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コラム

エンコードとは?動画に必要なエンコードの仕組みを基本から解説します

エンコードとは?動画に必要なエンコードの仕組みを基本から解説します

近年、幅広い世代で、パソコンやスマートフォンでの動画コンテンツ視聴が人気となっています。これはインターネット環境の充実や、スマートフォンの性能が大幅に向上したことにより、オンラインで動画コンテンツを視聴することが一般的になったといえるでしょう。 動画配信を配信者の目線で考えてゆく中では、オンラインで配信・視聴してもらうためには、必ず「エンコード」という作業を実施することとなります。この記事ではエンコードの基本と仕組みを解説していきます。 エンコードの前に【動画の基本を解説】 最初に、動画ファイルの仕組みについて解説します。 私たちは今、当たり前のようにスマートフォンやパソコンでインターネット上で配信されている、さまざまな動画コンテンツを視聴しています。しかし、動画コンテンツのデータというものがどのように構成されているかをご存知ではない方もいらっしゃるでしょう。 動画は「映像」と「音声」によって構成されている 動画ファイルは「映像データ」と「音声データ」によって構成されています。映像データと音声データはそれぞれ別な形式を持っています。その異なる形式を持ったデータを1つにまとめて、動画として視聴ができるようにしたものを「動画ファイル」と呼んでいます。 動画ファイルの形式にはさまざまな種類がある 映像と音声データなど、異なる形式をもつデータをまとめることができるファイル形式は、コンテナフォーマットと呼ばれます。このコンテナフォーマットにはさまざまな形式があり、そのため動画ファイルには「.mp4」や「.wmv」など、それぞれの形式を示す拡張子がついています。 ざっと挙げるだけでも、動画ファイルの形式には以下のようなものがあります。 AVI(.avi)、MP4(.mp4)、MOV(.mov)、WMV(.wmv)、MPEG2(.mpg)、GIF(.gif)ほか なぜこのように、動画ファイルに多くの種類があるかというと、動画コンテンツを再生する機器や環境によって、再生できる形式が違うためなのです。 エンコードとは? では次に、エンコードとは何か? についてご説明しましょう。 エンコードとは、動画ファイルの映像データと音声データを圧縮し、任意のファイル形式に変換する作業のことを指します。本章ではエンコードが必要となる理由を詳しく解説していきます。 エンコードが必要な理由 編集後の動画は、最終的に任意のファイル形式に変換して書き出します。この仕上げの作業こそが「エンコード」です。そのため、世の中で配信され視聴することができる動画コンテンツは、必ずエンコードされているのです。 では、なぜこのようなエンコード作業が必要になるのでしょうか。 それは動画ファイルのデータ構造自体に理由があるのです。 動画ファイルの「映像データ」とは、簡単にいうとパラパラ漫画のように静止画が並び集まっている状態です。パラパラ漫画のように並び集まった一枚ずつの静止画は「フレーム」と呼ばれます。一般的に1秒間の動画を視聴する間に表示されるフレームの数を「フレームレート」と言い、fps(エフ・ピー・エス)という単位であらわされます。fpsとは、「Frame Per second(フレーム・パー・セコンド)」の略です。 このフレームレートは再生する媒体によって規格が異なります。例えば、テレビであれば1秒間30フレームですが、映画は24フレームです。これはつまり、30分間のテレビ用動画であれば30フレーム×60秒×30分=54000フレームの静止画が使用されているということです。動画ファイル内の映像データは、再生媒体によって違いはありますが、非常に多くのフレームで構成されているのです。 このような理由で、動画のデータは非常に大きなデータ容量を持つことになります。さらに、そこに音声のデータも加わるわけです。 ですから、動画のデータを元のサイズそのままにサーバへ置くと、容量が非常に大きなものとなります。また、データサイズが大きいままでは、再生に時間がかかる可能性が高く、視聴者がストレスを感じる原因にもなりかねません。 そのため、適正なファイル形式・データサイズとした「動画ファイル」を作成する、圧縮・変換作業である、「エンコード」が必要不可欠なのです。 動画配信サイトに動画をアップロードする場合は、別な理由でもエンコードが必要になる場合があります。それは、配信するプラットフォームや、視聴に利用するメディアによって、再生できるファイル形式には制限があり、それに合わせる必要が出てくるためです。 動画をエンコードする方法 次に、動画をエンコードする方法について解説します。 動画エンコードにはいくつかのやり方があり、動画の用途やエンコードに使うパソコンのスペック、かけられる予算などにより最適な方法が異なります。本章と次章で網羅的に解説しますので、状況に応じて最適なエンコード方法を見つけてください。 動画エンコードの種類 実際にエンコードをおこなうツールやソフトウェアは「エンコーダ」と呼ばれます。 エンコードは、どのようなエンコーダを使うかによって「ソフトウェアエンコード」と「ハードウェアエンコード」に分けられます。 これらの違いは、機材のどこでエンコードを行うのかという点にあります。 ソフトウェアエンコード:主にパソコンのCPUを使用 パソコンに専用ソフトウェアをインストールして、主にパソコンに内蔵されたCPUの演算力を用いてエンコードをおこなう方法を「ソフトウェアエンコード」とよびます。 メリットとしては、専用エンコーダとして使えるソフトウェアには比較的安価なものがあり、中には無料で手に入るソフトもあるという点です。すでに動画編集ソフトが手元にある場合、その中にエンコーダ機能が含まれている場合もあります。 また、CPUによって動作するため、ある程度低いスペックのPCでも利用できることや、OSそれぞれに対応したソフトが存在することで、作業環境が比較的用意しやすい点が挙げられます。 デメリットは、エンコードの全ての動作が、パソコンのCPUスペックに依存するということです。安価なCPUでもエンコード可能ですが、安定しない・動作が遅いなどの問題が生じがちです。そのため、安定した作業には高性能なCPUが必要、ということになりますが、それでも次項で解説するハードウェアエンコードに比べてしまうと、パフォーマンスの点ではるかに及ばないという見逃せないポイントがあります。 ハードウェアエンコード:グラフィックボードや専用外部機器を使用 専用ソフトウェアをインストールしたパソコンを用い、内蔵されたグラフィックボードのGPUを利用してエンコードを行う場合や、専用のエンコーダ機器を用いてエンコードを行うことを「ハードウェアエンコード」とよびます。 メリットは、外部機器やグラフィックボードを使うため、ソフトウェアエンコードよりも圧倒的に高速かつ高画質なエンコード作業が行える点です。また、専用機材ならではといえる動作安定性の高さも見逃せないメリットです。 デメリットとしては、ある程度のスペックをもつグラフィックボードが搭載されたパソコンや、専用のエンコーダ機器を用意しなければならないので、初期費用が高くなることです。 ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードのどちらを用いるのか、これらのメリット・デメリットを鑑みて決めると良いでしょう。 エンコードの仕組み 続いて、エンコードの仕組みについて解説します。 動画ファイルの映像データが、複数の連続する画像データをパラパラ漫画のようにつなげることで成立していると、先に解説しました。エンコードの際は、この膨大なデータを圧縮する必要があるのですが、その時に2つの方法を組み合わせてデータを圧縮します。 それが、1つのフレーム毎にデータを圧縮する「フレーム内予測」と、連続するフレームの中でデータを圧縮する「フレーム間予測」です。これによって動画の見え方が変わらない程度にデータを間引いて圧縮し、ファイルのサイズを小さくしているのです。 フレーム内予測:1つのフレームの中でデータを圧縮する フレーム内予測では、1つのフレームをセルといわれる小さいブロックに分割します。そして、隣接する色が同じ場合や似ている場合はそのデータをまとめることで、情報を簡易化する手法です。 わかりやすく解説すると、以下のような方法になります。 ・フレームの中にたくさん使われている色の情報を分割し、1つのフレーム内に青のセルがいくつ、黄色のセルがいくつ、とセル単位で情報をまとめる。 ・そのうち、青に近い青緑のセルは、青のセルとしてまとめて扱うなどとする このような圧縮方法をとることで1つのフレーム当たりのデータ量を少なくすることが可能です。 フレーム間予測:連続するフレーム間でデータを圧縮する 動画はシーンやカットの切り替わり以外、連続的な動きで内容が表現されることが多いコンテンツです。そのような場合は「フレーム内予測」だけでは限界があります。 フレーム間予測は、隣り合ったフレームのデータは似ているという原則に基づき、前のフレームから現在のフレームを予測するという技術です。この技術を使った圧縮では、前のフレームと現在のフレームの差分だけをデータ化すれば良いので、画像全体のデータを圧縮するよりも、大幅にデータの軽量化を図ることが可能になります。 なお、フレーム間予測には前のフレームからの予測によるフレーム差分取得だけでなく、後のフレームや前後のフレームから予測して差分を取得する方法もあります。 「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」 エンコードの仕組みを解説する中で出てきた、データの圧縮についてざっと解説します。 データの圧縮には「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」の2種類があり、これは圧縮した後に元通りのデータを復元できるかできないかの違いとなります。 一般的に動画エンコードの際に用いられるのは、「非可逆圧縮」です。 可逆圧縮:元データを完全復元 「可逆圧縮」とは、元データを復元可能な状態で圧縮する手法です。 代表的なファイル形式はZIPファイルやRARファイルがあげられます。テキストファイルや画像ファイルを圧縮するのに適した手法です。 非可逆圧縮:画質音質の劣化を予防 「非可逆圧縮」とは、一部のデータを削除することでデータを圧縮する手法です。可逆圧縮とはことなり、元データの完全な復元は不可能です。動画や音声の非可逆圧縮の際には、人間では区別がつかないようにデータを削除することによって視聴の際に劣化を感じさせません。 代表的なファイル形式はMP4ファイルやAACファイルがあげられます。これらは動画ファイルや音声ファイルを圧縮するのに適した手法です。 エンコード作業前に確認【3つの注意点】 本章では、実際にエンコードに取りかかる前に確認しておきたい注意点について、3つご紹介します。 1.プラットフォームが対応しているファイル形式を確認する 動画のファイル形式にはさまざまな種類があります。 動画配信を各種のプラットフォームで実施する場合は、一般的にMP4が適しています。YouTubeや各種SNSはMP4であれば問題なく対応できますが、プラットフォームによってはMOVファイルやGIFファイルを受けつけている場合もあります。 利用目的やシーンによって最適な動画ファイル形式は変わる場合があるので、事前に確認しておくことが必要です。 2.元データは必ず残しておく エンコード作業は非可逆圧縮です。そのため、基本的に元の動画に戻すことは不可能です。特に初心者のうちはどんなビットレート・解像度でエンコードすればよいのかが分からず、想定よりも画質・音質が悪くなってしまうケースがあります。 バックアップとして元データはかならず保管しておきましょう。 3.エンコード作業は時間に余裕をもっておこなう エンコード作業に要する時間は、以下の要因によって変化します。 ・動画のフレーム数 ・フレームレートや解像度 ・ビットレート ・コーデック ・フィルタやエフェクトの有無 ・カメラ制御の有無 ・エンコーダに用いる機材の性能 配信予定や提出期限など、作業時間にリミットのある場合は余裕をもってスケジューリングし、エンコードが理由で間に合わないということがないようにしましょう。 特にソフトウェアエンコードを実施する場合は、毎回同じ時間で作業が終わるとは限りませんので、特に注意が必要です。 エンコードの動画への影響 エンコードを行う際は、以下項目を変更することで動画ファイルの容量を変えることができます。 ・フレームレート ・解像度 ・ビットレート ・動画の長さ(フレーム数) 以下、1項目ずつ解説します。 フレームレート フレームレートは先にも述べた通り、1秒間に使用される画像の数を表す規格です。 エンコーダでの書き出し設定時には、フレームレートの変更ができます。1秒間に使用される画像枚数を多くすれば(フレームレートを上げれば)映像は滑らかに動き、枚数を減らせば(フレームレートを下げれば)1フレームに多くのデータを割り当てるため画質は上がります。 基本的に、動画コンテンツのエンコード時に、フレームレートを撮影時や編集時の設定から変更することはありません。エンコードは動画コンテンツ制作の最終工程に当たり、フレームレートを変更して映像に違和感が出るのを防ぐためです。 実際にはエンコーダでフレームレートを再設定することが可能です。しかし上記の理由から、動画コンテンツ制作時に、はじめから再生媒体または編集後を想定したフレームレートで制作し、エンコード時には変更しない事をおすすめします。 解像度 映像における解像度とは、画面上にあるピクセル(画像を構成するサイズとその色)の数を縦横比で表したものです。このピクセルの数が多いほど画質が良くなります。 動画コンテンツでよく使用される解像度は以下のとおりです。 ・SD 720×480px ・HD 1280×720px ・フルHD 1920×1080px ・4K 3840×2160px 解像度に関しては、エンコードの際に元の解像度を上回る設定でない限りは、画質の劣化が起きにくいものです。 そのため、多くの配信プラットフォームでは、視聴者の視聴環境に合わせて、最適な解像度で配信できるような仕組みを用意しています。 ビットレート ビットレートは1秒間に送受信できるデータの量を表す単位です。「bit per second」の頭文字を取って「bps(ビー・ピー・エス)」と表記されます。 動画エンコードでは、映像ビットレートと音声ビットレートの二つを設定することができます。エンコード時に各ビットレートの数値を高く設定すると、綺麗でスムーズな映像やノイズのない美しい音声が再生できる動画ファイルが出来上がります。ただし、ビットレートを高くするほどデータの容量が大きくなります。 また、映像ビットレートはフレームレートや解像度とも密接に関係しています。例えばスポーツの動画であれば、プレイヤーの滑らかな動きを再現するには高いフレームレートで高いビットレートが必要になります。一方あまり動きのないセミナー動画であれば低いフレームレートに低いビットレートでも十分綺麗な画質で配信することが可能です。 動画の長さ 動画コンテンツをエンコードする際、動画の長さに比例して容量は大きくなり、エンコードにも時間がかかります。これは動画が長くなるほどフレーム数が増えるためです。 動画コンテンツのエンコードで「想定外」の書き出し結果にならないようにするには、制作の企画・構成段階で、しっかり内容や再生媒体を詰めておくことが大事です。最初に色々と決めておけば、エンコードのやり直しを繰り返す可能性は、ぐっと低くなります。 配信時の最適なエンコードにお悩みなら「admintTV Portal」 当社のadmintTV Portalは、動画配信に必要なエンコード機能、配信用ポータルサイト作成機能、会員管理機能、決済機能などを備えた動画配信ソリューションです。 特別なアプリを入れずに、スマホやPCのブラウザ上で視聴ができるHTML5動画プレイヤーや、コンテンツのコピーを防ぐDRM(デジタル著作権管理)など、会員のグループ管理、サイトの限定公開機能など、動画配信を行う人に便利なサービスや機能が充実しています。 admintTV Portalであれば、企業や団体での研修や情報共有などにもご活用いただける、クローズドな環境での動画配信や、動画コンテンツの販売サイトの構築もワンストップで可能です。 動画コンテンツの販売や配信を検討されているようでしたら、さまざまな形でお役に立てますので、ぜひ一度お問い合わせください。 ⇒admintTV Portalはこちら まとめ 動画のエンコードに関する仕組みを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 このコラムが動画コンテンツを作りたい皆さまの、お役に少しでも立てば幸いです。これを読んで動画配信にご興味を持たれた方は、ぜひ、お気軽にご連絡ください。お問い合わせをお待ちしております。 » 続きを読む

2022/6/25

【動画DX】社内の情報共有に動画を!社内動画共有のメリットと活用事例

【動画コンテンツでDX】社内の情報共有に動画を!社内動画共有のメリットと活用事例

昨今、よく耳にする「DX」。そもそも「DX」とはどのようなものでしょうか。 DX」とは「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること」と言われていますが、単なる「変革」ではなく、デジタル技術による大規模な変革を指します。 いわば、これまでの価値観や枠組みを根底から覆すような変化をもたらすものです。 例えば当社の事業の動画配信・販売サービス。以前は動画の販売と言えば、映像制作のプロが作った番組のビデオテープを、店頭で購入するのが一般的でした。 しかし、インターネットの普及と回線の強化が進み、映像のデータ化が確立された事により、オンライン上で動画のデータをやりとりできるようになり、果てはライブ配信まで今は可能になりました。そして今や、動画を使ったeラーニングや、販促のアピール、オリジナルの動画コンテンンツの販売などが、インターネット上で可能になるという新たなビジネスの仕組みが生み出され、当社のような企業の動画配信サービスを使えば、プロアマ問わず誰でもできるようになりました。 ビデオテープを購入して動画を見る時代が終わり、オンラインで動画を、無料か購入かレンタルかを自宅に居ながら選択して見ることができ、それが一般化、いわば社会的に浸透している状態。「DX」とはこのような大きな変革の事を指すのです。 さて、働き方改革関連法の施行により、労働時間の見直しや職場環境の整備、2020年からのDXの波に乗り、社内の情報共有に動画を取り入れる企業が増えてきています。 社内の情報共有や、コミュニケーションに動画を採用する目的としては、 ● 情報をよりわかりやすく共有するため ● 一度に多くの人に共有するため ● 社内研修を自動化するため ● 経営陣からのメッセージや理念を浸透させるため 企業によってさまざまですが、これら挙げられることが多いようです。 この記事では、社内での動画共有におけるメリットや活用事例を紹介いたします。 社内で動画を共有するなら 社内で動画コンテンツを共有する際の一般的な方法として、法人向け動画コンテンツ配信サービスの利用が挙げられます。 法人向け動画コンテンツ配信サービスは、多くの会社からさまざまなものが提供されていますが、価格や内容はそれぞれ違い、そのため、どの会社のどんなサービスを選べば良いのか、迷うこともあるでしょう。その時は、次に述べるポイントをおさえて選択されると良いと思います。 自社の利用目的・手段を明確にする 社内共有用の動画コンテンツは先にも一部を述べましたが、社長や役員によるメッセージ配信、業務上の連絡やマニュアル伝達、研修、eラーニング、社内広報など、利用目的は多岐に渡ります。 そのため、まずどのような内容の動画コンテンツを作って共有すべきかを社内で検討し、それは何のために使うのか、ライブ配信か録画配信(出来上がっているコンテンツを見せる)かなど、目的と手段を明確にしましょう。 自社の利用目的や手段にブレが生じてしまうと、せっかく動画コンテンツを配信しても、効果が低くなってしまうこともあるため、注意が必要です。 動画コンテンツ共有のための環境をつくる 動画コンテンツを作るにあたって、特に入社式などのような利用でライブ配信をお考えの場合は、まずは、撮影に使用するカメラやマイクほか、編集・配信用機材が必要になります。また、視聴者側もパソコンやスマートフォンといったデバイスが準備されていなければ、動画コンテンツを閲覧することができません。また、動画コンテンツを閲覧する場所もインターネット環境が安定していないと不具合が生じてしまいます。 動画コンテンツの社内共有には、いろいろと準備が必要ですが、行き届かないと、せっかくの配信を見てもらえない状況に陥ることもあります。 支社や部署をまたいでの情報共有の場合は、なおさら、誰もが気軽に閲覧できる環境を作ることを心がけましょう。 社内の情報共有を動画化するメリット 社内の情報共有やコミュニケーションが円滑になれば、生産性の向上に大きく影響していきます。 DXの影響は企業内部の情報共有という点でも浸透し始めており、現在多くの企業で、動画コンテンツによる情報共有が採用されるようになってきています。実は、動画による情報共有は、実施するにあたって配信機器やプラットフォームの準備など、コストの面でも安価ではありません。それでも多くの企業で導入されるのは、それなりの理由とメリットが存在します。こちらでは、動画共有におけるメリットについて、企業側、視聴者側の視点からご紹介します。 企業(配信者側)における動画共有のメリット ①コスト削減 全国に複数支店があるような企業であれば、社外講師や各部署担当社員を各地に招聘して、研修やセミナーを行うのがこれまでは当たり前でした。ですが、動画配信で実施すれば、場所や時間にこだわる必要がなくなり、費用面・各員のスケジュール面で大きなメリットに繋がります。その主な項目は、以下が挙げられます。 ●社外講師の手配・謝礼・移動費用及びスケジュール調整 ●研修会場の費用や手配 ●研修及びセミナー講師担当者の業務調整、原稿作成準備の時間、移動費用 同じ内容の動画を複数の場所で流す事を前提とした場合、1本の動画を作成・放映するだけで講習が完結するため、費用、時間、人的リソースの面でコスト削減に大きく貢献します。 ②業務の効率化 毎年実施される新卒向けの研修やセミナーを開催するにあたっては、開催の場所ごとに①の「コスト削減」で挙げた準備やそれに伴う業務が必要でしたが、動画配信による情報の共有であれば、一回の動画配信及び、撮影・編集した動画のアーカイブを共有するだけで済むため、業務の効率化にも大きく影響します。もし社長挨拶だけでも生で訴えかけたい!とお考えの場合などは、全社同時のタイミングで社内会議室にてライブ配信を行うなども効率的な上に、視聴する社員の士気の向上に繋がりやすいです。リアルタイムでの激励や呼びかけのライブ感は一体感の共有ともなり、きっと、社員に良い影響を及ぼす事でしょう。 当社のadmintTVならばライブ配信も可能です。ライブ配信に不安がある場合は、当社では「Lecture Live Pro」という撮影のための設営から配信までをワンストップで行うサービスもご提供しております。ご興味のある方はご相談ください。 ③共通認識、共通理解の促進 企業において社員研修時において先輩や上司によって指導する内容にズレがある、支社によって差異が出てしまうといったことは、よく耳にする課題で、大きな企業様なら時々に起こった問題だったのではないでしょうか。しかし、1つのマニュアル動画を全員が視聴するという形式であれば、認識のズレも起きにくく指導者ごとに差が出る事もありません。製造工場のように技術の伝承が必須の職場では、技術の伝達におけるミスの軽減にもつながります。また、経営者層からのメッセージや企業理念の提唱に関しても、全社員が同じメッセージを動画で視聴・共有することで一体感も生まれやすいことでしょう。 DX化による動画配信の導入は、これまでの不具合をも解消できる可能性を大いに秘めていると言えます。 ④手軽さ DX化が進んだ現在、社内動画共有におけるサービスやアプリなどは数多くあり、プラットフォームやシステムを導入してしまえば、非IT部署の担当者でも撮影や配信が行えるようになりました。また、視聴する側もデスク上のPCやスマートフォンで動画コンテンツを見られるため、とても手軽に情報の受け止めができるようになっています。しかし、利便性だけに目を向けてはいけません。社内で動画コンテンツを共有する際は、配信時のセキュリティをきちんと考えなければ困った事態を招くきっかけにもなるので注意が必要です。社員教育時でも社外秘の内容は会社によって多分にありますし、技術の伝達などが外部に漏れては大変な結果を招きかねないのです。 当社のadmintTVならば、暗号化配信でお客さまの動画コンテンツを外部の不正なアクセスからお守りします。より強固な安全・安心をお求めの企業様にはDRM(デジタル著作権管理)にも対応させて頂いていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。 社員(視聴者側)における動画共有のメリット ①わかりやすさ 動画は、放映する側にとっては音声と具体的な動きで情報を発信するものであり、視聴する側にとっては目と耳とで情報をインプットできるツールです。そのため、静止画(ここでは目で文や画から情報を得る行為とします)の1.7倍の認知力があり、1分の動画には180万文字に相当する情報量があるといわれています。そのため、作業マニュアルなどが、紙から動画に変わるだけで、情報を認識する精度は飛躍的に向上します。従来までの紙や文書でのマニュアルや、口頭での伝達では疑問に思ったことや、判断に迷うような内容も、動画だと一目で理解ができる事も多いのです。そのため、動画による情報配信は、生産性向上に役立ち、メリットが高いといえるでしょう。 ②学習効果の高さ 社内共有やマニュアルの周知が動画で行われることで、場所や時間を選ばず 『どこでも』『いつでも』視聴することができます。さらに、同じ動画を繰り返し『何度でも』視聴できるので、一度の視聴ではわかりづらい事も、理解するまで繰り返し見ることができ、そのため高い学習効果も期待できます。 講師の人に何度も聞く事に、しつこく思われないか、理解力に乏しいと思われないかと気後れして、不明点があってもそのままにしてしまうというのは新入社員ではままある事です。人は不安や迷いがあると、動きに躊躇が生まれやすくなり、自信が無くなって委縮してしまいがちです。そうなると、本来の力も発揮しづらくなり、モチベーションも下がってしまいます。個々の社員の持ち味を活かすため、動画での社員研修や講習は心理面でのフォローにも役立つに違いありません。 ③情報の均一化 同一の動画を視聴することで、社員間での認識のズレを防ぎ、均一の情報を得ることが可能になるため、意見のやり取りや作業の手順においての前提も同じになり、話がスムーズに進みやすくなることでしょう。また、新入社員などが先輩や上司に業務上の質問をした際、それぞれで答えが違うなんてことも従来の社員研修ではありがちでしたが、動画による情報共有が常態化し、過不足なく同じ情報が全社員に伝わる事でミスや齟齬も起こりにくくなります。 社内で動画コンテンツを共有・配信する際の注意点 社内で動画コンテンツの配信を行なう場合、メリットもたくさんありますが、一方で注意しないとトラブルを招く危険性もあります。 例えば自社の環境にあったサービスを使用しないとセキュリティ面で問題が発生したり、サーバが使用できなくなるという事態にもつながりかねません。 ここでは以下の2つのポイントに注意しましょう。 情報漏洩の危険性 社内で動画コンテンツを配信・共有する際は、イントラネットかインターネットを利用しなければなりません。平時からセキュリティ対策にしっかり取り組み、社員間でもセキュリティ上の禁止項目などが浸透されていれば、それほど問題はありませんが、そうで無い場合、部外者がアクセスできてしまう危険があり、情報漏洩も起こり得ます。 動画コンテンツの内容によっては、機密情報などが多分に含まれていることもあるでしょう。大切な情報が流出しないよう、動画コンテンツ配信サービスのセキュリティに関する内容をしっかり吟味するなど、対策を立てることが肝要です。 目的に合ったサービスの選択 社内で動画を配信する場合、リアルタイムによるライブ配信と、事前に収録する録画配信(VOD配信)の2種類があります。緊急性を伴う場合やリアルタイムで伝えたい場合などはライブ配信、時間や場所を選ばない内容は録画配信が最適ですが、都度サービスを分けて使うのはご負担が大きいため、どちらも利用できるサービスを選ぶことをおすすめします。 また、動画コンテンツ配信サービスには、同時刻に視聴できる人数に上限が設定されているものもあります。大人数に向けてライブ配信する場合、一度に多数の者がサーバーにアクセスすることになるため、そのような場合も考慮してサービスを選択するようにしましょう。 社内用動画コンテンツの配信におけるYouTube 現在、動画コンテンツを配信できるサービスは数多くあります。その中でも多くの人や企業に利用され、特に人気があるのがYou Tubeでしょう。 「社内で動画コンテンツを制作・配信し共有するのであれば、You Tubeで十分ではないか?」そのように考える方も多いのではないでしょうか。しかし、YouTubeはコストをかけずに視聴も投稿もできますが、機密性の高い動画コンテンツ配信においては、不安要素もあるのです。 それは、動画コンテンツの公開設定で制限をかけても、一度URLを特定されてしまうと、その動画コンテンツを削除しない限り、誰でも視聴できてしまうことです。 誰でも簡単に利用できるからこそ、情報が漏洩してしまう危険性も高くなります。 コスト面では優れているYou Tubeですが、動画コンテンツを社内共有する場合は、セキュリティがしっかりしている配信システムを選ぶことをおすすめします。 ここまで、いかがでしたでしょうか。 当社のadmintTV Portal、admintTVは、動画コンテンツを暗号化して配信する上、DRMなどの多様なアクセス制限をご用意しており、セキュリティは万全と言っても過言ではありません。また、全社員一斉視聴などの、大規模配信のご相談も承っております。 「Lecture Live Pro」サービスのご用命を頂ければ、貴社の重要なライブ配信をしっかりとお手伝い。気になることがございましたら、ぜひ、お気軽にご相談ください。お問い合わせをお待ちしております。 ※YouTubeおよびYouTubeロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。 社内動画共有活用事例 それでは、 DX化で企業での情報共有に動画が活用されているシーンや事例をご紹介いたします。 ①社内研修 情報共有ツールとして動画配信を導入することで効果が高いのが、社内における研修やセミナーです。 特に複数の支社や拠点を持つ中小企業~大企業においては、社内研修をそれぞれの地方で複数回開催することも珍しくありませんでした。また、それに併せて担当者や社外講師を確保と、長距離での移動も発生していたものです。しかし、研修内容を動画で配信することによって、場所の移動やそれぞれの会場でのセッティングの手間が省ける上、複数拠点からの視聴も可能なため、一回の開催で全社員に向けての研修が完結することが可能となります。もし商談などでリアルタイムでの参加ができない人が出た場合も、保存された動画を視聴することで同じ情報を得ることができるため、従来の開催よりも利便性が高いといえるでしょう。 ②業務・操作マニュアル 製造工場や飲食店、ホテルなど、機器の操作手順や、調理・接客サービスなどのマニュアルが必須な業種においては、マニュアルが動画化されていることは業務の効率化に大きく繋がります。文書や口頭での業務指導では伝わりづらかったことも、動画で見て学ぶことで一目で理解しやすくなるためです。担当者や指導者が現場や店舗に赴き、業務指導を行い、その場で確認をすることももちろん大事です。しかし、マニュアルを動画化する事で先に基本部分を学んでもらい、その後各所で確認するという形を取れば、業務効率化に繋がりやすく、指導員の人手不足解消にも役立つことでしょう。また、その動画コンテンツを時間を選ばず、繰り返し見て学びなおし、反すうすることもできるため、おススメです。 ③拠点間の情報共有 全国に支店や拠点を持つチェーン店などでは、本部からの業務連絡や情報共有に動画を用いる会社がDX化の進度に伴ない増えてきています。営業ノウハウや株主総会の様子の共有なども動画で行う方が、より具体性や現場感が増すため効果的です。メールやプレゼン資料を確認するのも良いですが、数分程度の動画共有の方が視聴する側にとっては、視覚と聴覚で受け取ることで印象に残りやすくなるので、課題の見過ごしを防ぎやすくなります。 ③トップメッセージ 企業の規模も拡大し、社員の人数が増えていくと企業理念や社長のメッセージなどの「想い」が会社全体に浸透しづらくなってきます。社員が30人を超えると社長と社員のコミュニケーションが難しくなってくる、という話もあるほどです。社員の方でも会社の規模が大きいと社長や経営陣と直接話をする機会もなく、話を聞いた・姿を見たのは入社式だけ、実は顔も覚えていない、なんてことも。そのため、企業理念や会社のビジョンの浸透不足を課題にしている企業も少なくありません。 人は相手の顔を見て話を聞くことで、相手の存在を認め、その言葉を受け入れやすくなるという説もあります。そのため、社員皆に会社の方向性や倫理、理念を語った社長のメッセージを動画配信したり、部署ごとのミッションや目標を月例会議や年度末に会社全体で共有する事は、メールや資料だけでの伝達に比べて、共感を呼びやすくなり、メッセージが伝わりやすくなる事でしょう。また作成した動画を共有サーバなどに保管しておけばいつでも見ることができるので、中途入社の社員や新入社員にもいつでも共有が可能となります。 社内向け動画共有を検討しているならadmintTV Portal・TV admintTV Portal・admintTVでは、世界標準の最新機能を搭載した動画配信システムをご用意しております。当社のサービスは多くの企業様に導入していただいているため実績も豊富で、強固なDRM(デジタル著作権管理)もご用意しています。機能も多岐に渡っているので、ビジネスにおける動画を利用した社内DX化に最適なプラットフォームです。また、動画撮影のノウハウをお持ちで無い企業様には、撮影から配信までワンストップで承る「Lecture Live Pro」サービスもご用意しております。動画配信でお悩みがあれば、まずは気軽にお問合せください。 まとめ 今回はDXの例の一つとして、社内におけるコミュニケーションや、情報共有への動画利用に関してご紹介しました。前述しましたが、円滑な情報共有は、生産性の向上にも大きく影響してきます。「伝えるべき情報を、均一的に過不足なく伝える」「知りたい事や疑問を気後れすることなく得られる」などの情報源として動画を用いれば、あなたの会社内の生産性や社員の皆さんのモチベーションもグッと高まることでしょう。 ぜひ、ご参考ください。 » 続きを読む

2022/6/25

ストリーミング配信とは?配信方法とメリット・デメリットを解説

動画のストリーミング配信とは?動画配信方法とメリット・デメリットを解説

近年、さまざまな要因でオンラインでのビデオ会議や、ライブ配信に対するニーズが急速に高まっています。ミュージシャンやアーティストは配信による販路を視野に入れて活動し、ビジネスシーンではオンラインミーティングによるコミュニケーションが当たり前となりました。人々の働き方・交流方法は、今大きく変化をしています。 そのような中で、動画コンテンツの配信において、「ストリーミング配信」という言葉を耳にした事がある方も多いかと思われます。ですが、はたしてそれはどのような仕組みなのでしょうか。 このコラムではこの「ストリーミング配信」について説明していきます。 動画のストリーミング配信とは 少し前まで、インターネットで動画コンテンツを見ようとした場合、ダウンロード配信という形式が主に利用されていました。ダウンロード配信の仕組みは、動画コンテンツのファイルデータを利用者の端末(パソコンのハードディスクなど)へ全てダウンロードします。その後、端末に保存されたデータで動画を見るという形式で視聴を行なっていました。 しかし、多くの動画コンテンツではファイルデータ容量が非常に大きく、動画データを全てダウンロードするには、長い時間が必要となっていました。そのため、現在のように動画を気軽に楽しむことは難しいという状況だったのです。そこで注目されたのがストリーミング配信です。 ストリーミング配信とは、従来のダウンロード配信とは異なり、サイズの大きいファイルをパケット化(一定の容量ごとにファイルデータを小分けにまとめること)し、動画コンテンツのファイルデータをダウンロードしながら同時に再生するという仕組みです。これにより、ユーザーはインターネット環境があればスムーズに見たい動画を再生でき、ダウンロードの時間を無駄にすることなく、自由に動画を見ることができるようになりました。 視聴が終わるとパケット化されてダウンロードされたファイルデータはメモリから消去されます。端末内にファイルデータが残ることはありません。そのため、動画コンテンツのファイルデータをストレージ(各種デバイスのネットワークに接続されていなくても使用できる容量範囲)にダウンロード保存することなく再生することができます。 ダウンロード配信とは ストリーミング配信の説明をする際に、比較としてよく登場するダウンロード配信ですが、このダウンロード配信とはどのような配信方法なのかを詳しくご紹介します。 ダウンロード配信とは、前のセクションでも簡単にご説明したように、配信されている動画データを端末へダウンロード保存したのちに視聴する方法です。視聴時にインターネット回線がなくても動画を視聴できるという点が特徴になります。 ダウンロード配信との違い 下記は、ストリーミング配信とダウンロード配信を比較した表です。 ストリーミング配信 ダウンロード配信 動画のダウンロード 不要 必要 再生までにかかる時間 速い 遅い ストレージの容量 不要 必要 ライブ配信 できる できない 視聴時のインターネット回線 必要 不要 ※ダウンロード時にインターネット回線が必要 ストリーミング配信とダウンロード配信を比較した時の最も異なる要素は、動画をダウンロードする必要があるのかないのかということ。 ダウンロード配信は、動画を端末にダウンロードするためのストレージを用意しなくてはいけません。また、ダウンロードしたデータからの視聴となるため、リアルタイムで動画を視聴できるライブ配信の実施は不可能です。 対してストリーミング配信では、動画をダウンロードする必要がないため、動画をリアルタイムで視聴することができ、ライブ配信の実施が可能となっています。 ストリーミング配信の種類 現在のストリーミング配信には、オンデマンド配信とライブ配信があります。ここでは、その違いをご紹介します。 オンデマンド配信 オンデマンド配信は、あらかじめ完成された動画コンテンツデータをサーバーにアップロードし、ユーザーがアクセスして再生する仕組みになります。ユーザーは時間を選ばず、自分の好きなタイミングで視聴することができます。また、早送りや早戻しなどの機能を搭載しているサービスもあり、手軽で利便性が高いと言えます。 オンデマンド配信は、映画などの公開やセミナー、eラーニングの講習など、さまざまなコンテンツの視聴で広く利用されています。 ライブ配信 ライブ配信は、文字通りテレビの生中継と同じようなものです。撮影している映像を、ストリーミング配信用にエンコードしてリアルタイム配信するため、ユーザーはライブならではの興奮を体感できます。 同じ時間軸での配信ですから、オンデマンド配信のように早送り操作はできません。アーティストのライブやスポーツ中継、パーソナル放送局や監視システム、リアルタイム講習のeラーニング、オンラインセミナーや学会、株主総会などで使用されています。 ストリーミング配信に必要なもの ここまで読んで「ストリーミング配信を行ってみたい」と興味を持ったものの、具体的に何が必要かわからない方のために、動画コンテンツの配信に必要なものを挙げてみました。あくまで一例となりますが、ご参照ください。 【オンデマンド配信の場合】 オンデマンド配信では、あらかじめ撮影した動画を編集した動画ファイルが必要となりますので、そのための機材等を取り上げます。 ■動画素材:カメラなどで撮影した動画データ ■パソコン・動画編集ソフト:撮影した素材に編集を加える時に必要です。Adobe® Premiere Pro®、Final Cut Pro、DaVinci Resolve、Avid MediaComposerといった動画編集ソフトが主に用いられています。 ■グラフィック・エフェクトソフト:撮影物に演出として写真やイラストなどの差し込みカットや、アニメーションエフェクトを入れるなど、撮影物以外の素材を入れたい時に必要です。こういった素材を準備作成する際には、Adobe® After Effects®、Adobe® Photoshop®やAdobe® Illustrator®などがあると、写真画像のレタッチ、CG関連の制作やエフェクトの制作を行い、より良い素材が準備できます。 【ライブ配信の場合】 ライブ配信では、撮影した動画を即時送出することで、ストリーミング配信を実施します。ですので、オンデマンド配信とは機材構成が異なります。ひとまず、一般的なものを取り上げさせていただきます。 ■撮影機材:動画撮影用のカメラ、マイク、照明、三脚に、配信用のモニター、エンコーダー、スイッチャー、ミキサー、LANケーブルなど。 また、配信時には音声と映像のズレなども考慮しながら実施する必要があります。 このようにオンデマンド配信とは異なり、ライブ配信では専用の機材やオペレーションが必要になります。 【オンデマンド配信・ライブ配信共通】 ■エンコーダー:撮影した素材や編集済み素材をストリーミングフォーマットへ変換し、データを送出するソフトウェアもしくはハードウェア。書き出すデータのフォーマットが合わないと、せっかくの動画コンテンツが配信できません。 ■ストリーミングサーバ:ストリーミング技術を利用した動画コンテンツファイルを公開するために必要です。 ■回線:ストリーミングサーバから安定した配信を行う為には、ご契約のインターネットプロバイダから広帯域専用回線を準備する必要があります。 ストリーミング配信のメリットとデメリットとは 数多の物事と同様、ストリーミング配信にもメリットとデメリットが存在します。ストリーミング配信の特性をご理解の上、効果的なご利用のためにも、是非ご一読ください。 ストリーミング配信のメリット ストリーミング配信には、以下のメリットがあります。それぞれ解説していきます。 ローカルへのダウンロード保存を必要としない ストリーミング配信は先にご紹介した通り、動画コンテンツのファイルデータをダウンロードしながら同時に再生できます。したがって、映画やミュージックビデオほか、著作権や機密として配慮が必要な動画コンテンツの配信に適しています。 コンテンツの複製ができない ストリーミング配信であれば、動画コンテンツのファイルデータを見るだけで保存はできないため、悪意あるユーザーにコピーされたり、流用・悪用されたりすることもなく、安心して配信することができます。 長時間再生との相性抜群 映画などの再生時間が長い動画コンテンツでもストリーミング配信なら、端末のストレージ容量を気にすることなく視聴することが可能です。セミナーや講座の視聴、企業における多様な会議の配信など、時間が長くなりがちな動画コンテンツの配信にとても相性の良い配信方式です。 再生開始の早さ ストリーミング配信は、配信する動画のデータを小さく分けながら再生するため、回線や端末の負担が少なくなります。 動画データの容量が軽くなることで、再生開始までの時間を短縮することができるため、ストレスフリーに動画を視聴することが可能です。 ストリーミング配信のデメリット ストリーミング配信には様々なメリットがありますが、以下のデメリットもあるため解説していきます。 インターネット回線に接続していないと利用できない ストリーミング配信の最大のデメリットは、「インターネットに接続していないと一切の動画コンテンツが見られなくなってしまう」という点に尽きます。各種デバイスの保存容量を取らない分、インターネットからのデータ転送が無いと、どうにもなりません。 速度制限が掛かることもある 動画コンテンツのデータは特に高画質な動画の場合、データサイズが大きくなります。特に高画質な動画の場合、スマホやタブレット端末にて通信会社のネットワークを使って視聴した場合、ご契約プランによっては設定されたデータ量を超えてしまい、速度制限がかかる可能性があります。 追加料金でデータ量を使いできますが割高なケースもあります。ストリーミング配信で動画コンテンツを見る際は、容量の大きなプランをご契約いただくか、Wi-Fi環境での視聴をおススメします。 高スペックな通信環境が必要 インターネット回線に接続していても、通信環境が悪いとデータの転送が動画コンテンツの再生に追いつかず、映像が途切れる場合があります。また、動画コンテンツの視聴画質に影響が出るケースも考えられます。 いずれにせよ、満足のいく動画視聴をするには、しっかりとした通信環境が必要です。 ストリーミング配信の活用例 ストリーミング配信は、利便性や情報セキュリティの安全性などが高いことから、様々なシーンで活躍することが可能です。 ここでは、代表的な活用例を5つご紹介します。 社内情報の共有 ストリーミング配信は、社内での情報共有を円滑に行うことができます。 例えば、新しい商品やサービスの詳細、発生したトラブルの内容などの情報を、視聴用のサーバーやページに動画でアップロードし設置しておくことで、迅速にかつわかりやすく共有できます。これにより、多くの社員へ正確に情報を伝達することが可能です。会員制視聴サービスであれば、視聴状況の確認も実施できます。 機密性の高い情報を配信する場合、当社のadmintTVサービスであれば、動画そのものへのアクセス自体を制限できるクローズドサイトに配置したり、ユーザー制限やパスワード設定を行うなどの、さまざまな設定がご利用いただけます。 研修・オンラインセミナー 研修・オンラインセミナーなどの長い時間に渡る配信内容でも、ストレージ容量を気にすることなく配信することができます。 演者視聴者ともに、ネット環境とPCやタブレット、スマートフォンなどの端末があれば、リアルタイムでの配信または視聴を実施することができます。大勢の視聴者を集めた会場を用意する必要がなく、小規模なスタジオや、打ち合わせスペースなどからでも配信が実施可能です。 そのため、会場費や資料代などの各種コスト削減にも貢献できます。 eラーニング 社員の資格取得やキャリアアップなどのためにeラーニングを実施する企業は多いかと思いますが、学習ツールとしてもストリーミング配信を活用することができます。 その際、独自に作成した学習コンテンツであってもコンテンツの複製ができないため、外部へのコンテンツ流出等を防止することが可能です。 商品やサービス紹介 ストリーミング配信を活用し、自社の商品・サービスを紹介することで、口頭や文章での説明よりも訴求効果を発揮することが期待できます。 特にライブで、自社の商品・サービスを実際に使用する様子を配信すれば、より具体的にベネフィットを伝えることができるため購買欲向上にも繋がるでしょう。 さらに、当社はデジタルサイネージサービスのご用意もありますので、こちらも是非ご活用ください。全国的に自社の商品・サービスをアピールすることが可能です。 デジタルサイネージサービスはこちら! ⇒デジタルサイネージ エンタメ映像 自社で作成したエンタメ映像を外部に提供することが可能です。 ストリーミング配信を活用することで、映像をダウンロードするための時間や再生までにかかる時間を短縮することができるため、視聴者は快適に映像を楽しむことができるでしょう。 動画コンテンツ配信をカンタンにできるadmintTVサービス 当社の動画配信システム、admintTVサービスなら、いつでもストリーミング配信が可能です。 admintTV Basicは、動画配信用アップロードサービスとして、さまざまな動画フォーマットに対応すると同時に、大規模ストレージをご用意しています。CDN(コンテンツデリバリーネットワーク:動画、ライブを安定的に配信するためのネットワークのこと)を安価でご提供するなど、ビジネスでの動画利用に必要な、最新機能も取り揃えております。 admintTVPortalやadmintTV Webinarは、admintTV Basicに、動画コンテンツ配信用ウェブページの構築機能を加えたサービスで、収益化を見込んだ有料会員向けのセミナーや講座などとの相性が抜群です。 ライブ配信であれば、セミナーの様子を撮影・送出することで、admintTV Basicのライブ配信プラットフォーム機能を通して、リアルタイムで配信することができます。 admintTV サービスでは、HTML5 Playerを標準装備しているため、視聴側はプラグインなどを使わずに、各種ブラウザを用いてパソコンでもスマホでも同じ動画を視聴できます。そのため、遠方の方や、会場に来られない方にも同じ情報を届けられます。 ストリーミング配信をお考えなら、ぜひ、当社も候補に加えてご検討ください。 ご興味や、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせのほど、お待ちしております。 ※AdobeR、AdobeR IllustratorR、AdobeR PhotoshopR、AdobeR PremiereR、AdobeR After EffectsRは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。 ※PowerPointRは米国Microsoft Corporationの登録商標です。 ※Apple、Final Cut、Final Cut Proは、米国その他の国で登録された Apple Inc. の商標です。 » 続きを読む

2022/4/8

ビットレートとは?動画配信とビットレートの関係を簡単紹介

ビットレートとは?動画配信とビットレートの関係を簡単紹介

近年、手軽に動画を撮影・閲覧できるスマートフォンや動画配信サイトなどの拡がりにより、企業イメージや商品紹介をはじめ社内研修、e-ラーニング、株主総会の配信などに動画コンテンツを活用する企業が増加してきました。 そんな中、動画コンテンツを作成・配信するにあたって注意したいのが「ビットレート」です。しかし、「ビットレート」に関してよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、ビットレートとはどのようなものか、適切なビットレートの目安などについて解説していきます。 ビットレートとは? ビットレートは1秒間あたりのデータ量(情報量)のことを指し、その単位はbps(Bit Per Second)になります。動画コンテンツにおいては、ビットレートは映像と音声それぞれ割り当てられ、その数値が高ければ高いほどデータ量が大きくなります。 映像ビットレートが高い場合、その動画コンテンツは高画質で精細なものとなり、音声ビットレートが高い場合は、音質が良くなります。しかし、数値が高いと、動画コンテンツの容量も大きくなるため、動画コンテンツを作成者がサーバにアップロードする時にも、視聴者が視聴する時(ダウンロード)にも時間がかかってしまいます。 そのため、動画編集を行なう際、解像度やアスペクト比などの動画サイズを意識するだけではなく、動画を書き出す時のビットレートについても正しい知識を身につけ、注意するようにしましょう。 2種類のビットレート 先にも書いた通りビットレートには「映像ビットレート」と「音声ビットレート」の2種類があります。この両方を合計したものが、動画コンテンツ全体のビットレートで、「総ビットレート(オーバルビットレート)」と呼ばれています。 一般的には音声ビットレートより映像ビットレートの方がデータ量は大きくなります。さらに動画の動きが多い、1秒間のフレームレート(コマ数)が多い、解像度が大きいなどにより映像ビットレートは大きくなることを踏まえておきましょう。 動画の美しさは何で決まる? 動画の美しさは画面解像度とフレームレートで決まります。 画面解像度とは動画において、ディスプレイに表示できる画素(ピクセル)の密度のことを指します。横×縦のピクセル数で表示され、この数値が大きければ大きいほど、たくさんの画素でできていることになり、より鮮やかな映像になるのです。 そして、フレームレートとは1秒間に何枚のフレーム(静止画像のコマ)を表示するかを表わします。例えばですが、全く同じ動きを表現する2本のパラパラ漫画を同じ秒数でめくる際、10枚の絵で作った場合と、30枚の絵で作った場合では、30枚の方がより動きを飛ばさずに描け、滑らかに動いているように見えます。それと同じようなものです。 そのため、フレームレートは数値が高ければ高いほど動画の動きが滑らかになります。この画面解像度とフレームレート、それに見合ったビットレートを設定すると、より美しい動画コンテンツになるわけです。つまり、美しくてきれいな動画コンテンツを制作するには、それに応じたデータ量を確保し、高いビットレートを設定する必要があります(※動画コンテンツを閲覧する機器にもよります)。 適切なビットレートにするには 前の項目で「動画の美しさが何で決まるか」に関してを述べました。しかし、実は、動画コンテンツの内容や、視聴する実機によって適切なビットレートは変わるため、一概に動画を高ビットレートで制作する必要はありません。なぜなら、データ量の大きな映像を作成しようとしても、パソコンのスペックによっては、処理に時間がかかったり、場合によっては処理ができないといったトラブルも発生しかねないためです。 また、作った動画コンテンツをアップロードするサーバによっては、自動的にサーバ側で再エンコード(動画においては圧縮や変換)をかけるものもありますし、映像を配信する機器によっては、流す動画コンテンツの設定があらかじめ決められていることもあります。そのため、実際に視聴してもらう機器の推奨設定を確認の上、画面解像度、フレームレート、ビットレートを決めて作った方が無難です。 動画コンテンツを編集時に大きめに作成して、後から圧縮して書き出しを行うこともできますが、場合により映像が荒れてしまうこともあるようなので、注意しましょう。 ビットレートが高いことのメリット・デメリットとは? ビットレートを高い値に設定して、動画コンテンツのデータを書き出すと、以下のようなメリットがあると考えられます。 ・動きの速い映像でもノイズを発生させることなく配信することができる ・きれいで美しい映像を配信できる ・動画コンテンツの音質が良くなる また、ビットレートを高く設定し、フレームレートを多くし、動きが滑らかな映像配信も可能になります。 一方、デメリットにはどのようなことが考えられるでしょうか? ビットレートを高い値にすると、動画ファイルの容量もそれに比例して大きくなります。動画ファイルが大きくなると、以下のようなデメリットが考えられます。 ・web上で動画配信時に、視聴する人のインターネット環境によっては再生がうまくいかないといったトラブルが発生しやすい ・視聴の際のインターネット通信量が多くなる ・配信サーバのストレージ容量や配信時のデータ流量に影響を与えてしまう これらのメリット・デメリット、配信する動画コンテンツの用途や視聴機器の設定を踏まえた上で、ビットレートの数値を決めることをおすすめします。 望ましいビットレートにするためには? では、ビットレートを適切な値にするためにはどうすれば良いのでしょうか?ここではその方法を具体的に述べていきます。 〇画面解像度を確認しよう 画面解像度の高すぎる動画を制作してしまうと、それだけでデータ量が大きくなってしまい、ビットレートもそれに応じて高くなります。そのため、動画内容によってはむやみに高い画質(大きな縦横サイズ)で映像を作成・編集しない方が、ビットレートを低く抑えられます。 〇フレームレートに注意しよう フレームレートは編集・書き出し時と同じ値で、動画撮影(時のカメラの設定)も行なうのが一般的です(逆に動画撮影時の設定に、編集・書き出し設定を合わせる場合もあります)そのため、撮影時に、カメラのフレームレート設定を上げすぎないことがポイントになります。フレームレートを上げすぎなければ、それに従いビットレートも低く抑えることができるため、データ容量を押さえやすくなります。 〇コーデックの設定に留意しよう コーデックとは、映像や音声データの変換や圧縮・伸長する形式のことです。 ここでは、動画コンテンツのVOD配信を前提としますが、映像を動画編集ソフトで編集した後には、それを視聴できるデータファイルにして書き出し、サーバにアップロードしなければ、視聴者は見ることができません。そのため編集したデータを、変換・圧縮・伸長するコーデックを決めて書き出します。 コーデックには、ビデオコーデックと音声コーデックがあり、ビデオコーデックには「MPEG-2」「WMV」「H.264」「H.265」ほか、音声コーデックには「MP3」「WMA」「AAC」ほかさまざまな形式があります。 書き出すコーデックの種類は視聴者が見る媒体や、アップロードするサーバの仕様に準じるのが最適ですが、大抵、複数の種類に対応しています。コーデックの種類により、データの重さや映像の質が変わることがあり、ビットレートが低くても高画質の動画で保存できる場合もあります。余裕があればいろいろと試して、適切なコーデックに切り替えて書き出しをしてみましょう。 以上、ビットレートについて、いかがでしたでしょうか。 動画コンテンツを作成する際はぜひ、ビットレートについても意識することをおすすめします。 会員制動画配信システム「admintTV Basic・admintTV Portal」は世界標準の最新機能を搭載 前述の通り動画コンテンツを活用する企業は年々増えてきています。そして動画コンテンツには、用途により社外秘内容のものもたくさんあります。そのため、多くの企業が、動画コンテンツを配信するにあたり、セキュリティ面も考えて動画配信システムを選ぶようになっています。 では、セキュリティのしっかりした会員制動画配信システムとはいったいどのようなものなのでしょうか? 例えば、無料動画配信サイトの自社公式アカウントでは、商品紹介や企業イメージの動画コンテンツを、不特定多数の人に周知しやすいでしょう。しかし、社員研修動画や株主総会、セミナーやeラーニングなどの、社外秘や会社の財産である情報を含んだ配信を行う場合は、特定の人だけが視聴できるようにしなければなりません。 そんな限定公開に適しているのが、有料の動画配信システムなのです。有料の動画配信システムならば、「広告が表示されてしまう」「サイトのデザインを自由に作れない」「他社の動画が、『おすすめ動画』に表示される」「収益化の方法に限りがある」など、気になる点の解消する機能が揃っていることも多いです。 当社のadmintTV Basic・admintTV Portalは、お客さまの「気になる」を解消すべく、世界標準のさまざまな最新機能を取りそろえた動画配信システムです。admintTV Basicは、動画コンテンツをアップロードすると、その動画コンテンツのURLタグを取得でき、お客さまのwebサイトのソースにURLタグを貼るだけで配信ができます。そして、その動画コンテンツにパスワード設定も施すことができるため、限定公開もできる仕組みになっています。 admintTV Portalは、動画配信プラットフォームadmintTV Basicに、動画コンテンツの販売を可能とする動画ポータル構築機能を加えたサービスです。ご自身でサイトの構築を行えるため、お好きにデザインができ、動画コンテンツの販売機能、多様な販売形態と決済方式をそろえています。セキュリティも、暗号化配信に加え、より慎重を期したい方には、DRM(デジタル著作権管理)もご用意しております。 詳しい資料を準備しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 » 続きを読む

2022/4/1

オンライン研修・オンデマンド研修とは?基礎知識から実施の流れを解説!

オンライン研修・オンデマンド研修とは?基礎知識から実施の流れを解説!

コロナウイルスの影響により、リモートで実施できるサービスが多数普及しました。オンラインで視聴できる動画を使ったオンライン研修もその一つです。 この記事では、急速に広まったオンライン研修について、その形式であるライブ配信型のリアルタイム研修と録画配信型のオンデマンド研修の違い、オンライン研修のメリット・デメリットといった基礎知識、そして実施するまでの流れをご説明いたします。 オンライン研修とは オンライン研修とは、研修やセミナーをインターネットを介し、オンライン上で受講できるものです。従来は、非オンライン研修が主流で、研修を行う講師と受講者が同じ場所に集まって研修講師による指導を受けたり、セミナー形式でお話しを聞くスタイルでした。 オンライン研修は、インターネット環境と視聴するメディア(PC、スマートフォン、タブレット端末など)があればどこでも受講できるため、コロナ禍において直接人と接しないだけでなく、場所を選ばず受講できる利便性の高さと、講義準備の効率の良さなどさまざまなメリットがあり、多くの企業で急速に広がっています。 このオンライン研修には、大きく分けて「リアルタイム研修」と「オンデマンド研修」という2つの形式があります。それぞれの研修方式について、ご紹介させていただきます。 リアルタイム研修(ライブ配信型) 従来の集合型の対面研修が、ライブ配信に切り替わった形式です。受講するにはWeb会議用のアプリやシステムを利用する必要があります。 複数の受講者が一つの研修やセミナーを視聴するという点では従来の研修や講義と同じですが、実際の対面式研修とは違い、PCやスマートフォンなどから参加が可能なため、場所を選びません。アプリやシステムにチャット機能があれば、講師と受講者の双方向でのコミュニケーションも可能になります。 オンデマンド研修(録画配信型) オンデマンド研修は、予め作成された研修や学習用動画コンテンツを視聴して受講する研修形式です。 こちらも視聴にはインターネット環境や視聴用のPC、スマートフォンなどのメディアが必要です。既に完成されている動画コンテンツを見る形式ですから、いつでも何処でも受講者の好きなタイミングで視聴ができることが大きな特長です。 オンデマンド研修では、繰り返し視聴ができるので、受講者が講師の言葉を聞き逃してしまったとしても、動画コンテンツを早戻すなどして、安心して効率的に、見直すことができます。 また、リアルタイム型で研修を行う際、その様子を録画し、後日オンデマンド方式で配布するケースも多く見られます。タイミングが合わずにライブ配信を見逃した人でもオンデマンド形式で研修に後から参加ができて便利です。 オフライン研修(対面研修・集合研修)との違い オンライン研修とオフライン研修には、それぞれ独自の特徴があります。 オンライン研修のメリットについてはこの後に詳しく解説をしますが、場所を選ばず、時間の柔軟性が高く、コスト面にも優れています。 一方、オフライン研修は1つの会場に講師と受講者たちが集まり、対面で行われる研修です。質問や意見交換がその場で行えるため、理解が深まりやすい特徴があります。しかし、会場費や交通費、宿泊費などの費用がかさむことが多く、全員のスケジュール調整も必要です。 eラーニングとの違い eラーニングは、分かりやすく例えると「学びを電子化したもの」です。タブレットやスマホなどを使い、インターネットを利用してオンライン上で学習することが可能です。 教材は動画やテキストなど多岐にわたり、学習管理システム(LMS)を通じて提供されます。さらにeラーニングは、一度作成したコンテンツを繰り返し使用できるため、コスト効率が高く、大人数を相手にした研修を実施することにも適しています。ただし、自己管理が求められ、進捗管理やモチベーションの維持が課題となることがあります。 オンライン研修はリアルタイムでのコミュニケーションと即時フィードバックが特徴であり、対面に近い学習体験をオンライン上で提供します。eラーニングもインターネットを利用しますが、事前に制作された教材を使用するため、受講者全員の日時も合わせる必要がなく、自分のペースで学習できる柔軟性が大きな違いです。 オンライン研修が急速に普及した背景 オンラインでの研修自体は2000年ごろからスタートされたといわれていますが、実施していたのは一部の、業務やサービスにインターネット環境を組み込むことに前向きな企業だけでした。 しかし、今ではIT事業とは関連のない業務の会社や、中小企業でもオンライン研修は当たり前のものになっています。新型コロナウイルス蔓延の影響はもちろんですが、ここまでオンライン研修が普及した背景には次の要因が考えられます。 ICT(情報通信技術)の向上やスマートフォンの普及 ICTは近年、目覚ましい発展を続けています。かつてはパソコンに有線、ケーブルでしか回線を繋げなかったインターネットは無線で接続できるようになりました。 インターネットの接続料金は、ダイヤルアップ接続が主流の時代には、接続時間に応じて料金がかかり、うっかり熱中してしまうと、月数十万円の請求が来たなどとニュースに取りざたされていました。今はプロバイダ各社のプランも安価となり、その心配はほとんど無くなりましたが、当時は電話料金の請求が来るたび、ヒヤヒヤしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 また、携帯電話も声でのやり取りしかできない大型のものから、メールができるガラケーに、そして今はスマートフォンが主流となり、SNSという新しい文化も生まれ、親しまれています。そしてかつてはテレビや映画館で番組を楽しむ以外に目にする機会の無かった動画は、スマートフォンやタブレットで、外出時でも気軽に楽しめるようになりました。その間およそ20年程度。進化と言っても過言ではなくICTは向上しています。 その中でも、現在多くの人が持つスマートフォンはどれくらい普及しているか見てみましょう。 総務省による令和2年版の「通信利用動向調査ポイント」 令和2年通信利用動向調査ポイント_総務省資料 によれば、以下のような結果が発表されています。 ・日本国内世帯でのスマートフォン保有率は86.8% ・個人のインターネット利用機器はスマートフォンがPCを上回り、20歳~39歳の各年齢層で9割がインターネットを利用 ・国内企業の7割近くがクラウドコンピューティングサービスを利用 また、これによると、現在の日本では世帯の9割近くがスマートフォンを持っており、特に20~39歳の年齢層では9割がインターネットを利用しています。 動画コンテンツをスマートフォンやタブレットなどで見ることが当たり前となってきた現状、研修やセミナーのオンライン化は今後さらに促進することでしょう。 コロナ禍の影響と研修のオンライン化 先述した通り2019年に端を発した新型コロナウイルスの影響で、従来までは当たり前だった集合型の対面研修やセミナーをオンライン開催に移行する会社が増えました。 新型コロナウイルス感染者数が減少すると、リアルイベントの開催が増えるため、オンライン研修の需要の増減は、新型コロナウイルスの感染者数に大きく左右されると考えられます。 しかし、今回の出来事をきっかけに多くの企業が積極的にITツールを導入し、オンライン研修やリモートワークなど、さまざまなことをオンライン化し始めました。そのため、情勢により短期的にはオンライン研修が減ることもあるかもしれませんが、長期的にはごく身近なものとして浸透していくと考えられます。 オンライン研修のメリット では、研修やセミナーのオンライン化にはどのようなメリットがあるか、それをご紹介していきましょう。 メリット①教育の均一化 従来の集合対面型のセミナーや研修では、会場の規模に伴って参加できる人数に限りがありました。また企業においては都心や本社で開催される研修に、地方支社や地方在住の従業員が参加できないケースや、開催場所ごとに講師や指導役が違うことで発生する教育内容の違いも見受けられました。 しかし、研修がオンライン化され、距離の問題が解決できたことで、場所による教育格差が解消された事は、主催側にも受講側にも大きなメリットといえるでしょう。 メリット②コストパフォーマンスの良さ 2つ目のメリットはコスト削減が見込める点です。 今までは研修会場に日時を合わせて集合した上で受講することが当たり前でした。研修がオンラインで、どこででも受講できるようになったため、移動交通費、宿泊費などが掛からないことは受講する側からするとメリットといえるでしょう。 また、研修を開催する企業や部署においても、研修を行う会場費、準備から開催にかかる人件費は、開催する都度かかっていたと思いますが、それが一時で済むことになります。 オンライン研修は、コストパフォーマンスに優れている研修形式と言えるでしょう。 メリット③参加者の管理 オンライン研修では視聴者数や再生数が、ライブ開催時でもリアルタイムでカウントされます。そのため、研修やセミナーを開催する側としては参加者の人数管理がしやすいことでしょう。 また、使用するツールにもよりますが、アクセスしたユーザーを一人一人管理することもできるため、参加者の習熟度を確認して、評価や改善点を確認することも可能です。 メリット④繰り返し視聴で効果的な学び リアルタイム研修の時には、大抵内容は一度しか聞けません。そのため、分かり辛かった箇所や聞き逃しも、そのままにしていた参加者も少なからずいたと思われます。しかし、オンデマンド化された研修を配信すれば、参加者が繰り返し視聴できるため、聞き逃しを解消、内容も考えながら見返しができるため、理解しやすいことでしょう。 当社のadmintTVならば再生速度も変えられますので、気になった箇所まで早戻しにし、該当箇所で1倍のスピードで見るということもできて便利です。 オンライン研修のデメリット コストの削減や教育の質の平準化などメリットの大きいオンライン研修ですが、デメリットもあります。 デメリット①導入までに費用や時間が必要 オンライン研修を導入するためには、教材と運営するためのシステムが必要になります。教材はベンダーが作り上げた市販品を購入する方法や、1から作成するという選択肢もあります。またオンライン研修を行なうためのシステムも、必要な機能を精査し選ばなくてはなりません。 さらに、教材やシステムを決定したあとも、実際に使えるようになるまでにはある程度の準備の時間と費用が必要になることは避けられません。契約したシステムの使い方やそのシステムでどのように研修を進めていくか考えるなどの下準備が必要です。 もちろん集合研修でも準備は必要ですが、システムを使うことに不慣れな場合は余計な手間がかかってしまう可能性があります。 デメリット②コミュニケーションが取りにくい 画面越しでのやり取りとなるオンライン研修では、講師側からの発信がメインとなり、受講者側とのコミュニケーションが取りづらい面があります。 例えライブ配信型で双方向のコミュニケーションをとりながら研修を行ったとしても、集合型の研修と比較して受講者の反応を確かめにくいのは事実です。特にオンデマンド化された研修の場合は、適時質問などを行なうのに適しているとは言い難いでしょう。 デメリット③実技の習得に適さない場合がある 例えば英会話の学習であれば、オンライン授業によって知識を取得することもそれほど難しくはありません。しかし、調理や製造など実技の習得が必要な分野での教育を行う場合は、オンライン研修だけで習得させるのは容易ではなくなります。 オンライン研修には適している教育と適していない教育が存在しており、活用方法を考慮する必要が発生します。 デメリット④学習意欲の維持が難しい 特にオンデマンド型で教育を行なう際には、受講者の学習意欲や集中力が欠けやすいという問題点があります。 例えライブ配信型のオンライン研修であっても、集合型と比較して学習意欲の維持が難しいのは事実です。研修の効果を向上させるためには、受講者の意識を高く保つための工夫が必要になるかも知れません。 オンライン研修で受講者に必要なもの 自社内でオンライン研修を行う際、受講する側に必須のツールを5つ挙げました。配信を行う側が、受講者に準備をお願いしなければいけない場合もありますので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。 ①インターネット環境 「オンライン」研修なのでインターネットができる環境は絶対です。スマートフォンのテザリング(データ通信機能をもったSIMが差し込まれているスマホなど仲介して、そこからパソコンなど他のデバイスをWi-FiやBluetoothの無線でつなぎ、インターネットに接続すること)なども使えますが、固定回線の利用が最も安定して視聴できる環境になるでしょう。 ②PCやタブレット、スマートフォンなどの視聴端末 研修を視聴するための機器や端末が必須です。ノートPCやタブレットなら、移動先でも視聴ができるため便利でしょう。スマートフォンでも視聴できますが、ホワイトボードや黒板に書かれた文字が見えづらいこともあるので注意が必要です。 ③Web会議システムやアプリ 研修の動画コンテンツはWeb会議システムや動画配信プラットフォーム、研修提供企業のシステムなどを介して視聴できますが、Web会議ツールやアプリが必要な場合には②のPCや機器に予めインストールしておく必要があります。 当社のadmintTVの場合は、視聴用に配布されたURLにアクセスすればブラウザから視聴できるため、視聴する側に必要な事前の準備が殆どありません。PCにまつわる事に関して、苦手な社員が多いようなら、当社のサービスをおすすめします。 ④資料や教材 資料や教材が配布されている場合には、研修を受ける前にプリントアウトをして用意をしておくか、PCで資料データのファイルを開いておき、受講しながら確認できるようにしておくと、学習効果も高まることでしょう。 ⑤ヘッドホンセット、マイク 研修を社内の自席で受講する場合、他者の電話応対に、研修の声が聞こえてしまうことがあります。また、社外で視聴する際には、社外秘の内容が漏れたりしないよう厳重な注意が必要ですので、ヘッドホンは準備しておいた方が良いでしょう。 また、ディスカッションや質疑応答がある場合には、自分の発言に周囲の雑音が入らないようにマイクがあると便利です。 オンライン研修で注意すべきポイント 次に、オンライン研修やセミナーを開催する主催者側にとって、注意すべきポイントを紹介していきましょう。 ①学習効果を高めるために事前準備を万全に リアルタイム研修の場合には、特に受講する前の準備が大事になってきます。インターネットに繋がっていたとしても、動画がスムーズに視聴ができるかの確認は重要です。 映像が途切れたり、高画質で視聴しようとしたときに映像が乱れるようでは学習効果に影響が出かねません。事前に配信するにあたってインターネット環境に問題無いかをチェックしておきましょう。 また、資料や教材の準備が必要な場合にも確認は必須です。紙の資料として必要であれば印刷をしておく、データを映す予定なら、事前に作った資料を見返しておきましょう。できれば、カメラリハーサルをしておくと、手順や不備のチェック、心の準備ができると思います。 ②講師の顔を出して緊張感を持たせる 研修やセミナーは顔出しをした方が信用に繋がります。そのため、カメラとマイクは事前に問題無く使えるようにしておきましょう。 USBのカメラやマイクも安価で購入できますし、現在流通しているPCやタブレットには性能の良いカメラが搭載されているものも多いです。研修やセミナーを受ける側は情報や内容がしっかりしていたとしても、顔が見えない講師に対しては、懐疑的になることがあります。 視聴者にとっては、講師の顔が見える方が臨場感と程よい緊張感をもって受講がしやすい傾向があり、聴講にも身が入る人が多いようです。また、その際、講師が複数いる場合は、自分が話していない時でも、受講者が表情を見ている可能性に留意した方が良いでしょう。 ③受講者の理解度を把握する オンライン研修は、受講者によって理解度や習熟度に大きな差が発生しやすい手法です。そのため、主催者は受講者の理解度を把握しておく必要があります。 例えば、受講後に理解度テストを実施することで理解度を判定します。ここで理解度が不足していると判断された受講者には再度の教育を施すようにすることで、一定の水準を保ちやすくなります。また、受講後の理解度テスト実施を研修開始前に伝えておくことで、受講者の集中力維持にも効果を発揮します。 オンライン研修運営のコツ 次に、オンライン研修を開催するにあたって、その質を高めるための準備内容をご紹介します。 ①操作説明やテクニカルトレーニングを事前に行う 「初めてオンライン研修を利用する」「通常業務で使用する範囲外のPC操作は得意ではない」などの不安を持つスタッフ様を対象にしたオンライン研修の場合には、事前に受講者に、視聴機器の操作がどれだけわかるかを確認したり、技術研修を実施した方が良いでしょう。 PCのマイクやカメラの取扱いに不安がある方やWeb会議ツールのインストールからログイン方法など、初歩的と思える内容でも事前に行っておくと、研修当日、準備に手間取り、受講に遅れるというようなミスを防げます。スムーズなオンライン研修の実施と受講につなげるために確認や技術研修は大事です。 ②習熟度チェックや効果測定の仕組みを作る リアルタイム研修でもオンデマンド研修でも、映像を視聴するだけでは集中力が散漫になったり、学習意欲を維持しにくくなることもあり得ます。 それをできるだけ防ぐためには、研修に参加した方たちから研修後にアンケートを取る、テストを実施するなどして研修の効果を測定することをおすすめします。受講者の習熟度や効果をチェックすることで、次回以降の研修内容や、構成の見直し材料となり、内容の向上につながることでしょう。 ③情報漏洩を防ぐ手立てを オンライン研修やセミナーではそこで述べられる内容自体が、資産価値を持つことが殆どです。そのため、研修やセミナーの動画コンテンツを配布・販売されることは防がなければなりません。オンデマンド研修において、不正ダウンロードや録画への対応策として暗号化配信や、DRM(デジタル著作権管理 / Digital Rights Management)への取り組みは今や必須と言えます。 自社でのオンライン研修やオンデマンド研修を検討しているなら、当社のadmintTV Portalの導入を、ぜひご検討ください。 admintTV Portalは、最新のDRMに対応した動画配信システムで、機能も多岐に渡っており、多くの企業様に導入していただいているため実績も豊富です。 オンライン研修にぴったりの視聴制限や会員限定機能を搭載した最適なプラットフォームですので、社内向けの研修動画の配信や有料動画コンテンツの販売などの意向がありましたら、まずは気軽にお問合せください。 オンライン研修なら「admintTV Portal」 オンライン研修の導入を検討されている企業様には、当社デジタルクルーズが提供するサービスである、動画研修ポータルサイトの構築やワンストップでの運営を可能とする「admintTV Portal」がおすすめです。 サービスの特徴をご紹介させていただきます。 「admintTV Portal」の特徴 ・ノーコード構築が可能 ・独自ドメイン設定にも対応 ・受講者のグループ分けができ視聴分析も可能 ・アンケートやテスト機能も搭載 「admintTV Portal」はノーコードでのサイト構築が可能ですが、ポータルサイトの構築経験がないという企業様も、「構築協力サービス」によりスムーズに動画研修ポータルサイトを作成していただけます。また、独自ドメイン設定やアンケート・テスト機能など、同研修ポータルサイト構築と運営に必要な様々な機能を有しておりますので、安心してご利用していただけると自負しております。 デモアカウントの発行なども行っておりますので、是非一度お問い合わせください。 ⇒admintTV Portalの詳細はこちら まとめ オンライン研修やオンデマンド研修における基礎知識や運営のコツを解説してきました。社員教育を均一化し、コストパフォーマンスにも優れている事から、オンライン研修は今後も多くの企業で導入されていくことが予想されます。 オンライン研修やセミナーの開催を自社で検討している場合には事前準備を十分にすることが肝要です。開催に不安がある場合にはアドバイザーを起用したり、コンサルティングを受けて勉強をすると良いでしょう。 また、ライブでの配信を行いたくとも、どうすれば良いかお悩みの企業様は、当社のライブ配信をワンストップでお手伝いする「Lecture Live Pro」サービスをご利用ください。経験豊富なスタッフが、一丸となって、皆さまのオンライン研修やセミナーのライブ配信をお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。 ※Zoomは、Zoom Video Communications, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ※Bluetoothは、米国Bluetooth SIG,Inc.の商標です。 ※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。 その他、このコラムに記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。 » 続きを読む

2022/3/15

動画配信に最適な動画サイズとサイズの考え方を解説

動画配信に最適な動画サイズとサイズの考え方を解説

インターネット環境のインフラの強化、動画を視聴できるデバイス(タブレット、スマートフォン、PCなど)は凄まじい勢いで、高性能化が進んでいます。さらに、2020年3月より携帯電話の主要キャリア三社で5G(第5世代移動通信システム )のサービスが開始されました。それにより、今後ますます、高画質の動画を望まれると考えられます。 企業においても動画コンテンツを用いたWebやSNSマーケティングに重きを置くところも増え、商品訴求やイメージ戦略などに動画コンテンツの活用を、と関心や需要は高まるばかりです。 そこで、この記事では、動画コンテンツを作成するにあたり押さえておきたい、サイズや画面解像度などについて説明いたします。 動画サイズを理解するために知っておきたい用語 動画のサイズを理解するにあたり、主に下記の4つの用語を理解しておく必要がありますので、一つずつ解説していきましょう。 「ピクセル」 「画面解像度」 「アスペクト比」 「ビットレート」 ピクセル ピクセル(px)とは、デジタル画像や映像の画を形作る、色情報の最小の単位です。 デジタル画像を大きく拡大したときに、画像が小さなドットの集合体で構成されているのを見たことがある人もいるでしょう。このドット1つが1ピクセルになります。このピクセルの一つ一つに色がついており、それが集合することで、画像として描写されているのです。 よく画像や映像のサイズの話で「〇〇×〇〇ピクセルは~」と耳にすることがあるかと思いますが、これは例えば「5522×3728ピクセル」の画像なら、横に5522個、縦に3728個のピクセルが並んで構成されている、ということです。 画面解像度 動画において解像度とはディスプレイに表示できる画素(ピクセル)の密度のことで、画素とは動画の縦横サイズのピクセル数を表す言葉です。画面解像度が大きい数値であればあるほど、たくさんの画素で映像ができていることになり、より鮮やかに見えます(※映し出す機器にもよります)。 ちなみにDVDの映像は854×480ピクセル、HDといわれる映像は1280×720ピクセル、Blu-rayディスクの規格でもあるフルHDといわれる映像の画面解像度は1920×1080ピクセルであり、それぞれ、数値の表すピクセル数で構成された動画ということです。 アスペクト比 アスペクト比とは、映像における縦横比率のことを指します。 表記としては「横:縦」で、アスペクト比の規格はたくさんあるため、全てを把握する必要はありませんが、よく使われるワイドの16:9とスタンダードの4:3の2種類は知っておいた方が良いでしょう。 ワイドは横長で、現在の地上波デジタル放送のテレビの比率がこれになります。スタンダードは正方形に近い感じで、ブラウン管のアナログテレビの縦横比がスタンダード(4:3)サイズになります。 ビットレート 動画コンテンツにおけるビットレートとは、動画が1秒間あたりの何ビットのデータで作られたかを表した数値の事を指し、表記の単位はbps(bits per second)になります。bpsの設定によって動画のデータ量や画質、音声の質が決まるので、動画コンテンンツ作成や動画配信の際には予めテストなどをして、適切な方法や書き出し時の数値を知っておくと良いでしょう。bpsは任意で設定できますので、動画コンテンツを配信する機器に合わせた目安となる設定値を押さえておくことをおすすめします。 ちなみに1Mbpsは1分間で7.5MBのデータ量です。 ビットレートを高い数値にして書き出した動画はデータ量が大きくなり、高画質で繊細な映像表現に適していますが、反面、アップロードやダウンロードの際に回線に負荷がかかりますので、気を付けてください。 動画コンテンツの企画・制作をする場合は、実際に動画コンテンツを映し出す機器のアスペクト比や解像度だけでなく、動画のデータ量に関するビットレートについても考慮しましょう。 一般的な動画コンテンツのサイズ 簡単にですが、動画コンテンツのサイズをご紹介しましょう。 動画コンテンツの規格はたくさんありますので、主要なもののみ記載しました。   動画サイズと画面解像度の考え方 画面解像度の値が高ければ高いほど、繊細で滑らかな画像になるとお伝えしましたが、それに比例して画面解像度が上がれば上がるほど、ファイルサイズは大きくなります。ビットレートの項目でも書きましたが、ファイルサイズが大きくなると、動画コンテンツデータのダウンロード、アップロードのスピードが遅くなるなどの弊害も出てきます。視聴者の方がスマートフォンでの視聴する場合は、パケット通信の容量が定額通信料の上限を超えやすくなる、無くなってしまうなどの事態も起こりかねません。 これらを踏まえた場合、動画コンテンツの内容や視聴環境によって解像度の向き不向きも変わってきます。風景画像や映画、ドラマなどの緻密で繊細な美しい色合いの表現が必要なコンテンツであれば、フルHDの動画が適しています。一方、セミナーや研修など、そこまで画質にこだわらなくとも良い動画コンテンツの場合は、フルHDや4Kで作成する必要は無いと思います。 また、スマートフォンでの視聴をメインに設定した配信の場合も、モニターやPCと比較して画面が小さい事から、別のデバイスで後日配信する可能性が無いならば、フルHD以上、4Kなどの画質である必要は無いと言えるでしょう。動画コンテンツがどのような内容か、どのようなデバイスで流すか、複数のデバイスの場合は、基準をどれにするかなどを決めた上で判断することをおすすめします。 動画配信に最適なサイズとまとめ 今回は一般的な動画のサイズと画面解像度について解説しました。動画の作成、編集、配信などをおこなう場合は、ユーザーの視聴環境に合わせた「再生時の画面サイズ」を想定しておく必要があります。まずは適切な解像度と動画のサイズを知ることで配信トラブルを防ぎましょう。 専門的なことはわからない、難しい、と思われる方には当社の「Lecture Live Pro」サービスがおススメです。企画から、撮影・配信・視聴結果のレポート作成まで、ワンストップで動画コンテンンツ配信のお手伝いをいたします。スタッフには、動画配信のプロフェッショナルが揃っておりますので、お気軽にご相談ください。 動画配信、動画コンテンツの作成を検討しているなら 当社のadmintTV Portal・admintTVは、世界標準の最新機能を搭載した動画配信システムサービスです。実績も豊富で、多くの企業様に導入していただいており、堅実なDRM(デジタル著作権管理)をご用意、機能も多岐に渡っていますので、ビジネスにおける動画利用に最適なプラットフォームと言えましょう。動画配信システムのことは、ぜひ当社にお問い合わせください。   お問い合わせ » 続きを読む

2022/2/23

会員制動画配信の方法とメリットや注意点-おすすめシステムも紹介

会員制動画配信の方法とメリットや注意点-おすすめシステムも紹介

近年、社内外で動画を活用する企業が増えてきています。動画の種類も多岐に渡り、販促用動画、eラーニング、会社紹介や社内研修、株主総会の配信ほか、さまざまです。その中には、社外秘の内容の動画コンテンツも多くあり、そんな動画コンテンツの配信は、セキュリティ対策をした上で関係者や会員のみに限定して公開しているものも多くあります。企業が、関係者や会員のみ、いわゆる会員制動画を活用するケースは、主に下記のような場合です。 ・セミナーや講座を動画で配信する「ウェビナー」の開催 ・従業員向けの研修や勉強会などの動画配信 今回は、会員制の動画配信を実施したい企業の方に向けて、メリットやデメリット、注意点などを解説していきます。ぜひ参考にしてください。 特定の人だけに動画を見せる方法 動画を配信するといっても不特定多数の人に見せるか、特定の人だけに見せるかで配信する方法は大きく異なります。 より多くの人に動画コンテンツを見てもらうことを目的とする、動画コンテンツの視聴中に広告が間に挟まってしまっても支障が無い場合はYouTubeなどのプラットフォームを利用すれば、効率も良く、コストもかからずに実施できるでしょう。 では、特定の人を対象に、限定的に動画コンテンツを見せるなら、どのような方法がいいのでしょうか? おすすめは既存のクラウド型動画配信システムを利用する方法 近年では「クラウド」という言葉が、インターネットを経由して提供されるサービスであることは大分浸透しました。当社のクラウド型の動画配信システムadmintTVや admintTV Portalもそれらに該当します。 admintTVは、動画コンテンツ配信プラットフォームです。動画コンテンツをアップロードするとタグ(ウェブサイトに掲載するためのURL)が取得でき、お客さまのWebサイトのソースにそのタグを貼るだけで配信が可能になりますが、その際、動画コンテンツにパスワード設定がかけられますので、パスワードを知る方のみが閲覧できます。 また admintTV Portalは、CMS機能(HTMLやCSSのようなWebサイト制作に必要な専門知識を必要とせず、テキストや画像などの情報を入力するだけで、サイトを自動的に構築できるプログラム)を持った動画コンテンツ配信サイトを構築できるシステムです。動画コンテンツの投稿、編集、配信、販売などが一貫して行え、動画コンテンツの投稿にはadmintTVの仕組みが利用されているため、admintTV Portalも動画コンテンツの配信時にパスワードを知る人のみが閲覧できる状態になります。 当社のようなすでにサービスを提供して久しい、既存のシステムをご利用いただければ、開発に関わる費用や時間が一切必要ないでしょう。 会員制動画配信が可能な、有料動画配信システムを利用するメリット 有料動画配信システムを利用する場合、お金はかかりますが、費用に見合うだけの利便性があります。会員制の動画配信となれば、その際のセキュリティや機能は、社内外に会社そのものの信頼性や格をも判断されるポイントとなるため、重視せざるを得ないものなはず。 ここでは、有料動画配信システムを利用する場合のメリットを挙げましたので、ご参考ください。 ①セキュリティ対策が強固 限定公開で動画を配信する場合、有料の動画コンテンツ配信システムの多くは、無料のものと比較すると、セキュリティ対策に力を入れており、それが強固と言えます。 動画コンテンツは企業にとって財産とも言えるもの。特に、セミナーや講座の内容など有料会員向けとしている動画の外部流出は、そのまま利益の損失に繋がりますし、お金を払って会員になったユーザーからすれば不満や不信につながりかねません。また、従業員向けの研修や勉強会などの中には、各企業様で独自に積み上げてきたノウハウを含むものもあるでしょう。それらを守るためにもセキュリティは軽視してはいけません。 当社のadmintTVでは、IP制限、暗号化配信などのほか、DRM(デジタル著作権管理)もご用意しており、会員向け動画コンテンツ配信に適したセキュリティをご提供しています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。 参考 ・DRM(デジタル著作権管理)の詳細 ・動画配信のDRM(デジタル著作権管理)とは?DRMの機能と不正利用防止の基本 ②コンテンツの販売や有料サービスの提供が可能になる 動画をコンテンツとして販売することで収益化をすることができます。 YouTubeなど無料のプラットフォームだと収益化の方法が限られるほか、広告が配信されてしまい、有料動画の販売には適していません。有料の販売システムであれば、動画内広告はもちろん存在せず、販売形態も自由に選べ(単発・サブスクなど)、会員管理機能を用いて誰がどんな動画を見ているか細かく分析ができます。 Web上でセミナーを開催する「ウェビナー」、講座や授業をインターネットで受けられる「eラーニング」や「オンライン授業」、「学会」、「フォーラム」などは、会員制動画配信システムで販売されるコンテンツの代表的な例です。 従来は受講者・参加者は、会場へ直接足を運ぶ必要がありました。しかし今は、動画配信システムを利用してオンラインで配信を行えば、遠隔地にいるユーザーでもセミナーの内容を知ることが可能な上、都合が合わずリアルタイムで視聴ができない人も、録画してある動画をアーカイブを見ることができます。また、企業側もリアルタイムの配信だけでなく、そのアーカイブを販売することもできるようになりました。 語学スクールや学習塾においても同様で、遠隔地でも授業が受けられるメリットは大きく、販売に適していることでしょう。 ③カスタマイズ性が高い 有料の動画配信システムは無料のものに比べ、カスタマイズできる箇所が多くなります。特に自社運用で会員制動画配信や販売を行いたい場合は、有料のシステムを使った方が広範囲にわたってカスタマイズが可能になりやすいです。しかし搭載されていない機能を利用したい場合の開発コストは高くなりますので、やりたいこと、欲しい機能、コストをまずは業者と相談してみるのが良いでしょう。当社デジタルクルーズでも、提供しているadmintTV Portal、admintTVのカスタマイズのご相談を承っております。ご希望がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。 ④サポート体制が強い 有料の動画配信システムであれば、無料のものでは対応していない機能のことや、事前の相談からアフターフォローまで充実している場合が多いです。 導入初期など、操作や動画コンテンツ配信の運営に慣れてない場合には、どうしても操作が分からなくこともあるのではないでしょうか。そんな時しっかりしたサポートがあれば、安心して利用できることでしょう。 弊社デジタルクルーズでは導入後のサポート体制を用意しており、ご不明点をすぐに回答させていただきます。サポート体制で選ぶならぜひデジタルクルーズにお問合せください。 会員制動画配信システムの注意すべきポイント それでは次に、実際に会員制動画配信システムを導入する際に注意するポイントを紹介していきます。 ①使いやすさへの配慮 会員制動画配信システムを導入する目的は企業によってさまざまですが、顧客満足度を上げたいという気持ちはどの企業でも共通でしょう。 動画コンテンツをユーザーやお客さまに大いに視聴してもらえてこそ、システムの存在理由があります。視聴にあたって、システムが使いづらかったり、操作性に不満を抱かせるような仕様では、お客さまは離れてしまいます。社内向けであっても社外向けであっても、会員制動画配信システムにおいて使いやすさはとても重要です。そのため、即決はせず、まずはお問い合わせをして使い勝手の確認をすることをおすすめします。当社の動画配信システムに関しても、気になる点や知りたいことがございましたら、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ ②運用目的の明確化、手順や担当の整備 主に社外向けの場合ですが、会員制動画配信システムを何となくで用意するのはお勧めできません。なぜなら、動画配信した結果を、どのようにマーケティングに活かしていくのかはとても大事なことだからです。そのため、配信結果の分析が可能な、データ集計もできる動画配信システムを利用することをお勧めします。当社のadmintTV Portal、admintTVなら、再生回数、視聴時間などを動画単位・視聴可能な全動画合計でも解析可能ですので、視聴分析にお役立ちです。ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。 そのほか、会員制動画配信の実動業務は、システムの用意と利用手順の把握、動画コンテンツの準備、その後の分析など、社内の複数の部署が関わるプロジェクトになることが多いです。誰がどの業務をどこまで担当するのか、事前に明確になっているからこそスムーズな運用が可能になりますので、きちんと担当を決めておくのはとても大事です。 構築までの一連の流れを十分に把握して戦略的な運用を目指しましょう。 会員制動画サイトの導入を検討しているなら admintTV Portal・admintTVでは、世界標準の最新機能を搭載した動画配信システムをご用意しております。 多くの企業様に導入していただいている実績も豊富で機能も多岐に渡っており、もちろん視聴制限や会員限定配信に最適な機能もございます。社内向けの研修動画の配信や有料動画コンテンツの販売などの意向がありましたら、まずは気軽にお問合せください。 お問い合わせ まとめ 法人で動画配信を検討し始めると、大体において会員制動画配信システムを利用する選択肢が出てきます。動画配信は、運用目的や企業規模により、構築するシステムや利用するツールなど、必要とする機能が大きく変わるもの。 漠然とシステムを構築してしまうと、後から取り返しが利かなくなることもありますので、 まずは自社で動画を配信する理由と目的を明確にして、相性や予算に適したシステムを導入しましょう。会員制動画配信は色々準備が必要ですが、うまくいけば企業にとってさまざまなメリットが期待できます。どうか、しっかりと吟味の上、成功に繋げてください。 » 続きを読む

2022/2/6

動画配信システムの費用や相場は?構築方法毎の費用解説

動画配信システムの費用や相場は?構築方法毎の費用解説

近年は動画配信サービスの成長が続いています。有料動画配信サービス利用者は2016年頃は1,200万人弱程度だったのが、2020年には2,000万人以上まで拡大し、2023年に4,000万人近くまで拡大するという話もあります。※この記事は2022年に執筆されています。 多くの人がインターネットやSNSで動画を視聴することが当たり前になったこともあり、企業が出稿する広告媒体も動画のものが増えてきました。2020年の動画広告市場の規模は3,000億円弱とも言われ、2021年は3,800億円を超えると言われるほど高い成長を見せています。 企業が 動画コンテンツをビジネスに利用する流れは拡大傾向にあり、動画広告だけでなく、動画配信ビジネスも成長過程にあるといえるでしょう。今回は、そんな動画ビジネスにおいて重要な、 動画配信システムの導入費用や料金について解説します。 動画配信システムの導入・構築方法3種 動画配信システムを導入するにあたり、新たに構築する場合や既存のサービスを利用する場合にはどの程度の費用がかかるのでしょうか。動画配信システムの構築、導入方法にはいくつかの種類が存在しますので、順を追って見ていきましょう。 自由度は高いがコストがかかる スクラッチ開発 動画配信システムを一から構築する方法をスクラッチ開発と呼びます。スクラッチ開発で動画配信システムを作るのは非常にコストと時間がかかり、実施できる企業様は限られてきます。システムには配信する側と視聴するユーザー側、それぞれが利用するにあたって必要な機能が多数あります。配信する側に必要なのは、アップロードした動画の管理や保存などの配信をおこなうための機能などです。視聴するユーザー側には、ユーザー情報の管理機能、決済機能ほか、ユーザーが実際に利用する画面のデザインなど多くの機能やデザインの開発が必要です。 これらの 機能やデザインを何もない状態から新たに構築するスクラッチ開発は、自社独自の機能やデザインで自由に開発することが可能な一方、高額な費用と時間がかかりますです。 程よく自由に構築 パッケージ開発 システムの構築において、ある程度の自由度を選択できる方式として「パッケージ開発」という開発方法があります。動画配信システムの話に絞って「パッケージ開発」の話をすると、既存の動画配信システムを利用して、ほぼそのまま利用、もしくは機能の一部をカスタムして利用して構築する方法を指します。1から作るのではないため、スクラッチ開発と比べると、コストは低く、構築期間を短縮できる傾向にあります。 スクラッチ開発ほどの機能の自由度は求めていないけれど、オリジナル要素のある動画配信システムを自社で構築したい場合にオススメの方式です。 低コストで素早く導入・クラウド型動画配信システム 前述したスクラッチ開発やパッケージ開発は一般的に「オンプレミス」と呼ばれ、サーバーやネットワークなどのインフラを自社で保有して、運用する利用方式ですが、それとは別の利用形態に「クラウド型の動画配信システム」があり、近年はこちらの人気が高まっています。「クラウド型」は、動画配信システムを自社で設計・構築して持つのではなく、外部の会社が提供をする動画配信システムサービスをインターネットを介して利用する形態となります。 クラウド型動画配信システムサービスを提供している企業は多く、当社デジタルクルーズが提供する admintTV Portal・admintTVもその一つです。クラウド型動画配信システムを利用した場合、スクラッチ開発やパッケージ開発よりも初期費用が抑えやすく、手軽に導入できるメリットを持ちます。 価格も、中小企業様や、これから新しく動画配信システムの運用を検討している企業様にも手が出しやすいものが多いでしょう。 クラウド型動画配信システムは、多くの企業が同じシステムを利用しているため、完成度が高く、サポート環境も充実していることが多いです。デザインや機能に特別なこだわりがなく、コストを抑えて素早く動画配信を行いたい場合には、クラウド型動画配信システムが最もオススメです。一から自社でシステムを構築するわけでは無いため、自由度に多少の制限がある場合もありますが、一般的に必要とされる機能は一通り揃っていることがほとんどです。特別な事情がなければ、まずクラウド型を検討すると、時間短縮になるのではないでしょうか。クラウド型動画配信システムに関して、疑問・質問がありましたら、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。 admintTV Portal・admintTVの詳細を見る 動画配信システムの導入費用・構築費用はどれくらい? ここまで3種類の構築方法を紹介しましたが、やはり気になるのは、それぞれのコストではないでしょうか。ここでは、動画配信システムを導入・構築する際の費用の目安を比較してみました。これはあくまでも目安なため、実際の費用は必ずお問い合わせの上ご確認ください。なお、当社のadmintTV Portal及びadmintTVの費用も、お問い合わせいただいたお客さまに、やりたいことの具体的な内容を伺い、個別に回答させて頂いております。 大規模な映像コンテンツを取り扱うBtoC向け動画配信システムなどは、セキュリティ面や独自性を出すためにスクラッチ開発となるケースが多いです。しかし、その分開発費用は高額で、サーバーやネットワークなどのインフラの構築費、維持費の負担も大きくなりがちです。 一方、クラウド型の動画配信システムは、初期費用を抑えて導入でき、サポート体制も充実していることから運用も比較的容易と言えます。インフラの維持費も自社で考える必要が無いため、低コストでのスタートが可能です。しかし、サービス利用料として、ランニングコストが発生することは念頭に置いておくべきでしょう。 参考: ※1:場合により数千万円以上かかることもあります。 ※2:構築を業者に依頼した場合、保守管理費用等が数万円〜発生する場合があります。 ※3:動画コンテンツの配信量を元に金額換算するサービスもあります。 動画配信システムを費用・料金から選ぶ方法 動画配信システムを導入するための費用、料金についてご紹介してきましたが、どのようにして自社に合うシステムを選べば良いでしょうか。動画配信システムの選び方は何を重視するかによりさまざまですが、ここでは導入費用から選ぶ際のポイントをご紹介します。 月額基本料金が予算内か 動画配信システムの導入でクラウド型を選んだ場合、利用料として月額基本料金が設定されているケースがほとんどです。そのため、動画配信サービスを運営するにあたり、ランニングコストとなる部分の負担が大きすぎないか、プランの違いやオプションは何かをしっかりと確認すべきです。 例えば、アップロードできる動画の容量や同時視聴可能人数などがプランによって違うようなら、自社の目的に合うプランはどれか、またその料金プランは予算内に収まるかなど、よく確認しましょう。 オプション機能の費用はいくらかかるか 月額料金の他に、一部の機能がオプションとして追加でかかる動画配信システムもあります。その場合、自社で絶対に必要なオプションや、必要になる可能性のあるオプション機能がどの程度の料金か確認しておいた方が良いでしょう。月額料金は安かったに、欲しいオプションをつけたら予算オーバーだった、となれば、場合によっては動画配信の事業自体を見送りにする、という事にもなりかねません。オプション料金についてもよく確認しましょう。 そのほかの費用も考慮が必要 前項で動画配信システムの導入に関する費用の考え方についてご紹介してきましたが、実際に動画配信システムを利用し、運営をする前には、肝心の動画コンテンツそのものを作るための準備が必要です。それには動画を撮影・編集・アップロードする場合には、撮影機材や編集用アプリの費用も考えなければいけません。 せっかく配信する動画のクオリティを少しでもあげるために、機材や周辺機器には拘りたいですよね。例えば、動画の撮影にはカメラや三脚、マイクが必要になりますし、照明や、撮影中の動画を確認できるマスターモニターがあった方が良い映像が撮れることでしょう。特に有料で動画を販売したい、という場合は動画コンテンツのクオリティが低いと顧客が離れてしまう可能性もあります。最初から非常に高価なカメラやマイクを購入する必要はないと思いますが、有料で販売、配信する動画として最低限のクオリティが確保できるようにしっかりと自社にあった機材を見つけましょう。 また、撮影する内容により設備や小物などの準備も必要です。eラーニングやセミナーの撮影時にはホワイトボードや、教材用のパネルなどを用いることもあるのではないでしょうか。 配信するための撮影周りはよくわからない、動画コンテンツの内容そのものの準備に注力したい、というお客さまのために、当社デジタルクルーズでは「Lecture Live Pro」という、撮影のための、企画から会場手配、視聴ページの設定、撮影、配信、視聴結果のレポートまでと、ワンストップで配信のお手伝いをするサービスをご用意しています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。 導入を検討しているなら動画配信システムプラットフォームのデジタルクルーズへ デジタルクルーズが提供しているadmintTV Portal・admintTVでは、世界標準の最新機能を搭載した動画配信システムをご用意しております。動画コンテンツのエンコード(容量の圧縮・再生形式の変換)はもちろん、プラグイン不要で視聴ができるHTML5プレイヤーと連携した動画コンテンツの配信が可能です。 また、Widevine、fairplay、Playreadyの、主要三社のDRMフォーマットに対応したパッケージング(動画データの暗号化)と配信をサポートしているため、セキュリティは万全と言っても過言ではありません。多くの企業様への導入実績もあり、社内外向けの配信や有料動画コンテンツの販売にも適しています。 動画配信システムの導入をお考えでしたら、まずは気軽にお問合せください。 まとめ 法人での動画配信システムを検討すると、どうしても費用が気になることでしょう。 大規模に、独自の配信システムやデザインでサービスを提供・運営したい場合は、スクラッチ開発やパッケージ開発などオンプレミス方式での動画配信システムの運用が適しています。しかし、大規模でという訳では無い場合は、まずはクラウド型の動画配信システムの利用を試してみた方が良いでしょう。 販売や運用の目的が曖昧な状態でシステムの構築を進めてしまうと、後から取り返しがつかなくなり、想定より余計にコストと手間がかかることになります。新しく動画配信システムを導入する場合はまずクラウド型を導入して、実際にビジネスをスタートさせ、軌道に乗ったところで、本当に必要な機能を見極めるという方法が、リスクが低くお勧めです。 まずは自社で必要な機能を明確にし、予算や目的に適した動画配信システム選びをしましょう。 動画配信システムのサービスの導入費用について書きましたが、メディアとしてシステムを構築する場合、かなりの費用と期間がかかります(場合により数千万、期間も早くても半年程度)。当社デジタルクルーズでは、ターンキーにて動画配信システムのメディア構築サービスもご提供しており、多くのお客さまにご利用頂いております。何か気になることがあれば、ぜひ、当社にお気軽にお声がけください。ご連絡をお待ちしています。 » 続きを読む

2022/2/4

企業における研修動画のメリットや研修動画の種類を解説

研修動画のメリットやポイントを解説|研修を成功に導く動画制作の方法を押さえよう

現代のビジネス環境では、従業員のスキルアップや業務効率化のために研修が不可欠です。 しかし、従業員のスケジュールや場所の制約、コロナ禍の影響など研修を実施する上で様々な課題があります。そこで、注目を集めているのが「社員研修の動画化」です。 本記事では、研修動画のメリットやポイントに加え、研修を成功に導く動画制作の方法を解説します。 社員研修を動画で行う企業が増加 近年、従業員向けの研修を動画で行う企業が急増しています。2019年4月からの働き方改革関連法の施行をきっかけに、動画での研修を取り入れる企業が増えました。 加えて2019年から流行が始まった新型コロナウィルスの影響で、対面での研修を避ける傾向になったこともあり、その流れに拍車がかかっています。 社員研修を動画化するメリット 現在、社員研修を多くの企業が動画で行っています。社員研修を動画化することは、会社側(配信側)と従業員側(視聴者側)共にメリットをもたらしてくれます。ここでは、それぞれの視点における社員研修動画のメリットについてご紹介していきましょう。 会社側(配信側)のメリット ① コスト削減 従来の対面式での集合研修であれば、研修を開催するたびに社外講師の招聘にかかる費用や、会場の手配、事前準備などが必要でした。特に会場費は、社内に大勢の従業員が集合できる大きな会議室が無い会社の場合、貸会議室を借りるほか無く、結構な出費になっていたのではないでしょうか。 しかし、研修動画を採用することで、下記などが1本の研修動画を作成・視聴することで完結しますので、費用、時間、人的リソースの面でコスト削減に大きく貢献できると言えます。 ●講師への謝礼、及びスケジュール調整 ●研修会場の費用や手配 ●研修準備担当者の業務、移動費用 ②研修内容の均一化 講師と研修を受ける従業員が対面する集合研修の場合、開催する場所と日程ごとに準備が必要です。その中で、例えば講師を担当する者が違うと、研修内容がブレてしまうなどと言うこともあった事でしょう。 しかし、動画で研修内容を視聴するとなれば、場所や日時に関係なく、参加者全員が一つの同じ動画を視聴することになるため、認識のズレも起きにくく、講師による研修内容の差異も起こりません。研修時の教え方や受講環境のズレが与える影響は意外と大きく、従業員によって考え方の違いが出てしまうことは会社にとって、大きな不利益に繋がる事もあります。そのため、研修内容が均一化されることは大きなメリットとなるでしょう。 システムによっては視聴履歴、受講履歴を確認できるので「大事な研修動画なのにまだ視聴していない従業員がいる」といった事態を防ぐことが可能です。そして、研修内容が毎年大きく変わらない傾向がある場合には、翌年にも同じ動画で研修が行えますので、コストダウンも期待できることでしょう。 また、研修以外に経営者のメッセージや企業理念の提唱などでも、全員が同じ動画で視聴することで、従業員間に視聴後の一体感が生まれやすいです。 ③高い学習効果 動画は、テキストよりも情報量が多く、視覚効果が高いと言われており、視聴者の興味・関心を惹きつけやすいことが特長です。言語化しづらい抽象的な表現や明言を避けたい内容も、動画であればフリップなどの小物を用いることはもちろん、表情や動きで伝わりやすいという強みがあります。そのため従業員の皆さんの理解促進につながりやすく、高い学習効果が期待できます。 従業員側(視聴者側)のメリット ① わかりやすさ 研修は、講師を呼んで対面で行う場合には、大体において一つの会場で一度しか行われません。その場合、研修を受けた従業員は、内容を反すうする場合、自分の記憶と配布されたテキストを頼ることになります。 ですが、動画での研修の場合は、会社のサーバに動画のデータを保存し共有することで、繰り返し見ることが叶い、理解を深めやすいことでしょう。例え、理解しづらかった部分があったとしても、動画であれば理解できるまで繰り返し視聴したり、動画のそのシーンを指定した上で、講師に説明を求めることもできるのではないでしょうか。それらの点で動画を用いた研修のメリットは大きいと言って良いでしょう。 ② 視聴する場所や時間を選ばない これまで主流だった、従業員が集まって受講する研修であれば、指定された場所と時間に集まることが必須で、研修を準備する側にも受講する側にも移動が必要でした。特に、日本中・世界中に支店や支社を持つような企業の場合、本社で行う研修であれば、事前にスケジュールを調整して駆けつけなくてはなりません。従業員側の手間や交通費や宿泊費用がかかってしまうというデメリットは大きかったと思われます。 しかし、研修内容が動画化されていれば、場所や時間を選ばず『いつでも』『どこでも』視聴でき、受講する従業員の勤務地や勤務時間に影響しづらいため、従業員にも会社の経理面でも良い結果につながるのではないでしょうか。 ③ 手軽さ 実際の講師を招く研修に比べ、動画化された研修を視聴する場合は、心理的なハードルが低く、緊張もなく気軽に受講することが可能です。特に、忙しい業務の合間を縫って研修に参加する人の中には事前に配布されたテキストに目を通す暇もなく、参加を余儀なくされる事もあるのではないでしょうか。そのような状況で、多くの参加者の中、講師役に応答の指名をされるなどとなれば…。そのような従業員にとってストレスになる状況も、動画での研修なら心配がありません。 当社のadmintTVは、マルチデバイス対応ですので、視聴する機器もPCやスマートフォン、タブレットでの視聴ができ、状況を選ばずに手軽に研修内容の把握ができることでしょう。 研修動画の種別 一口に研修動画といっても、その構成と訴求方法はさまざまです。ここでは、主な研修動画の種類や演出方法を説明します。 集合研修式 これまでの大人数が集まって行っていた研修と同じく、一人の講師が参加者に講義する形で、その流れを撮影・編集し動画にします。これは、業務における基本的なことをレクチャーする研修動画に多く用いられる見せ方です。 実際に黒板やホワイトボードに講師が書き込んだ内容を撮影するだけでも問題ありませんが、必要があれば動画編集時に図解やグラフなど別途画像を差し込むなどをすると、よりわかりやすくなる傾向があります。普段から繰り返し行う研修を動画に置き換えるのに適していますので、やりようによっては何年も同じ動画を使用でき、動画の制作においても、自社で撮影・編集も可能というメリットもあります。 しかし、見やすさに配慮して照明を当てる、講師の音声がしっかりと聞こえる様にする、板書の内容のピントがボケないようにするなど、気を付けるべき点が多いのも事実です。そのためプロに撮影や編集を任せるのもお勧めです。 当社のサービス「Lecture Live Pro」なら、企画・構成から撮影機材を準備して撮影を行い、当日はライブにてadmintTV Webinarで研修配信を、後日VODデータとして編集した動画データをお渡しするというワンストップでのお手伝いも可能ですので、お気軽にご相談ください。なお、admintTV Webinarは、マルチデバイス配信でプラグイン無し・可変速再生・視聴環境に合わせた品質での視聴が可能です。当日のライブ配信でも後日、振り返りの視聴でも、便利に安全にご利用いただけます。 ドラマ形式 TVドラマのように俳優(自社の従業員を起用する企業もあります)が演技をして、ドラマ形式で伝える研修動画です。伝えたい内容を盛り込んだシチュエーションでリアリティを持たせて見せていく動画スタイルで、視聴している受講者は、研修内容をより実例として捉えやすくなり、理解しやすくなると言われています。 対人対応例などを紹介するのに用いられることが多く、例えば売り場での販売対応の良い例や、NG行動の矯正・教育などに高い効果が望めるでしょう。ただ脚本や演出、出演者、実際の現場イメージにリアリティを出すために撮影現場の準備を整える手間やコストがかかること、演技指導が必要になるケースもあることから、分かりやすさはあるものの自社での作成はハードルが高くなります。そのため、この形式の場合は、制作会社に制作をお願いするのがおススメです。 こちらも、一度作れば繰り返し研修やその後の見直しに使えるため、会社にとっても従業員にとっても利便性の高い見せ方と言えるでしょう。 マニュアル形式 上記の2つと比較して自社で作成しやすく、低コストで済みやすいのが、こちらのマニュアル形式の研修動画です。テキストと画像を中心にパワーポイントなどで作成できるので社内での作成も容易です。動画といってもテキストと静止画像を中心に構成されるため、スライドショー的なものになりますが、講師のナレーションと併せて内容を展開させていけば、従来のマニュアル資料よりも理解しやすいかと思います。基本書類の書き方やビジネスマナー、社内ルールなどの研修内容であれば、こちらもオススメです。 研修動画活用事例 では次に、企業での動画研修が活用されている事例をご紹介いたします。 ①新人研修 動画化することで効果が高いとされているのは、新入社員向けの研修やセミナーです。 新入社員向けの研修は、社会人としての心構えや、一般的にビジネスマナーを中心とした業務の基本となる内容が多いです。講師を招いたり、先輩社員が教える形で毎年実施する会社が多く、これらの内容を動画にすれば、長年にわたって繰り返し研修に使えるようになります。 普遍的な内容の研修であれば、動画にすることで費用や人的なコストの解消につながるため、動画化におススメです。場所の移動はなく、複数拠点からの視聴も可能なため、規模の大きな企業であれば、より有用と考えられます。 ② 業務・操作・接客マニュアル 作業手順、操作手順や調理、接客サービスなどのマニュアルが必須な業種においては、研修やマニュアルを動画化することで業務の効率化に大きく貢献します。対人では先輩スタッフの文書や口頭での業務指導や実践指導が行われる分野ですが、動画でまず研修を行うことで予習ができ、実践後に見返すことで復習となり、成長の一助となることでしょう。 研修を動画化することにより、担当者や指導者が現場や店舗に赴く、もしくは一か所に受講者を集めての研修や密接して技術指導を行うことが難しい時勢において、受講する従業員の成長を図るにあたり非常に便利と言われています。 ③ 自社サービス、製品紹介 新入社員や営業職、店舗の従業員向けに、自社のサービスや製品を紹介するための動画も需要が高まっています。特に、新製品や新サービスの社内での周知徹底は、従業員の意識向上に大きくつながることでしょう。 以前は、先輩社員や開発部門の担当者が説明を行うことが多く見られましたが、動画にて研修・紹介することで従業員の知識が偏ることがなく、一定の品質をもって伝えられるメリットがあります。製品に寄せられると想定される質問や疑問点なども併せて動画で紹介すると、製品売込みに対する従業員の心の準備もより高まり、販売意欲の向上につながりやすいのではないでしょうか。 ④ トップメッセージ 企業の規模が拡大し、従業員の人数が増えていくと企業理念や社長のビジョンが浸透しづらくなる傾向があります。聞くところによると、従業員が50人を超えると従業員と社長・経営陣とのコミュニケーションの割合は低くなり、会社によっては社長が喋っているところを見るのも入社式だけという状況というケースもままあるとのこと。そのため従業員にこれらの浸透させることを課題にしている企業も少なくありません。 社長のメッセージや企業におけるミッション、全社一丸となっての目標を動画にして共有する事は、メールや資料だけでの伝達に比べて、格段に想いが伝わりやすくなります。また動画であればいつでも見れるため、中途入社の従業員にも新入社員に対しても、いつでも同じ動画を共有する事が可能です。 研修動画制作のポイント 研修動画は「研修」いわば「勉強」ということで、内容がまじめなものとなりがちです。そのため再生(視聴)完了率を上げるには、見る人に集中してもらいやすい、要点を押さえた作りを心がける必要があります。 また、視聴者である従業員が動画を見たあとスキルアップできたと実感できるように、制作の段階から工夫を凝らしましょう。そのためには、以下を焦点とすることをおすすめします。 1.動画の目的を明確にする 2.離脱率を下げる工夫をする 3.テキストを用意する 4.視聴者の閲覧環境に配慮する 5.設定値の記録とデータの維持 1.動画の目的を明確にする 研修動画を何のために見るのか、見ることで何が得られるのか、目的を明確にする必要があります。動画の視聴が完了した際に得られる研修のゴールを設定し、視聴者に明確な目的意識を持ってもらうようにしましょう。意味がわからないまま見るのと、「何のために」見るのかわかっていて見るのでは、視聴時の姿勢が大きく変ってきます。 2.離脱率を下げる工夫をする 対面型研修と違い動画視聴による研修では、視聴者は好きなタイミングで見ることができる反面、任意で視聴をやめることも可能です。そのため、一度で最後まで視聴してもらえるように考えて、動画を制作しましょう。具体的には以下のポイントを意識しながら制作することをおすすめします。 ・動画1本を10分程度にする ・全カットにテロップ、章の終わりごとに「まとめ」を入れる ・小テストやクイズで確認する 画面を長時間見続けるには体力が必要です。集中力も切れてしまうでしょう。人は、自分の好きなものならば本でも動画でも、長時間見ていられますが、そうでないものに対しては難しい傾向があります。また、人の集中力の持続は、諸説ありますが15分程度と言われます。そのため、動画1本を10分程度、誰しもが集中が続きやすいであろう範囲にし、尺が長くなりすぎないようにしましょう。 そして、聞き逃しや講師の発声のフォローとしてテロップを入れるようにすると、聞き直しの手間がぐっと減り、それに準じたストレスを減らす一助になります。 内容を章で分けている場合などによく用いるのですが、最後に「まとめ」文章カットを挿入すると、重要な点をより明確にでき、理解を深めやすくなるでしょう。 動画視聴は基本的にインプットです。小テストなどを挟んでその度合いを確認することで知識の定着を促せます。小テストを視聴者が負担に感じてしまう場合は、クイズ形式などにするのも効果的です。 3.テキストを用意する 動画で研修を行う際には、動画だけではなく、テキストも用意しておくことをお勧めします。動画視聴は学習の上で効果的なインプット法ですが、動画だけでは伝えたい内容を全て伝えきれないこともあります。 テキストで補足することで、より視聴者の理解を深めやすくなることでしょう。 4.視聴者の閲覧環境に配慮する 視聴者の全員がパソコンやテレビ画面を利用して視聴しているわけではありません。 画面の小さいスマートフォンで視聴する人にも配慮し、テロップの大きさなど、見やすさを意識して編集するようにしましょう。 また、編集した映像を書き出す際には、各種デバイスに対応するよう形式を確認した上で行うようにしましょう。 5.設定値の記録とデータの維持 動画制作の際は、どのようなアプリケーションを使い、書き出しをどのような設定で行ったのかなどを記録しておくことをおすすめします。動画の編集は、撮影時に特殊なことをした、高価なプラグインを用いた、編集スキルに開きがあるなどが無ければ、データを見て引き継げることが多いと思いますが、書き出し用のソフトに何を使用したか、その時の設定値は、となると、記録が無いと困る場合があります。 また、要注意なのが、編集用アプリケーションのバージョンです。バージョンアップにより編集データが開けなくなることや、機能の変更で、以前と同じにならないということが全く無いとは言えません。そのため、繰り返し編集・使用するデータなどは、折に付け新しいバージョンで開きなおして保存し直すなど維持に努めましょう。 研修に「admintTV Webinar」が選ばれる理由 ウェビナー専用動画配信プラットフォーム「admintTV Webinar」は、オンライン研修に必要となる機能をワントップで提供する専門サービスです。 ライブ配信に加え、疑似ライブ配信(録画済み動画によるライブ配信)、VOD配信を組み合わせてウェビナーを実施することで、受講者の履修機会が最大化。疑似ライブ配信機能によって、録画済みの動画を用いた、ローコストライブ配信も実現します。 簡単に言うと、時間枠を決めた全社一斉オンタイムでのライブ研修を行った後に、その時参加できなかった人は、後に別枠で同じ内容を履修可能にしたり、また、個別での受講も可能という臨機応変な使い方が「admintTV Webinar」はできるのです。 また、内容がきちんと把握できたかを確認するための、視聴チェックやテスト機能もご用意。 業界最高レベルの動画配信機能を始めとして、配信側、受講側双方が満足できるよう、ほかにも多くの機能を備えています。 利用規模が大きくなればなるほど安価になる値段設定にしており、オンライン研修を初めて行う際のご不安も心をこめてご対応いたします。 「admintTV Webinar」を利用し、共に良い研修を作り上げていきませんか? 研修動画のまとめ 今回は、社内研修での動画利用に関してご紹介しました。従来の対面式の研修が実施しづらくなってきた昨今、情報が均一化されどこでも受講できる研修動画は、業務効率の向上にも大きく影響し、あなたの会社内の生産性アップが期待できることでしょう。ぜひ、この記事を参考にご検討ください。 » 続きを読む

2021/10/20

セミナー動画を配信する方法は?セミナー動画配信のメリットと注意点を解説!

研修・セミナー動画を配信する方法は?メリットと注意点も併せて解説

コロナ禍以降、会議室などに人を集めて開催していたセミナーも、オンラインでの配信が当たり前の時代となり、当社へのご相談も今もなお増え続けています。そこでここでは、特に初めて研修・セミナー動画の配信、オンラインセミナー(ウェビナー)を検討中のご担当者様向けに、わかりやすく研修・セミナー動画の配信について解説していきます。 ぜひ、実際のライブでの研修・セミナー動画配信、オンラインセミナー(ウェビナー)開催に役立ててみてください。 研修・セミナー動画配信の方法と種類 研修・セミナー動画配信とは、文字通り、研修やセミナーを動画形式で配信し、ユーザー(受講者)がオンライン上で視聴したり質疑応答ができる配信形態を指します。オンラインで研修・セミナーを受講するため、オンライン研修・セミナーあるいはウェビナー(「ウェブ」と「セミナー」を合わせた造語)とも呼ばれています。研修・セミナー動画の配信方法は、大まかにわけて「ライブ配信」「疑似ライブ配信」と「オンデマンド配信」の3種類です。 このほか、誰でもセミナーに参加できる「オープン環境での配信」と、特定の人だけが参加できる「クローズド環境での配信」という区分けもできます。それぞれの特長をご紹介していきますので、目的にあった配信方法をご検討ください。 ライブ配信 ライブ配信は、リアルタイムで研修・セミナーの様子を動画で配信することを指し、いわゆる生放送と呼ばれている配信方法です。現在、さまざまなオンラインセミナーサービスを利用して多くの研修・セミナーが企業でライブ配信されています。オンラインかつリアルタイムの研修・セミナーでは、質疑応答やアンケートの回答などをしてもらう代わりに講義後、講義で使われた資料をダウンロードできる謳いで呼びかけ、参加者の疑問や満足度などを確認しやすくできます。 当社のadmintTV Portal、admintTVは多数事例がございますので、admintTV Portal・admintTVの導入事例をぜひご確認ください。ほか、オンライン研修・セミナーに特化したサービス、admintTV Webinarもご用意しています。オンライン研修・セミナーの中で求められる機能を徹底的に考えて、ふんだんに盛り込んだ、かゆい所に手が届くようなサービスと自負しております。こちらもよろしければ併せてご確認ください。 ⇒admintTV Webinarはこちら ライブ配信環境を自社ですべて整えるには、ネットワーク環境の整備や運用、カメラ・マイク・照明・配信映像確認用のマスターモニターなど(簡易的な撮影の場合はこの限りではありません)の機材・人材の準備など手間とコストがかかるため、専用のツールや専門スタッフを呼んで行うこともままあります。 ライブ配信に興味はあっても不慣れな企業様には、企画から配信後の諸々までワンストップでお手伝いをする、当社のLecture Live Proのご利用をおすすめします。ぜひ、ご連絡ください。 ⇒Lecture Live Proはこちら 疑似ライブ配信 疑似ライブ配信とは、録画済動画を使用したライブ配信の方式です。ライブ配信とオンデマンド配信の中間のような方式で、録画済みの動画を用いての講習ですが、リアルタイムで配信スタッフがアンケートを呼び掛けたり、質問を受け付けたりなどのアクションを行う方式になります。 録画済みの動画を使うという事は、既に「一度完成した映像」を流す形になるため、ライブ中の「失敗」や「事故」の発生を防ぎやすく、また、講演者さんの出演や公演場所のレンタルを繰り返しする必要もありません。そのため、開催費用は低価格で抑えられ、繰り返しの配信がしやすくなります。 ライブ配信での受講を逃した人に向け、ライブ時と同じクオリティの講義を提供できる上、価格も抑えやすいので、人気がある方式です。 オンデマンド配信 オンデマンド配信は、あらかじめ撮影された研修・セミナーの動画をネット上にアップして、参加者(ユーザー)に視聴してもらう方式になります。特長としては、内容をわかりやすくするために画像や文字を追加したり、不要な箇所のカットや、音量調整するなどの編集作業をアップロード前にできるため、わかりやすく質の高い動画を用意しやすくなります。 また、画面のレイアウトを変更、ワイプやグラフィックを追加したりなどの処理で視聴者の印象を良くするためのさまざまな演出を加えられるのも特長の一つです。また、オンデマンド配信なら、365日24時間好きな時に視聴することが可能なため、ユーザーにとって利便性が高い配信といえるでしょう。 オープンな配信 オープン環境でのセミナー配信は、多くの人に視聴してほしい時に適しています。多くのユーザーが利用しているYoutubeなどの動画配信プラットフォームや、ZoomなどWeb会議ツールを利用してのライブ配信、オンデマンド配信などが一般的です。これらは、新規ユーザー獲得や認知拡大を目的とする場合によく実施されます。課金システムなどの構築の必要はなく、また、ライブ配信したものをアーカイブに残すこともできます。 クローズドな配信 クローズドな環境での研修・セミナー配信は、視聴の際に受講料を接収する場合や、専門性が高く情報に大きな価値を含む場合、限定会員向けのコンテンツ配信などによく利用されます。 企業においては社内向けの研修や従業員教育など、公にしたくない情報の周知や勉強で利用する場合もあります。 オープンでもクローズドでも、どちらのタイプのセミナー動画配信でも、当社がご提供するadmintTV、 admintTV Portal、admintTV Webinarは可能です。DRM(デジタル著作権管理)にも対応していますので、安心してご利用いただけます。ご興味がある方はぜひ、ご相談ください。 目的別 研修・セミナー動画配信サービスの選び方や活用シーン オンライン研修・セミナーは予定している参加人数や必要な機能、開催時の周辺環境などを考慮し、それぞれ適した動画配信サービスを選択することをおすすめします。ここでは目的やシーン別にご紹介していきましょう。 大規模なオンラインイベント向け 活用シーン例 ・大規模施設での講演やセミナー中継 ・入社式や入社説明会などの研修 ・株主総会 ・新製品・新規サービスのオンライン発表会 規模の大きな展示会などでよく行われる、有名な出演者の公演やセミナーを配信するなどの大規模Webセミナーなどでは、同時接続数が多い場合でも対応できる動画配信サービスを選びましょう。同時接続数の制限が小さい(100人までなど)のサービスでは安定した環境での動画配信ができず参加者側にストレスを与えてしまいます。 さらに、大規模という事は、当然視聴者の数も多くなるということです。そのため、何かあれば大勢に迷惑がかかり、視聴者から不満の声が噴出することになります。それを防ぐためには音声や画質が乱れにくい、安定した配信環境を提供できる動画配信サービスを選ぶ必要があります。 オンライン教育向け 活用シーン例 ・社内研修 ・オンライン塾 ・学校の授業 オンライン教育にご利用の場合は、受講者自身で⾃分の受講履歴をシステム上で簡単にチェックできる機能や、eラーニング(LMS)向けの機能が充実している動画配信サービスを選ぶことをおすすめします。また、オンライン教育では、教育内容別にたくさんの動画コンテンツが必要になるため、コンテンツ配信をするにあたって操作がわかりやすく使い勝手の良いサービスを選ぶことが大切です。それだけではなく、各ユーザーの視聴回数や視聴完了率、開催したセミナーの参加率などのデータを集計し分析ができる機能を有していると、より便利です。 当社のadmintTV Webinarならば、視聴ログの分析も分析でき、CSV出力(項目ごとに「,」で区切られたテキストデータのこと)も可能です。興味のある方はぜひ、お問合せください。 セミナー動画を配信するメリット ① コストが削減できる 実際に参加者が会場に集まる研修・セミナーの開催と比較すると、動画配信で行う研修・セミナーは有料ツールを利用してもコストが安くなる可能性が高いです。 オフラインでの開催では、貸会議室のレンタル費用、当日の運用スタッフの確保、参加者への対応や案内など何かと時間・手間・コストがかかっていました。とくに会場費は、東京都内なら100名程度が収容できる貸会議室を3、4時間借りた場合10万~20万円、施設によってはそれ以上かかる所もあります。大がかりなセミナーであれば、会場での配布物などの制作・印刷も必要だったのではないでしょうか。 それを考えると、オンラインセミナーの拡大により、大幅なコストダウンが可能になったといえるでしょう。 ② 実施のハードルが低い ライブ配信でもオンデマンド配信でも、撮影や編集の手間はあります。しかしながら自社の会議室などを利用して撮影する場合は、会場を予約手配する手間や参加者対応関連の人的コストが少なくて済むため、研修やセミナー自体を開催するハードルは低くなりました。 ライブ配信でも簡易な撮影で行う場合は、出演者兼講師とカメラマンの2人が撮影場所に入れば実施はできるので、気軽に研修・セミナーを開催できます。 ③ 距離の影響を受けない オンラインでの研修・セミナー開催であれば、視聴の際にインターネット環境とPC、タブレットなどの視聴するデバイスがあれば参加が可能とあって、ユーザーの居る場所に左右されることがありません。これは研修・セミナーの開催にあたって、大きな変化でありメリットと言えます。 今までは遠方のため物理的に参加できなかった人が、移動時間や交通費を気にすることなく興味のある講義に参加、視聴できるようになったのは開催する企業にとっても参加者の間口が広がり、新たなビジネスチャンスにもつながる可能性がある大きな変化と言えるでしょう。 研修・セミナー動画配信後にすること オンライン研修・セミナー(ウェビナー)は参加者と顔を合わせるオフラインでの研修・セミナーと違い、セミナー終了後の対応があまり無いようにも思えますが、オンラインならではのアフターフォローが必要になります。 オフラインでの研修・セミナー後に必要な対応としては、参加者アンケートの回収、撤収作業、使用した機器の返還、レンタルスペースの支払いなどでしょう。オンラインセミナーも社外のスペースから配信をした場合は、アンケート回収が非常に重要になってきます。 オンラインセミナーでは、主催者と参加者が同じ空間で顔を合わせることが無く、また、参加者のPCにカメラが付いているとは限りません。たとえカメラが付いていたとしても映像をオフにしたがる参加者も少なくないため、参加者の表情が見えない状態となります。そのため参加者がセミナーを聴講して、結果どう感じたかを受け止めるのは至難の業です。それを把握できる有効な方法がアンケートです。 内容に関する意見やフィードバックはアンケートとして必ず受け取り、次回以降のセミナーに役立てましょう。また、主催者は実際のセミナー動画をアーカイブで視聴して、声の大きさやトーン、資料の見易さは適切だったか、照明やカメラの設定に問題は無かったかなども確認しましょう。 参加者からのフィードバックと、主催者側で振り返りを行うことでセミナーの質は向上していきます。そして質の上がった研修・セミナー動画は貴重な営業資料ともなり、企業にとっての財産になります。そのため、オンライン研修・セミナーは実施すればそれで良いという意識で行わず、振り返りを大事にして質の向上を考えながら行うことが重要と言えましょう。 また、研修・セミナーによっては、きちんと履修をしたか、内容が身に付いたかを計るためにWebテストを実施したり、講義を終えた証として、履修証明書を上司から求められることがあります。そのため、それらの機能を持つ動画配信サービスを選ぶと便利です。当社のadmintTV Webinarは、配信後にも役立つ機能が充実しています。ぜひ、お問合せください。 当社の動画配信サービス 動画配信システムの「admintTV」は、常に世界標準の最新機能を搭載し、安定した通信環境をご提供できる動画配信システムです。 そのほか「admintTV」に動画配信や販売のためのポータルサイトの構築機能を足した「admintTV Portal」、学習者の視聴登録からテストの実施、履修(受講)証明書の発行まで一元管理が可能な、研修・セミナー向け機能に特化した「admintTV Webinar」、動画撮影・配信に不慣れな方をサポートするためのワンストップサービス「Lecture Live Pro」と、動画配信用サービスを取りそろえております。 業界最高レベルの動画配信機能を始めとして、配信側、視聴・受講側双方が満足できるよう、さまざまな機能をご用意していますので、ご興味のある方は、ぜひお問合せください。ご連絡をお待ちしております。 導入事例 当社は2006年から20年近く動画配信サービスの向上と発展を考え展開してきた業績、海外からの配信実績、10万規模の同時接続実績などがあり、数多くの企業様にご利用いただいています。 当社でご利用いただいた企業/団体様には、トップページにロゴを掲載させていただいているavex様、シアターコンプレックス様、日本マイクロソフト株式会社様、netkeiba.com様、リクルートマーケティングパートナーズ様、CMJapan様、湖山医療福祉グループ様、明治大学様があります。詳しく知りたい方は事例ページもご覧ください。 ※実際にはもっと多くの事例がございますが、守秘義務に基づきご許可をいただいたお客さまにとどめております。ご了承ください。 当社のサービスは、利用規模が大きくなればなるほど安価になる値段設定にしています。オンライン研修、オンライン学習を初めて取り入れる際に出てくる不安もすべてご相談を承り、真摯に対応していきます。共によい研修・セミナーを築き上げていきませんか? まとめ 今回は研修・セミナー動画の配信について解説しました。 当社がご提供するadmintTV、 admintTV Portal、admintTV Webinarは、ライブ配信でもオンデマンド配信でもお客さまの動画配信ビジネスを手厚くサポートするサービスです。動画配信ポータルサイトの構築や、ウェビナーに特化した機能、主要三社のDRMフォーマットに対応した動画コンテンツの配信・販売のサポート、複数の決済機能など動画コンテンツ配信ビジネスにおいて必要な要素を低コストでご提供しております。 動画研修・セミナーでお悩みの方は、ぜひ一度当社へお問い合わせください。ご連絡をお待ち しています。 ※YouTubeは、Google LLC の商標です。 ※「Zoom」は、Zoom Video Communications, Inc.の商標または登録商標です。 » 続きを読む

2021/3/2