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ビットレートとは?動画配信とビットレートの関係を簡単紹介

作成:2022/4/1 更新:2022/04/01
ビットレートとは?動画配信とビットレートの関係を簡単紹介

近年、手軽に動画を撮影・閲覧できるスマートフォンや動画配信サイトなどの拡がりにより、企業イメージや商品紹介をはじめ社内研修、e-ラーニング、株主総会の配信などに動画コンテンツを活用する企業が増加してきました。
そんな中、動画コンテンツを作成・配信するにあたって注意したいのが「ビットレート」です。しかし、「ビットレート」に関してよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ビットレートとはどのようなものか、適切なビットレートの目安などについて解説していきます。

ビットレートとは?

ビットレートは1秒間あたりのデータ量(情報量)のことを指し、その単位はbps(Bit Per Second)になります。動画コンテンツにおいては、ビットレートは映像と音声それぞれ割り当てられ、その数値が高ければ高いほどデータ量が大きくなります。
映像ビットレートが高い場合、その動画コンテンツは高画質で精細なものとなり、音声ビットレートが高い場合は、音質が良くなります。しかし、数値が高いと、動画コンテンツの容量も大きくなるため、動画コンテンツを作成者がサーバにアップロードする時にも、視聴者が視聴する時(ダウンロード)にも時間がかかってしまいます。
そのため、動画編集を行なう際、解像度やアスペクト比などの動画サイズを意識するだけではなく、動画を書き出す時のビットレートについても正しい知識を身につけ、注意するようにしましょう。

2種類のビットレート

先にも書いた通りビットレートには「映像ビットレート」と「音声ビットレート」の2種類があります。この両方を合計したものが、動画コンテンツ全体のビットレートで、「総ビットレート(オーバルビットレート)」と呼ばれています。
一般的には音声ビットレートより映像ビットレートの方がデータ量は大きくなります。さらに動画の動きが多い、1秒間のフレームレート(コマ数)が多い、解像度が大きいなどにより映像ビットレートは大きくなることを踏まえておきましょう。

動画の美しさは何で決まる?

動画の美しさは何で決まる?

動画の美しさは画面解像度とフレームレートで決まります。
画面解像度とは動画において、ディスプレイに表示できる画素(ピクセル)の密度のことを指します。横×縦のピクセル数で表示され、この数値が大きければ大きいほど、たくさんの画素でできていることになり、より鮮やかな映像になるのです。
そして、フレームレートとは1秒間に何枚のフレーム(静止画像のコマ)を表示するかを表わします。例えばですが、全く同じ動きを表現する2本のパラパラ漫画を同じ秒数でめくる際、10枚の絵で作った場合と、30枚の絵で作った場合では、30枚の方がより動きを飛ばさずに描け、滑らかに動いているように見えます。それと同じようなものです。
そのため、フレームレートは数値が高ければ高いほど動画の動きが滑らかになります。
この画面解像度とフレームレート、それに見合ったビットレートを設定すると、より美しい動画コンテンツになるわけです。つまり、美しくてきれいな動画コンテンツを制作するには、それに応じたデータ量を確保し、高いビットレートを設定する必要があります(※動画コンテンツを閲覧する機器にもよります)。

適切なビットレートにするには

前の項目で「動画の美しさが何で決まるか」に関してを述べました。しかし、実は、動画コンテンツの内容や、視聴する実機によって適切なビットレートは変わるため、一概に動画を高ビットレートで制作する必要はありません。なぜなら、データ量の大きな映像を作成しようとしても、パソコンのスペックによっては、処理に時間がかかったり、場合によっては処理ができないといったトラブルも発生しかねないためです。
また、作った動画コンテンツをアップロードするサーバによっては、自動的にサーバ側で再エンコード(動画においては圧縮や変換)をかけるものもありますし、映像を配信する機器によっては、流す動画コンテンツの設定があらかじめ決められていることもあります。そのため、実際に視聴してもらう機器の推奨設定を確認の上、画面解像度、フレームレート、ビットレートを決めて作った方が無難です。
動画コンテンツを編集時に大きめに作成して、後から圧縮して書き出しを行うこともできますが、場合により映像が荒れてしまうこともあるようなので、注意しましょう。

ビットレートが高いことのメリット・デメリットとは?

ビットレートを高い値に設定して、動画コンテンツのデータを書き出すと、以下のようなメリットがあると考えられます。

・動きの速い映像でもノイズを発生させることなく配信することができる
・きれいで美しい映像を配信できる
・動画コンテンツの音質が良くなる

また、ビットレートを高く設定し、フレームレートを多くし、動きが滑らかな映像配信も可能になります。

一方、デメリットにはどのようなことが考えられるでしょうか?
ビットレートを高い値にすると、動画ファイルの容量もそれに比例して大きくなります。動画ファイルが大きくなると、以下のようなデメリットが考えられます。

・web上で動画配信時に、視聴する人のインターネット環境によっては再生がうまくいかないといったトラブルが発生しやすい
・視聴の際のインターネット通信量が多くなる
・配信サーバのストレージ容量や配信時のデータ流量に影響を与えてしまう

これらのメリット・デメリット、配信する動画コンテンツの用途や視聴機器の設定を踏まえた上で、ビットレートの数値を決めることをおすすめします。

望ましいビットレートにするためには?

では、ビットレートを適切な値にするためにはどうすれば良いのでしょうか?ここではその方法を具体的に述べていきます。

〇画面解像度を確認しよう

画面解像度の高すぎる動画を制作してしまうと、それだけでデータ量が大きくなってしまい、ビットレートもそれに応じて高くなります。そのため、動画内容によってはむやみに高い画質(大きな縦横サイズ)で映像を作成・編集しない方が、ビットレートを低く抑えられます。

〇フレームレートに注意しよう

フレームレートは編集・書き出し時と同じ値で、動画撮影(時のカメラの設定)も行なうのが一般的です(逆に動画撮影時の設定に、編集・書き出し設定を合わせる場合もあります)そのため、撮影時に、カメラのフレームレート設定を上げすぎないことがポイントになります。フレームレートを上げすぎなければ、それに従いビットレートも低く抑えることができるため、データ容量を押さえやすくなります。

〇コーデックの設定に留意しよう

コーデックとは、映像や音声データの変換や圧縮・伸長する形式のことです。
ここでは、動画コンテンツのVOD配信を前提としますが、映像を動画編集ソフトで編集した後には、それを視聴できるデータファイルにして書き出し、サーバにアップロードしなければ、視聴者は見ることができません。そのため編集したデータを、変換・圧縮・伸長するコーデックを決めて書き出します。
コーデックには、ビデオコーデックと音声コーデックがあり、ビデオコーデックには「MPEG-2」「WMV」「H.264」「H.265」ほか、音声コーデックには「MP3」「WMA」「AAC」ほかさまざまな形式があります。
書き出すコーデックの種類は視聴者が見る媒体や、アップロードするサーバの仕様に準じるのが最適ですが、大抵、複数の種類に対応しています。コーデックの種類により、データの重さや映像の質が変わることがあり、ビットレートが低くても高画質の動画で保存できる場合もあります。
余裕があればいろいろと試して、適切なコーデックに切り替えて書き出しをしてみましょう。

以上、ビットレートについて、いかがでしたでしょうか。
動画コンテンツを作成する際はぜひ、ビットレートについても意識することをおすすめします。

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