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研修動画のメリットやポイントを解説|研修を成功に導く動画制作の方法を押さえよう

作成:2021/10/20 更新:2023/05/01
企業における研修動画のメリットや研修動画の種類を解説

現代のビジネス環境では、従業員のスキルアップや業務効率化のために研修が不可欠です。

しかし、従業員のスケジュールや場所の制約、コロナ禍の影響など研修を実施する上で様々な課題があります。そこで、注目を集めているのが「社員研修の動画化」です。

本記事では、研修動画のメリットやポイントに加え、研修を成功に導く動画制作の方法を解説します。

社員研修を動画で行う企業が増加

近年、従業員向けの研修を動画で行う企業が急増しています。2019年4月からの働き方改革関連法の施行をきっかけに、動画での研修を取り入れる企業が増えました。

加えて2019年から流行が始まった新型コロナウィルスの影響で、対面での研修を避ける傾向になったこともあり、その流れに拍車がかかっています。

社員研修を動画化するメリット

現在、社員研修を多くの企業が動画で行っています。社員研修を動画化することは、会社側(配信側)と従業員側(視聴者側)共にメリットをもたらしてくれます。ここでは、それぞれの視点における社員研修動画のメリットについてご紹介していきましょう。

会社側(配信側)のメリット

① コスト削減
従来の対面式での集合研修であれば、研修を開催するたびに社外講師の招聘にかかる費用や、会場の手配、事前準備などが必要でした。特に会場費は、社内に大勢の従業員が集合できる大きな会議室が無い会社の場合、貸会議室を借りるほか無く、結構な出費になっていたのではないでしょうか。

しかし、研修動画を採用することで、下記などが1本の研修動画を作成・視聴することで完結しますので、費用、時間、人的リソースの面でコスト削減に大きく貢献できると言えます。

●講師への謝礼、及びスケジュール調整
●研修会場の費用や手配
●研修準備担当者の業務、移動費用

②研修内容の均一化
講師と研修を受ける従業員が対面する集合研修の場合、開催する場所と日程ごとに準備が必要です。その中で、例えば講師を担当する者が違うと、研修内容がブレてしまうなどと言うこともあった事でしょう。

しかし、動画で研修内容を視聴するとなれば、場所や日時に関係なく、参加者全員が一つの同じ動画を視聴することになるため、認識のズレも起きにくく、講師による研修内容の差異も起こりません。研修時の教え方や受講環境のズレが与える影響は意外と大きく、従業員によって考え方の違いが出てしまうことは会社にとって、大きな不利益に繋がる事もあります。そのため、研修内容が均一化されることは大きなメリットとなるでしょう。

システムによっては視聴履歴、受講履歴を確認できるので「大事な研修動画なのにまだ視聴していない従業員がいる」といった事態を防ぐことが可能です。そして、研修内容が毎年大きく変わらない傾向がある場合には、翌年にも同じ動画で研修が行えますので、コストダウンも期待できることでしょう。

また、研修以外に経営者のメッセージや企業理念の提唱などでも、全員が同じ動画で視聴することで、従業員間に視聴後の一体感が生まれやすいです。

③高い学習効果
動画は、テキストよりも情報量が多く、視覚効果が高いと言われており、視聴者の興味・関心を惹きつけやすいことが特長です。言語化しづらい抽象的な表現や明言を避けたい内容も、動画であればフリップなどの小物を用いることはもちろん、表情や動きで伝わりやすいという強みがあります。そのため従業員の皆さんの理解促進につながりやすく、高い学習効果が期待できます。

従業員側(視聴者側)のメリット

① わかりやすさ
研修は、講師を呼んで対面で行う場合には、大体において一つの会場で一度しか行われません。その場合、研修を受けた従業員は、内容を反すうする場合、自分の記憶と配布されたテキストを頼ることになります。

ですが、動画での研修の場合は、会社のサーバに動画のデータを保存し共有することで、繰り返し見ることが叶い、理解を深めやすいことでしょう。例え、理解しづらかった部分があったとしても、動画であれば理解できるまで繰り返し視聴したり、動画のそのシーンを指定した上で、講師に説明を求めることもできるのではないでしょうか。それらの点で動画を用いた研修のメリットは大きいと言って良いでしょう。

② 視聴する場所や時間を選ばない
これまで主流だった、従業員が集まって受講する研修であれば、指定された場所と時間に集まることが必須で、研修を準備する側にも受講する側にも移動が必要でした。特に、日本中・世界中に支店や支社を持つような企業の場合、本社で行う研修であれば、事前にスケジュールを調整して駆けつけなくてはなりません。従業員側の手間や交通費や宿泊費用がかかってしまうというデメリットは大きかったと思われます。

しかし、研修内容が動画化されていれば、場所や時間を選ばず『いつでも』『どこでも』視聴でき、受講する従業員の勤務地や勤務時間に影響しづらいため、従業員にも会社の経理面でも良い結果につながるのではないでしょうか。

③ 手軽さ
実際の講師を招く研修に比べ、動画化された研修を視聴する場合は、心理的なハードルが低く、緊張もなく気軽に受講することが可能です。特に、忙しい業務の合間を縫って研修に参加する人の中には事前に配布されたテキストに目を通す暇もなく、参加を余儀なくされる事もあるのではないでしょうか。そのような状況で、多くの参加者の中、講師役に応答の指名をされるなどとなれば…。そのような従業員にとってストレスになる状況も、動画での研修なら心配がありません。

当社のadmintTVは、マルチデバイス対応ですので、視聴する機器もPCやスマートフォン、タブレットでの視聴ができ、状況を選ばずに手軽に研修内容の把握ができることでしょう。

研修動画の種別

一口に研修動画といっても、その構成と訴求方法はさまざまです。ここでは、主な研修動画の種類や演出方法を説明します。

集合研修式

これまでの大人数が集まって行っていた研修と同じく、一人の講師が参加者に講義する形で、その流れを撮影・編集し動画にします。これは、業務における基本的なことをレクチャーする研修動画に多く用いられる見せ方です。

実際に黒板やホワイトボードに講師が書き込んだ内容を撮影するだけでも問題ありませんが、必要があれば動画編集時に図解やグラフなど別途画像を差し込むなどをすると、よりわかりやすくなる傾向があります。普段から繰り返し行う研修を動画に置き換えるのに適していますので、やりようによっては何年も同じ動画を使用でき、動画の制作においても、自社で撮影・編集も可能というメリットもあります。

しかし、見やすさに配慮して照明を当てる、講師の音声がしっかりと聞こえる様にする、板書の内容のピントがボケないようにするなど、気を付けるべき点が多いのも事実です。そのためプロに撮影や編集を任せるのもお勧めです。

当社のサービス「Lecture Live Pro」なら、企画・構成から撮影機材を準備して撮影を行い、当日はライブにてadmintTV Webinarで研修配信を、後日VODデータとして編集した動画データをお渡しするというワンストップでのお手伝いも可能ですので、お気軽にご相談ください。なお、admintTV Webinarは、マルチデバイス配信でプラグイン無し・可変速再生・視聴環境に合わせた品質での視聴が可能です。当日のライブ配信でも後日、振り返りの視聴でも、便利に安全にご利用いただけます。

ドラマ形式

TVドラマのように俳優(自社の従業員を起用する企業もあります)が演技をして、ドラマ形式で伝える研修動画です。伝えたい内容を盛り込んだシチュエーションでリアリティを持たせて見せていく動画スタイルで、視聴している受講者は、研修内容をより実例として捉えやすくなり、理解しやすくなると言われています。

対人対応例などを紹介するのに用いられることが多く、例えば売り場での販売対応の良い例や、NG行動の矯正・教育などに高い効果が望めるでしょう。ただ脚本や演出、出演者、実際の現場イメージにリアリティを出すために撮影現場の準備を整える手間やコストがかかること、演技指導が必要になるケースもあることから、分かりやすさはあるものの自社での作成はハードルが高くなります。そのため、この形式の場合は、制作会社に制作をお願いするのがおススメです。

こちらも、一度作れば繰り返し研修やその後の見直しに使えるため、会社にとっても従業員にとっても利便性の高い見せ方と言えるでしょう。

マニュアル形式

上記の2つと比較して自社で作成しやすく、低コストで済みやすいのが、こちらのマニュアル形式の研修動画です。テキストと画像を中心にパワーポイントなどで作成できるので社内での作成も容易です。動画といってもテキストと静止画像を中心に構成されるため、スライドショー的なものになりますが、講師のナレーションと併せて内容を展開させていけば、従来のマニュアル資料よりも理解しやすいかと思います。基本書類の書き方やビジネスマナー、社内ルールなどの研修内容であれば、こちらもオススメです。

研修動画活用事例

では次に、企業での動画研修が活用されている事例をご紹介いたします。

①新人研修
動画化することで効果が高いとされているのは、新入社員向けの研修やセミナーです。
新入社員向けの研修は、社会人としての心構えや、一般的にビジネスマナーを中心とした業務の基本となる内容が多いです。講師を招いたり、先輩社員が教える形で毎年実施する会社が多く、これらの内容を動画にすれば、長年にわたって繰り返し研修に使えるようになります。

普遍的な内容の研修であれば、動画にすることで費用や人的なコストの解消につながるため、動画化におススメです。場所の移動はなく、複数拠点からの視聴も可能なため、規模の大きな企業であれば、より有用と考えられます。

② 業務・操作・接客マニュアル
作業手順、操作手順や調理、接客サービスなどのマニュアルが必須な業種においては、研修やマニュアルを動画化することで業務の効率化に大きく貢献します。対人では先輩スタッフの文書や口頭での業務指導や実践指導が行われる分野ですが、動画でまず研修を行うことで予習ができ、実践後に見返すことで復習となり、成長の一助となることでしょう。

研修を動画化することにより、担当者や指導者が現場や店舗に赴く、もしくは一か所に受講者を集めての研修や密接して技術指導を行うことが難しい時勢において、受講する従業員の成長を図るにあたり非常に便利と言われています。

③ 自社サービス、製品紹介

新入社員や営業職、店舗の従業員向けに、自社のサービスや製品を紹介するための動画も需要が高まっています。特に、新製品や新サービスの社内での周知徹底は、従業員の意識向上に大きくつながることでしょう。

以前は、先輩社員や開発部門の担当者が説明を行うことが多く見られましたが、動画にて研修・紹介することで従業員の知識が偏ることがなく、一定の品質をもって伝えられるメリットがあります。製品に寄せられると想定される質問や疑問点なども併せて動画で紹介すると、製品売込みに対する従業員の心の準備もより高まり、販売意欲の向上につながりやすいのではないでしょうか。

④ トップメッセージ
企業の規模が拡大し、従業員の人数が増えていくと企業理念や社長のビジョンが浸透しづらくなる傾向があります。聞くところによると、従業員が50人を超えると従業員と社長・経営陣とのコミュニケーションの割合は低くなり、会社によっては社長が喋っているところを見るのも入社式だけという状況というケースもままあるとのこと。そのため従業員にこれらの浸透させることを課題にしている企業も少なくありません。

社長のメッセージや企業におけるミッション、全社一丸となっての目標を動画にして共有する事は、メールや資料だけでの伝達に比べて、格段に想いが伝わりやすくなります。また動画であればいつでも見れるため、中途入社の従業員にも新入社員に対しても、いつでも同じ動画を共有する事が可能です。

研修動画制作のポイント

研修動画は「研修」いわば「勉強」ということで、内容がまじめなものとなりがちです。そのため再生(視聴)完了率を上げるには、見る人に集中してもらいやすい、要点を押さえた作りを心がける必要があります。

また、視聴者である従業員が動画を見たあとスキルアップできたと実感できるように、制作の段階から工夫を凝らしましょう。そのためには、以下を焦点とすることをおすすめします。

1.動画の目的を明確にする
2.離脱率を下げる工夫をする
3.テキストを用意する
4.視聴者の閲覧環境に配慮する
5.設定値の記録とデータの維持

1.動画の目的を明確にする

研修動画を何のために見るのか、見ることで何が得られるのか、目的を明確にする必要があります。動画の視聴が完了した際に得られる研修のゴールを設定し、視聴者に明確な目的意識を持ってもらうようにしましょう。意味がわからないまま見るのと、「何のために」見るのかわかっていて見るのでは、視聴時の姿勢が大きく変ってきます。

2.離脱率を下げる工夫をする

対面型研修と違い動画視聴による研修では、視聴者は好きなタイミングで見ることができる反面、任意で視聴をやめることも可能です。そのため、一度で最後まで視聴してもらえるように考えて、動画を制作しましょう。具体的には以下のポイントを意識しながら制作することをおすすめします。

・動画1本を10分程度にする
・全カットにテロップ、章の終わりごとに「まとめ」を入れる
・小テストやクイズで確認する

画面を長時間見続けるには体力が必要です。集中力も切れてしまうでしょう。人は、自分の好きなものならば本でも動画でも、長時間見ていられますが、そうでないものに対しては難しい傾向があります。また、人の集中力の持続は、諸説ありますが15分程度と言われます。そのため、動画1本を10分程度、誰しもが集中が続きやすいであろう範囲にし、尺が長くなりすぎないようにしましょう。

そして、聞き逃しや講師の発声のフォローとしてテロップを入れるようにすると、聞き直しの手間がぐっと減り、それに準じたストレスを減らす一助になります。
内容を章で分けている場合などによく用いるのですが、最後に「まとめ」文章カットを挿入すると、重要な点をより明確にでき、理解を深めやすくなるでしょう。

動画視聴は基本的にインプットです。小テストなどを挟んでその度合いを確認することで知識の定着を促せます。小テストを視聴者が負担に感じてしまう場合は、クイズ形式などにするのも効果的です。

3.テキストを用意する

動画で研修を行う際には、動画だけではなく、テキストも用意しておくことをお勧めします。動画視聴は学習の上で効果的なインプット法ですが、動画だけでは伝えたい内容を全て伝えきれないこともあります。
テキストで補足することで、より視聴者の理解を深めやすくなることでしょう。

4.視聴者の閲覧環境に配慮する

視聴者の全員がパソコンやテレビ画面を利用して視聴しているわけではありません。
画面の小さいスマートフォンで視聴する人にも配慮し、テロップの大きさなど、見やすさを意識して編集するようにしましょう。

また、編集した映像を書き出す際には、各種デバイスに対応するよう形式を確認した上で行うようにしましょう。

5.設定値の記録とデータの維持

動画制作の際は、どのようなアプリケーションを使い、書き出しをどのような設定で行ったのかなどを記録しておくことをおすすめします。動画の編集は、撮影時に特殊なことをした、高価なプラグインを用いた、編集スキルに開きがあるなどが無ければ、データを見て引き継げることが多いと思いますが、書き出し用のソフトに何を使用したか、その時の設定値は、となると、記録が無いと困る場合があります。

また、要注意なのが、編集用アプリケーションのバージョンです。バージョンアップにより編集データが開けなくなることや、機能の変更で、以前と同じにならないということが全く無いとは言えません。そのため、繰り返し編集・使用するデータなどは、折に付け新しいバージョンで開きなおして保存し直すなど維持に努めましょう。

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研修動画のまとめ

今回は、社内研修での動画利用に関してご紹介しました。従来の対面式の研修が実施しづらくなってきた昨今、情報が均一化されどこでも受講できる研修動画は、業務効率の向上にも大きく影響し、あなたの会社内の生産性アップが期待できることでしょう。ぜひ、この記事を参考にご検討ください。

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