必ずしも収入が得られるとは限らないのです。加えて、YouTubeでは、禁止ワードによるペナルティなど細かく設定されていたり、規約や仕様の一方的な変更が時々にあるため、動画配信者はその仕様次第でこれまで配信できた動画が停止となることも起こり得るようです。 有料動画配信サイト、例えば当社のadmintTVと動画ポータル構築機能を持ったadmintTV Portalならば、配信の制限や動画の内容、収益に関する管理ほか様々をご自身で望むように管理・配信・収益化が可能となります。 学習サイトとの連携 いわゆるE-learningと呼ばれるサイトでは、動画で教材を配信しているものも増えてきました。 先に挙げた通り、動画配信プラットフォームでは他のコンテンツとの連携用にAPIが公開されていることも多いです。 これを利用すれば、「動画を試聴したことを自動的に記録し、学習済みのマークをつける」というような学習サイトを構築することができます。 動画コンテンツの拡散防止 YouTubeで、無料のセミナーなどの限定配信を行うにあたって、ご心配になる方もいらっしゃるようです。限定配信のつもりが動画データを無許可でダウンロードをされ、拡散されてしまい、不特定多数の人に見られてしまったら。それは困りますよね。 有料の動画配信プラットフォームならセキュリティもしっかりしている所は多いので、安心しやすいのではないでしょうか。当社のadmintTVなら、先述したようなHLSやAES-128でデータを暗号化、細分化して配信するので、特定の相手のみが映像を見られるという配信が可能ですし、さらに万全を期すならDRM(デジタル著作権管理)を設定することで不法な再生から、お客さまの動画コンテンツを保護することができます。 配信コンテンツの自由 YouTubeでは、利用に際して視聴者の年齢制限や保護者の閲覧許諾を得ることを義務付けています。また、配信する内容にも制限がかけられており、例えば教育、ドキュメンタリー、科学、芸術(EDSA)を目的とした動画であったとしても、その描写によっては不適切と判断され、配信できないケースもあります。YouTubeでは禁止事項に対しての判断を機械的にシステムが行っているため、間違って違反とされてしまい、アカウントの削除に繋がることも起こり得るのです。 また、広告収益化の目安を達成しているYouTubeチャンネルを持っていても、広告審査の際の規約は厳しく、収益化できない場合もあります。 しかし、有料の動画配信プラットフォームでは、閲覧者の制限に関しても配信側が任意で設定でき、また、コンテンツの内容も配信側の裁量に任される事が多いため、自由度が高いと言えるでしょう。扱いが慎重となる内容の動画コンテンツの場合は、有料の動画配信プラットフォームを利用する方が無難かも知れません。 動画配信プラットフォームを選ぶ基準 ここまで有料の動画配信プラットフォームについて、解説を行ってきました。 YouTubeと有料の動画配信はどのような場合にどちらを利用すれば良いのでしょうか。 YouTubeは言わずと知れた有名サイトで、多くの人がアクセスしています。 そのため、格段に人の目に触れる機会が多く、広く拡散したい、認知を高めたいなどが目的の動画の場合は、こちらが向いていると言えるでしょう。 対して有料動画配信プラットフォームは、YouTubeと比較すると、人の目に触れる機会は減ってしまうと言わざるを得ません。 しかし、そのカスタマイズ性とセキュリティから、自社コンテンツを安全に配信する場合は圧倒的にこちらが向いています。 配信したいコンテンツの性質で、どちらのプラットフォームを利用するかをご検討ください。 動画配信プラットフォームなら「admintTV Basic」「admintTV Portal」 admintTV Basicでは、動画コンテンツのエンコード(容量の圧縮・再生形式の変換)に始まり、プラグインを入れずに視聴ができるHTML5プレイヤーと連携した動画コンテンツの作成やコンテンツ配信ネットワーク。さらに、PCやモバイルなど様々な機器で動画の視聴ができるマルチデバイス視聴、コンテンツの運用管理がワンストップで可能です。 最新の世界標準機能で、安定した通信環境をご提供する動画配信プラットフォームです。 また、admintTV PortalならadmintTV Basicの機能を継承しているので、特に動画販売や研修動画などにおいて、複数の動画コンテンツを作成したポータルページに配置して配信することも可能です。 代表的な3社のDRM(デジタル著作権管理)をすべてサポートしており、不正コピーや違法ダウンロードから大事なコンテンツをお守りした上で安心して配信できます。世界最高レベルのセキュリティを、自社開発に由来する低コストでご提供します。 動画コンテンツの配信にお困りでしたら、ぜひ一度当社へお問い合わせください。 » 続きを読む

2020/9/2

動画配信活用例

インターネット放送局を自前で持つ 突拍子もない話しに聞こえるかも知れません。しかし、admintTVなら実用的なサービス内容と現実的なコストで、それを可能にします。低コストとは言え、admintTVは世界標準の最新技術を採用しており、作る・送る・見る・視聴分析するといった動画配信のすべてを、高速に快適に安定的に提供します。 admintTVは高度なDRM(デジタル著作権管理)でコンテンツを保護しており、動画コンテンツそのものが商品価値を持っているお客さまのビジネスニーズにも完全に応えます。また、視聴者の範囲を自由に制限できる多様なアクセス制御(パスワード設定、ドメイン制限、IP制限、OneTimeURL)も搭載していますので、社内限定や会員限定などといったクローズドな動画配信にも柔軟に対応します。 admintTVは、自社開発ゆえの「最新」と「最高」を、常に低コストでお客さまに提供します。 また、視聴者には、スマホ・パソコン・IPテレビ等のあらゆる端末環境で、アダプティブビットレートを標準装備していますので、簡単かつスムーズに動画コンテンツの視聴ができる機能を提供します。 世界中のさまざまな視聴者に広く動画コンテンツを届けることができる、これはもう自社の放送局です。 Scene1 商品説明 商品の紹介には、実際に使用しているシーンを見せることが最も効果的です。admintTVは、発行されたURLを自社サイトやECサイトなどに貼り付けるだけで、手軽に動画を公開できます。文字にすると伝わりにくい機能説明も、動画による説明なら分かりやすく印象的に伝えることができ、スムーズにコンバージョンへ誘導します。 Scene2 有料/限定コンテンツ 有料ライブ動画や会員限定セミナーなど、動画コンテンツそのものが価値をもっている場合、配信システムの安全性はもちろん、快適な視聴性も重要です。せっかく素晴らしいコンテンツでも、見る環境にストレスがあれば視聴者は離れてしまいます。admintTVなら、UIのカスタマイズも可能ですので、お客さまのビジネスやコンテンツ特性に合わせて、視聴者に使いやすく分かりやすいUI画面でコンテンツを届けることができます。 Scene3 クローズドなビジネス利用 社内研修やスタッフ教育、機密情報の社内周知など、動画コンテンツの伝搬範囲を制限して配信したいケースにもadmintTVは最適です。最高度の暗号化(HLS with AES128)とDRM(デジタル著作権管理)を採用しており、通信の安全性に加えてコンテンツそのものの保護も万全ですので、自社のノウハウや知的財産の流出といったリスクを防ぎます。 ※画像は全てイメージです。 詳細については以下のお問合せフォームよりご連絡ください。 お問合せはこちら » 続きを読む

2019/3/10

HTML5による動画配信が急速にスタンダードに!

はじめに 昨今、モバイル端末やPC等のマルチデバイスで動画を見ることは、当たり前になっています。しかしながら、そこで利用されている動画配信技術は、Flashなどのメーカー独自の配信方法から標準化規格であるHTML5仕様へ向けて大きく変化しています。この流れは、iPhone 出現からIPTV本格普及直前の現在も、各業界やベンダーの思惑も入り交じり、変化し続けております。 企業様が動画配信サービスを選択するにあたり、この流れを理解した上でサービス選択することが非常に重要と思われます。誤ったサービス選択は、将来的に企業様の要件を満たせない事態を引き起こしたり、その投資や作業を全て無駄にしかねません。 実は、この技術動向を理解し、説明してくれる動画配信サービスプロバイダーは少ないのではないでしょうか。また、往々にして、「マルチデバイスに配信できます」、「ストリーミングです」、「価格も安いです」の説明に終始して、将来も含めた技術動向について話さない(又は話す知識がない)場合が少なくないのではないでしょうか。 本記事では、上記 動画配信サービスプロバイダーにおける対応をふまえ、HTML5化が進む動画配信の技術動向、及び失敗しないサービス選択のポイントについて記載させていただきました。お読みいただいた皆様の動画配信サービス選択のおりに、少しでもお役に立てましたら幸いです。 なお、当社は2015年にこれら将来の技術動向を鑑み、提供中の動画配信サービスの全面リニューアルに踏み切り、本年 2月 リニューアルした新サービス「admintTV(アドミントTV)」を発売開始、現在 順次 最新技術動向をふまえた追加機能をリリースしております。今後も複数の世界トップベンダーとの協業に加え、これら技術動向のキャッチアップにより、より良いサービスを提供してまいりますのでご期待下さい。 2017年11月 デジタルクルーズ株式会社 動画配信技術の歴史と背景 現在の動画配信技術を述べる前に、動画配信技術の歴史と背景についてポイントを記載します。 【1】黎明期 動画配信は、1998年頃から始まった様々な動画配信サービスが黎明期と言えます。この頃の動画配信サービスは、Microsoft、Real Networks、Apple、adobeなどのITベンダーが主に提供。配信プロトコルはRTP/UDPによるサーバプッシュ型が多く、サーバから配信時に適切なビットレートの動画を送出することはできましたが、各ベンダー専用のサーバー及びプレイヤーソフトが必要でした。 【2】HTTPによる配信 2006年頃からHTTPプロトコルで配信できるストリーミング配信へと技術が移行します。これにより、専用サーバが不要になると共に、Webサイトの配信に利用されていたCDN(Contents Delivery Network)を利用することにより、低コストでの大規模配信も可能となりました。 当時の米国では、動画閲覧サービスが普及しつつあり、YouTubeのサービス開始もこの頃で、閲覧端末はブラウザにFlash等 ベンダー提供のプレイヤーをプラグインしての利用が一般的でした。ただ、動画配信の利用が拡大する中で、スポーツやイベント等の大規模な配信には適さないという課題が顕在化します。日本ほどネットワーク環境が整備されていなかった米国では、帯域が限られ、閲覧中に動画が中断してしまうといったことが多く発生してしまったためです。 上記事態をふまえ、2008年頃から ストリーミング開始時に決めた一定のビットレートで配信するのではなく、回線状況及び端末負荷に応じてダイナックに配信ビットレートを変更できるアダプティブストリーミングが注目を浴び、各ベンダーが各社独自の技術で対応を始めました。 【3】iPhone登場とHLSデファクト化 2007年 Apple社がiPhoneを発売開始、ご存知の通りスマホ時代の幕開けとなります。また、この発売は動画配信技術の観点からも大きな転機となりました。理由は、AppleがiPhoneへのFlashの搭載を拒否したことによります。iPhone(iOS)の動画配信は、Apple社独自のHLS(HTTP LIVE Streaming )を採用しました。 HLSはWebのHTTP上での配信であるため、大容量を低コストに配信することが容易です。また、アダプティブストーリーミングに対応しています。但し、HLSはApple独自の技術として、MacやiPhoneなどApple製品での利用に留まっています。また、最近までのHLSは、DRM(デジタル著作権管理)の考えは無く、ハリウッドの映像関連企業やディズニーなどのリッチコンテンツホルダーからは懸念を持たれていました。 しかしながら、HLSはiPhone等 Appleのモバイル端末の普及に伴い、デファクトスタンダードな動画配信技術として、その地位を確立しています。 現在のAppleは、HLSにてFair PlayというAppleのDRMをサポートしています。 【4】ハリウッドの不満と 国際標準の流れ(MPEG-DASH、HTML5) 一方、ハリウッドの映像を販売する企業にとって、1つの映像を配信する際、端末毎に異なる動画フォーマットや配信方法を変えなければならないといった運用は大きな負担となります。 ハリウッドの映像関連企業はネットでの映像配信に関する運用面での要望をまとめ、これを受けたIOS (国際標準化機構)、IETF(Internet標準化団体)及びW3C(Web標準化団体)が、インターネット及びブラウザの技術的な標準化を推進しました。GoogleやMicrosoftもこれに協調しました。 2012年 ISO国際標準規格としてMPEG-DASH( Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)をリリース。また、W3Cが2014年にHTML5を勧告。この中では、DRM(デジタル著作権管理)についても規定がされています。 結果、MPEG-DASHは、国際標準として規定され、今後、多様な端末での普及が期待されています。 【5】Flash排除の流れ 2015年頃からFlashのセキュリティホールが指摘される中、Flash排除の流れが広まりました。また、iPhoneがFlashを採用しなかった事もあり、Flash不要の声が上がってきました。この流れうけ、各主要ブラウザ提供ベンダーはFlashの無効化(排除)方向に走り、ネット業界の動画配信もFlashからHTML5化へ対応を加速(脱FLASH)しています。 更に、先日(2017年7月)adobeは、Flashの配布とアップデートを2020年に終えることを正式に発表。これにより、動画配信は早急にHTML5化へ進むものと考えられます。 【6】IPTVの流れ 昨今 IPTV対応テレビの普及が期待される中、日本のIPTVフォーラムは、IETF (Internet標準化団体)及びW3C(Web標準化団体)の規格を採用し、MPEG-DASH及びHTML5の利用を技術仕様書としてまとめています。 今後、日本でもIPTVの普及が見込まれますが、その際はMPEG-DASHへの対応は必須となります。 現在の動画配信技術 「動画配信技術の歴史と背景」に記載した通り、動画配信技術は日々変化しています。では、現在の主流の動画配信技術は何であるか、そのポイント技術について述べます。 【1】ストリーミング配信技術の2つの流れ 現在の配信技術は、デファクトとしてのHLS(Apple) と 国際規格のMPEG-DASH(Microsoft、Google他)の2つの流れがあります。尚、何れもHTTP上でのストリーミングですが互換性はありません。 【2】HTML5 規格とブラウザ及びHTML5-Playerについて W3C (Web標準化団体)がHTML5のVideoタグ実装に向けてブラウザに規定している機能は、主に以下の3つとなります(ここでは詳細の説明は省かせて頂きます)。 1)ストリーミング(HLSやMPEG-DASH)関連の実装規定(1つ) MSE (Media Source Extension) 2)DRM関連の実装規定(2つ) EME (Encrypted Media Extension) WebCrypto (Web Cryptography API) これらの実装は、各ブラウザによって対応の進捗が異なります。動画配信サービスの利用者が、各ブラウザの実装進捗や特性に合わせプレイヤーを用意し、メンテナンスして行くことは非常に負担の大きな作業となります。ついては、HTML5-Playerを動画配信サービスの一環として提供及びサポートしているサービスを選択することが賢明であると言えます。 (参考) 弊社サービス『adminTV』では、HTML5-Playerを標準提供しております。本Playerにつきましては、OS及びブラウザの組み合せにて動作検証済で、また ブラウザベンダーの制限事項や実装状況に応じて視聴を可能とすべく対応して行きます。例えば Windows7のIEは、ストリーミングに必要なMSE機能をサポートしないことを正式に公表しています。弊社のHTML5-Playerは、IEに代わりMSE機能をPlayer自身が実装することにより、ストリーミング配信を実現しています。また、EMEやWebCryptoについても、ブラウザの実装進捗によってはHTML5-Playerが対応しています。これらにより、配信先端末の環境に依存することなく、統一したPlayerのみにて動画の視聴を可能としています。 【3】DRMの状況について MPEG-DASHの標準化から派生した仕様として、CE(Common Encryption )がISOで定義されています。これは、異なるDRM(デジタル著作権管理)技術で暗号化された動画コンテンツであっても共有できるというものであり、コンテンツホルダーにとっては非常に大きなメリットが有ります。 現状、W3C(Web標準化団体)はCE実現に向け、ブラウザで保有すべき技術を規定(【2】参照)しています。しかしながら、DRM提供ベンダ間の綱引きも有り、現時点では実現されていおりません。そのため 現在は、以下の3つの主要DRMを端末環境により使い分ける必要があります。 GoogleのDRM Widevine MicrosoftのDRM PlayReady AppleのDRM FairPlay 現状、DRMを付けてマルチデバイスに配信する場合、閲覧端末に合わせたDRMを利用して暗号化し、MPEG-DASH配信します。動画配信時、該当端末のDRMライセンスサーバから暗号化キーを取得して、複合化します。この作業を、動画毎、端末環境毎に実施する必要があります。 利用ユーザが、これら複雑で面倒な処理をシステム構築するのは大変と言えます。MPEG-DASHでのDRM付き配信が可能なサービスの利用をお勧めします。しかしながら、DRMベンダー間での合意がなされ、CE環境がいち早く実現される事を願っております(なかなか難しいようですが)。 【4】現在のYouTubeの配信方法について YouTubeの配信方法は、企業が動画配信サービスを利用する上でも参考になるかと思います。現在YouTubeでは、Apple系(OS x, iOS)端末はHLSにて配信、その他端末は既に 全てMPEG-DASHを使って配信しております。 【5】動画配信サービス会社の提供内容について 動画配信サービス会社でもHLSのみを利用してVODやLIVE配信サービスを提供している会社は多々有るものと思います。特に、日本ではこういった企業が多いものと思われます。 なぜか?現時点では お客様の配信要件においてMPEG-DASHの利用(例えば、DRM付でマルチデバイスに配信したい)まで求められることが少ない上、開発及び提供コストの負担が大きいためと認識しております。逆説的には、DRM (デジタル著作権管理)を使うならMPEG-DASHも必要と言えます。 欧米では、MPEG-DASHの人気が高まりつつあるとのレポートも有ります。今後は日本の大手や外資系の動画配信サービス会社をはじめとして、HLS及びMPEG-DASH 双方のサポートが進んでいくものと考えます。 【6】まとめ 現時点での動画配信は、ストリーミング配信(アダプティブ機能あり)が主流で、HLSとMPEG-DASHの2つの流れが有り、どちらか一方のみでは、利用ユーザの多様な要件を満たせないのが現状です。 一般的には、単純にマルチデバイス向けに配信したいのであればHLSを利用、DRM付配信やIPTVを利用するのであればMPEG-DASHを利用(Apple端末はDRMを付けてもHLSですが)と言われております。 これは、現状が利用者のニーズにより使い別けが必要な時期であることを意味しています。また、併せ利用者の要件も変化するということは十分考えておくべきでしょう。 近い将来、簡単に利用者の全ての要件が容易に満たせる統一した仕様になることを強く願っております。 失敗しない動画配信サービス選択のポイント 動画配信技術は、映像技術の向上、スマホなど新たな端末の出現、ネットワーク環境の課題などに対応すべく進化して来ました。また、今後も進化して行きます。その進化過程には、OS、ブラウザ、DRM各ベンダーや関連業界などの思惑も入り交じってくることが想定されます。 この状況下、動画配信サービスを選択するにあたり何を考慮して選択すべきなのか、そのポイントについて弊社なりの意見を述べます。ご参考になりましたら幸いです。 【1】動画配信技術は進化中及び過渡期である 動画配信技術のゴールは何でしょうか? 『どの端末にも、統一で容易な手法で、高品質かつ安全に配信出来る』といった非常にシンプルなものではないでしょうか。ゴールに向け、MPEG-DASH、HTML5等 国際標準の規定が策定される一方、HLSの様なデファクトスタンダード的な技術も共存しています。動画配信技術は、いまだ進化中であり、また ゴールに向けた過渡期といえます。 【2】どの様な動画配信サービス会社を選択すれば良いのでしょうか? 一言でいうと、利用する「お客様の動画や投資を将来に渡り無駄にしない会社」です。技術が進化中、過渡期である現在、以下は選択において重要なポイントと言えます。 動画配信技術の動向を理解し、提供サービスのロードマップを描けている会社 例えば、直近の配信技術として、MPEG-DASHでのDRM技術、広告系ではSSAI等を視野に入れている。 グローバル的な視野を持ちつつ、高い技術を取り入れながらサービスを構築・提供している会社 例えば、今後もHTML5-Playerが補う役割は非常に多いものと考えられる中、IPTV普及、多様な端末向けアプリ開発SDK、各ブラウザ対応等 高い技術と将来にわたるサポートを保証すべく技術の取り込みをはかっている。 【3】具体的なチェックに向けて 「ストリーミング配信できます。価格も安いです」のみでは、その動画配信サービスの機能、安全性、品質や将来に渡り利用可能なサービスであるかどうかの判断は出来ません。実は、動画配信サービスを提供するために構築されたシステムの内容、レベルはピンキリなのです。 最終的には、ご利用されるお客様の要件を見たすことができれば良いのであり、動画配信サービス会社の選択条件はお客様の利用要件次第です。 とはいえ、進化中及び過渡期である動画配信技術の現状もあり、将来に渡り利用可能なサービスであることも重要と考えます。 ここでは、次頁の項目をもとにご利用を検討されている動画配信サービス(を提供している会社)をチェックしてみて下さい。そのサービスが将来に渡り、お客様の動画資産及び投資が無駄にならない、本気のサービスか否かの判断を手助けしてくれるものと思います。 【動画配信サービスのチェックポイント】 Yesが多いほど、将来に渡り信頼できるサービス(を提供している会社)と言えます。 アップロード動画及びライブ動画は、お客様所有とし無償でダウンロード出来る 動画配信サービスのSLA (Service Level Agreement)が有る CDNを利用してる(価格は基本的に欧米、中国を除くアジアで同一料金がベスト) 動画PlayerはFlashやSilverlightなどのブラウザプラグインが不要である HTML5-Playerを標準提供している iPhone(iOS)、Android端末、IPTV向けのAPP開発が出来る。又は、SDKの提供が可能である ストリーミングは、HLS及びMPEG-DASHをサポートしている(又は予定がある) DRMはオプションとして利用が可能である(又は予定がある) Windows, Internet Explorer, PlayReady, Silverlightは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。Windowsは、Microsoft Windows operating systemの略称として表示しています。IEは、Microsoft Internet Explorerの略称として表記しています。 Apple, iPhone, FairPlay, HLSは、米国及び他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 Google, Android, Widevineは、Google Inc.の商標又は登録商標です。 Adobe Flashは、Adobe Systems Incorporatedの米国ならびに他の国における商標または登録商標です。 Androidは Google LLC. の商標です。 詳細については以下のお問合せフォームよりご連絡ください。 お問合せはこちら » 続きを読む

2017/12/15